ご縁のあった人たち

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2025年5月11日 (日)

親の立場になるために

昨日書いた交流分析の親子関係について: 勉強の方法補充にもう少し補足しておく。

昨日の

親と言っても

命令に従わせるCP

思いやりあるNP

は違う

で指摘した、思いやりある親の育て方について、もう少し考えて見た。前に書いた親子関係にもう一つ(交流分析の発想): 勉強の方法補充では、中身がないVP(空虚な親)が、困ると指摘した。この逆を考えると

広く全体像を見て
細部の条件も理解

が、思いやる親の立場として出てくる。

こうした全体像の描き方には

物語として描く
絵として描く
ゲームとして実現

等がある。

現在のIT環境は、このような作業を補助しているように思う。

2025年4月28日 (月)

Fラン大学についてもう一つの視点

これまで色々と書いているFラン大学問題だが、昔書いた記事で新たな視点が見つかった。

人在活用について: 勉強の方法補充

つまりここで書いている

  10%の皆を引っ張る      人財
    20%のそこそこ仕事のできる  人材
  40%の指示待ち追従       人在
  20%の御用済み        人済
  10%の皆の足を引っ張る    人罪

と言う発想で考えると

Fラン大学の義務教育訓練

は、上記の「人在」活性化につながるのではと思う。

ある大学の先生は

論文やレポートが書けないから

学生にローマ字から教えた

と言う話がある。これは、現在の社会において

仕事に必須の日本語入力

の基本訓練である。

昔なら、職人仕事の訓練は、会社で行うことが出来た。逆にそこでしか出来なかった。

今では、多くの仕事はパソコン画面で行う。

そのための基礎スキルを、Fラン大学が鍛えている。こうした見方もあるのではと思う。

2025年4月14日 (月)

正しい政治のあり方は?

昨日までの議論で

民主主義は皆に責任
自分だけの利権誘導では潰れる

と言う議論を行った。そこで、こうした状況を改善するためには、どのような方法があるか考えた。

一つの提案は

あるべき姿の提案を行い
それらを戦わせ評価する

と言う政治手法である。

現在のようなネット社会では、色々な形での情報発信が可能になる。そこで

政策の概要
そこで実現する社会像
メリットとデメリット

をオープンにして、大衆の意見を吸い出す。このような方法で

大衆の参加意識と責任感

を引き出す政治が出来ないだろうか。例えば

原発を止めた世界像

等を描きそれでも脱原発かという議論が、きちんと行えるようにすべきではないかと思う。

2025年4月10日 (木)

瞑想について

瞑想は、何のためにするのだろう?

一つの目的は、自分の心との向き合いである。これは現在も色々と言われている。心身との向き合いという場合もある。

しかし私はもう一つ、イメージ化による思考という側面があると思う。

現在社会は、西洋文明的な科学思考教育が充実し

言葉だけで論理的に思考

が出来る人が多い。そこで

イメージ的思考

の力が弱くなっている。

しかし、昔の社会を考えれば

紙も貴重

だった時代に

絵や図で伝えるのは
自分でイメージ化しかない

状況だったと思う。

これを考えると、阿弥陀如来の極楽浄土を観る、観想念仏の重要性も解るだろう。

2025年3月26日 (水)

現在のイメージ的伝達

昨日書いた
明治以前の議論は物語世界でのイメージ: 勉強の方法補充
で指摘したが

物語世界上でのイメージで納得が
日本的な大衆巻き込み

に有効に働いている。これは現在でも

表面的には科学的論理
心の底はイメージで納得

と言う形で残っている。

さて、ここで大事な

昭和の時代までは
物語を作り伝えるのは大仕事

であり

多様な物語を作るのは難しい

状況を明確にすることである。つまり

一つの物語に固執した議論

になっていく。そこでは

異論の抑圧

が行われる。つまり

せっかく皆が納得したことに反論するな

と言う発想である。

さて、現在の状況は

AIなどの助けでイメージ作りが楽

になっている。そこでは、多様な状況を提示することが可能になっている。現在も、富士山噴火の危険性が議論されているが、これは昭和の時代なら、押さえつけられた議論ではないかと思う。

この変化をもう少し見ていきたい。

2025年3月17日 (月)

視野の狭さについてもう少し

このブログで書いている

視野の狭さ

の一つの理由は

使いやすい情報
手に入りやすい情報

に縛られているからである。前世紀の統計の入門書のジョークに

アメリカの大統領選挙の予想を
電話アンケートで行い
XX候補の有利と判定

しかし

結果は大外れ
理由は
当時の電話保有層は少なく金持ちばかり
で支持政党も偏っていた

と言う話がある。

これと関連して

物理学者に
夜道で財布を落としたらどこを探すか?

