J3+ (簡易版)

◆ まとめ

2勝1敗1分けの松本山雅がホームで昇格組のV・ファーレン長崎と対戦したが、1対1の引き分けに終わった。長崎は4節で富山に1対0で勝利してJリーグ初勝利を挙げたが、この試合も後半20分にFW水永のヘディングシュートで先制に成功し、終盤までリードを保っていたが、後半33分にDF藤井が退場になって、さらには、終了間際にPKを取られて、リードを守りきることはできなかった。2連勝が目前に迫っていたので、長崎の高木監督にとっては、残念な試合となった。


(得点経過)

　：後半20分 水永 翔馬（V・ファーレン長崎）
　：後半45分 船山 貴之（松本山雅）


(総評)

ともに4節はいい形で白星を挙げているが、この日は、強風に悩まされた。両チームともロングボールを有効に使って攻撃を組み立てるチームなので、難しい条件での試合となったが、後半20分に長崎が先制する。ゴールを決めたのは、J2の序盤戦で活躍が目立っていて、注目のフォワードの1人になっているFW水永だったが、後方から来たロングボールをDF飯田に競り勝ってゴールに沈めた。DF飯田はJ2では屈指の高さを誇るCBと言えるが、その選手に競り勝ってゴールを決めるのだから、すごい選手である。

一方の松本山雅はFW長沢、MF北井と新加入選手をスタメンで起用してきたが、前線の3人のコンビネーションは今一つだった。後半10分にFW塩沢を投入すると、いい流れになったが、現状のFW長沢だと松本山雅の1トップ役としては十分ではない。FW塩沢とMF船山の2人は問題ないので、トライアングルの3人目の選手とバックアップメンバーを見つける必要があるが、今のところ、FW長沢も、MF北井も期待に応えるプレーはできていない。

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(松本山雅：選手採点)


　GK 白井 裕人　6.0

　　→　風の強い難しいコンディションだったが大きなミスは無かった。

　DF 川鍋 良祐 (後半25分 out)　6.0

　　→　5試合連続スタメン。レギュラーを確保しつつある。

　DF 飯田 真輝　5.5

　　→　高さをウリにしている選手なので、失点シーンは悔やまれる。

　DF 多々良 敦斗　5.5

　　→　フィードはイマイチだったが、堅実な守備は相変わらず。

　MF ユン・ソンヨル　6.0

　　→　積極的な姿勢は良かった。

　MF 喜山 康平　6.0

　　→　初スタメン。悪くはなかったが、強烈なアピールはできず。

　MF 玉林 睦実　5.5

　　→　ゴール前に入っていくタイミングは良かった。

　MF 楠瀬 章仁　5.5

　　→　こういう選手がアウトサイドにいると、ボールの流れはスムーズになる。

　MF 北井 佑季 (後半30分 out)　5.5

　　→　船山との関係は十分ではない。棲み分けができていない。

　MF 船山 貴之　6.0

　　→　エースの自覚が感じられるようになってきた。

　FW 長沢 駿 (後半10分 out)　5.0

　　→　タイプは異なるので、単純には比較できないが、FW塩沢との差は大きい。

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　FW 塩沢 勝吾 (後半10分 in)　6.0

　　→　この選手がいるか、いないか、大きな差となってあらわれる。

　MF パク・カンイル (後半25分 in)　6.0

　　→　最後に仕事をしたが、自分の良さを出せているとは言い難い。

　MF 鐡戸 裕史 (後半30分 in)　5.5

　　→　ビハインドの展開で攻撃を期待されたが、大きな変化は生み出せず。

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(V・ファーレン長崎：選手採点)


　GK 金山 隼樹　 6.0

　　→　経験のある選手ではないが、 191センチの高さは魅力。

　DF 藤井 大輔 (後半33分 退場)　5.0

　　→　退場したシーンは微妙なジャッジだったが、1枚目のイエローは余計だった。

　DF 山口 貴弘　6.0

　　→　精度の高いパスは見事。攻撃でも光った。

　DF 下田 光平　6.0

　　→　血を流しながらのプレー。ガッツは見事だったが、ハンドはアンラッキーだった。

　MF 岩間 雄大　 5.5

　　→　テクニックがありそうには見えないが、足元もまずまず。

　MF 井上 裕大 (後半37分 out)　6.0

　　→　こぼれ球を拾おうとする意識は高かった。

　MF 小笠原 侑生 (後半37分 out)　5.5

　　→　ロングスローは武器となった。クロスの精度は低かった。

　MF 古部 健太　6.0

　　→　サイドから仕掛けたときは、かなりの確率で打開できる。

　MF 佐藤 洸一　5.0

　　→　下がり目でプレー。ゴールに絡む活躍が期待されるが、存在感は無かった。

　MF 金久保 彩 (後半46分 out)　5.5

　　→　攻撃に変化を加えることを期待されているが、消える時間が長かった。

　FW 水永 翔馬　6.5

　　→　注目のゴリゴリ系のフォワード。空中戦の強さは見事で、先制ゴールをゲット。

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　MF 前田 悠佑 (後半37分 in)　なし

　　→　守備固めで投入されるが、リードを守りきることはできず。

　MF 山田 晃平 (後半37分 in)　なし

　　→　劣勢の展開となったので、前でボールをキープして時間を稼ぎたかった。

　MF 佐藤 由紀彦 (後半46分 in)　なし

　　→　いろいろな思いを背負ってアルウィンでプレーすることになった。
　

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