JASRACシンポジウム20041126
ジャスラックのシンポジウムが26日に開催された。
この日は東京にいたにもかかわらず、出られなかったが、詳しい内容は以下のページで読める。
基調講演:「著作権法改正は“大技”ではなく“中技”で着々と」文化庁吉川氏
最初の方の記述がはっきりしないのだが、ネット配信が日本で普及してない理由は需要が少ないからなどとかかれているので、驚いた。
私的には、端的にiTMSのサービスが日本で利用できないからなのだが。
「音楽はネット配信でかなり変わるが、当面はCDと並存」レーベルゲート高堂氏
これにはほぼ同感だ。
しかしネット配信ではダウンロードして聞くだけの、要するに既存の流通をネットで、という発想にとどまっているところに限界がありそうだ。
例えば、音楽のストリーミング配信サイトを作り、ウェブページやブログページの作成者が有料でリンクを貼ることにより、ページ訪問者が自動的または選択的に音楽を聴けるようにするとか、あるいはそれをネット配信の広告とすることで売り上げにつなげ、有料リンク利用者にも還元するとか(アフィリエイト型)、考えてはどうか。
パネルディスカッション音楽ネット配信の普及は「CDよりもメリットが感じられるか」が鍵に
と思ったら、この記事の中でも「津田氏は「たとえばAmazonの売上の多くをアフィリエイトが占めているように、ネットワークで音楽を『おすすめする』というパワーは使えるのではないだろうか」とした。」という記述があった。
音楽は、別に一曲丸ごと提供するかどうかの選択肢しかないわけではなく、プロモーションビデオの伝統もあるのだから、ネット時代にふさわしい利用形態をコンテンツビジネスの側から提案して売り出していく営業努力が必要なのだ。
ちなみに、関連サイト
JASRACが権利侵害
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