と聞くと
街灯の下を探す
理由は「そこしか見えない」

と言う話もある。ここで物理学者と言っているが

現在の学者の発想は
自分の理論知識の光が当たるところを探す

と言う一般論が成立するように思う。これで良いのだろうか?

2025年3月16日 (日)

視野の狭さについて

昨日書いた自分の視野が狭くなっていないか?: 勉強の方法補充について、もう少し考えた。

今回は、逆に昔の方が視野が狭かった反省である。一つの事例は

任天堂に関する浅い理解

である。私が1990年代の社員教育に従事した時代には

スーパーファミコン任天堂の陰謀: ソニー・松下を越えた世界企業の光と影 (カッパ・ビジネス)

等の情報から

任天堂の成功

ばかりを見ていた。しかし現在は

任天堂 - Wikipedia

日本経済がダメでも、巧みな経営戦略で成長を続ける「4つの日本企業」を実名とともに完全解説!

等の情報があり

色々な紆余曲折

も見えてくる。現在社会は

情報入手が楽になった
ので
多面的な見方が出来る

可能性がある。

これを活かすか活かさないかは、個人の知恵の働きになってくると思う。

2025年2月19日 (水)

現在に活きる専門家

現在社会は

情報独占の優位は難しい

状態になっている。つまり、ネット社会、特にSNSの普及は、色々な立場からの発言が、多くの人に触れるようになっている。

従って

専門家の立場が弱い

と言う状況もでている。

私はこの問題も

昭和の発想での専門家の凋落

があると思っている。昭和の時代なら

原書が輸入されたらそれを買い占め
身内をアメリカ留学させそこで得た情報を日本で発表

などで

学会の大家

と言う地位を守った「大先生」もいた。今時これは通用しない。英語が出来れば、アメリカの大学の講義録など直接見ることが出来る。

さて、ここで

専門家の値打ち

はどのように示すべきだろう。

一つの切り口は

専門知識と現実の対応
専門知識の成立条件を知り適切に適用

がある。もう一つは

厳密思考の方法論を見せ
ここまで検討するから専門家

と言う値打ちを示す方法である。

両者には

科学哲学による議論基底

が必要だと思う。

2025年2月12日 (水)

オールド・メディアの凋落とトランプ勝利

昨日の
「法の支配」の押しつけ弊害: 勉強の方法補充
に関連して、兵庫県知事選挙などで見た

オールド・メディアの凋落

の一つの理由が見えてきた。

つまり

自己の理念の押しつけ
高尚な思考力を持つという思い上がり

現実を見ない

傾向が、オールドメディアにあるのではないか。今回はリベラル側の発言だったが、保守系でも、故人となったがY新聞のW主筆等の行動には

知識あるメディア人は
一般人には見えないモノが見えている
従って
一般人を導く

と言う思い込みの匂いがしていた。

これに対する反発は、SNS時代になら大きな波となっている。

これが形になったのが、アメリカの大統領選挙であり、兵庫県知事選挙でないかと思う。

2025年2月 8日 (土)

多面的な見方と棲み込みそして創造

文化人類学者の川田順造が提案した『文化の三角測量』は、一面的な見方への対策として効果がある。

川田順造 - Wikipedia

しかし、こうした三角測量の発想は、山本七平にもある。彼は、旧陸軍の砲術将校だったので、砲弾観測で使う三角測量を、色々な文化比較に使っている。

さて、こうした

多面的な見方

と比べて、単一的な見方は、劣っているのだろうか?

私の考えでは

一つの世界に棲み込む効果

いわゆる客観視では見えないモノが見える

と考えている。確かに多面的な見方、一つの価値にこだわらない見方は、必要である。しかし多面的に捕らわれすぎてはいけない。

しかし、本当に力が付くのは

その世界を創り上げる

レベルの思考力ではないかと思う。創り上げたモノなら、色々な判断が出来る。このレベルまで考え抜くことが出来ないか?

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