ドラマ版のだめカンタービレの新春SPとして「
のだめinヨーロッパ」が2夜連続放送されまして、昨夜はその第2夜の放送がありました。
第1夜は千秋のコンクールがメインでしたが第2夜は恋愛要素も強くいかにもドラマらしい構成になっていたように感じました。僕が印象的だったのはのだめの成長過程という面です。
理論的な勉強をしてこなかったので授業で周りに付いていけない。
千秋のモテモテ写真が送られてくる。
いつかは自分がと思っていた千秋指揮でのコンチェルトを孫ルイに先を越されてしまう。
それらの焦りから自分を見失い、孫ルイのコピーをし演奏するがオクレール先生に一蹴される...。「君はここに何しに来たの?」答えられないのだめ。
ここら辺でのやさぐれ具合は凄かったですね。
国内編のドラマを見てないと掴みづらいでしょうが、のだめはやっぱり演奏が好きだし、聴いてもらうことの喜びもコンクールで知ったわけですよ。しかし今は焦りと混乱でそれを忘れてしまっている。
オクレール先生はちゃんとその辺のことを理解してるんですね。
「すっかりわかんなくなっちゃったみたいだね」と言いつつのだめにリサイタルを提案する先生。もう一度自分自身で思い出させようとするわけです。
先生の助手が代理で見てくれるときは助手はのだめのこと理解してないですから当然厳しくのだめに接します。これでまたへこみますが、オクレール先生は違うw もじゃもじゃ組曲をきっかけにしながらアナリーゼの大切さをのだめに感じさせます。(余談ですが、もじゃもじゃ組曲聴くと川澄ボイスの歌が脳内再生されるんですよねw)
で、教会にミサ曲を聴きに行ったり文献読んだりでモーツァルトの曲の背景を知ったのだめは見事素晴らしい演奏をリサイタルで演奏しましたとさ。
でもラヴェルは独自解釈でした、というオチまでw
いや~でもここはほんと楽しそうだったし嬉しそうだったしよかったですね。さすがオクレール先生、思惑通りという感じでしょうか。
もちろんのだめ単独だけではなく千秋との恋愛ドラマもありその他色々ありで詰め込みすぎなくらいたっぷりと見せてくれた第2夜でしたが、やっぱりこうしてのだめの成長がしっかり描かれていたのが印象的だったんですね。普通にみれば恋愛の方がメインなんでしょうけどねw
詰め込んだ分千秋の長期演奏旅行がすごく短いような感覚がしてしまったりで時間経過具合が捉えづらかったですけど、それでも十分楽しめたしよくやってくれたなぁと思います。
もうドラマ版はこの続きはないんだろうなぁ...。でもいつかまた続きを見たいですね!