スイーツ甲子園優勝のケーキ。
昨日は、岡山山陽高校での講演でした。山陽高校には、毎年新一年生に入学からほどなくの時に講演に行っています。毎年のようにこの高校について書いていますが、とっても好きな高校です。
自動車専攻の生徒による水陸両用車を見せていただいたり、、機械科の生徒によるお好み焼きの鉄板にうーんとうなったり。いつも行く度になんらかの感動があります。生徒たちがキラキラしている学校です。
そこで、なんと今年は講演後にこのケーキを戴きました。なんとなんと。このケーキは、そう。
この垂れ幕にもあるように、昨年のスイーツ甲子園で優勝した、そのケーキなのです。それをわざわざ作っていただいたのですね。スイーツ甲子園で優勝したことは知っていましたが、そのケーキをまた作って下さるなんて思ってもいませんでしたので、ほんとうにうれしくて。しっかり味わいながら、ゆっくり戴きました。
スイーツ甲子園についてはぜひここをご覧ください。生徒たちがどんなケーキをどんな思いを込めて作ったか、詳しくアップされています。決勝戦で作ったこのケーキ、横から見ていただくとわかるように、何層にもなっています。チョコレートのムース、杏のムース、その中には小さく切ったパイナップルが入っています。一番上は紅茶のムース。そして薄いチョコレートが二層に。これはぱりぱりとした食感を与えます。上に載っているのは、小さいマドレーヌとホワイトチョコ。マドレーヌは、授業で作ったマドレーヌを東北の被災地に送った、それを再現してあります。その時のメッセージとお礼がホワイトチョコに書かれています。
校長先生によると、決勝で作られたケーキの中では一番地味ではなかったかと。でも、その味のハーモニーが素晴らしかったです。コンセプトは「高校生活」。彼らにとっては、素晴らしい高校生活になったことでしょう。そして、それはこれから将来ずっとつながって行く感動なのが、また素晴らしいですね。賞品はヨーロッパ旅行で、もう生徒たちは行ってきたそうです。このケーキは、文化祭で販売したところ、人が殺到して大変な騒ぎだったと聞きました。
昨年にここに来た、そのあとで見た校長先生のブログで、修学旅行でヨーロッパに行ったときに鼻血を出して鼻に詰め物をしてシェフと共に写真に写っていた生徒さんは、卒業後辻料理学園に行き、今度一年間フランスに行くそうです。もう一人、憧れのチョコラシエに会って大泣きした生徒、泣き顔で写真に写っていました。その彼は東京のイタリアンのレストランに行っていると聞きました。その二人とも、今回のスイーツ甲子園の応援に来てくれたそうです。
将来の夢を、15才でしっかりとつかんでまっしぐらに高校生活を送っている彼らに拍手です。
講演は音楽ホールで。高校に入学したとたん、私の話を二時間も聞かされて、さぞびっくりしたことと思います。これからの三年間を、どうぞしっかり楽しんで過ごしてね、との思いを込めて話しました。
生徒さん、校長先生をはじめ、学校の先生方、皆様に感謝します。そう、わざわざケーキを作っていただいた生徒さんたち、講師の先生にも感謝します。
また、来年の講演の日程をもう入れていただきました。ありがとうございます。
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コメント
昨年の日記で学校のHPにお邪魔して、拝見したインパクト大のお写真よ~く覚えています♪
(面白いんだけど、感動もありました!)
目標を持って学べる環境が素晴らしく、
ケーキもとっても美味しそうです
一年後の講演も楽しみですね~(o^-^o)
投稿: sako | 2012年4月13日 (金) 14時18分
sakoさま
私も、ほんとうに大笑いしました。でも、高校時代にこれだけ感動することができたということは、すごいことだと思います。好きな高校です。また、縁ある限り行かせていただきたいと思っています。いつもコメントありがとうございます。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2012年4月15日 (日) 07時37分