PCの基本!スペック(性能)の見方を初心者にもわかりやすく解説
- パソコンの買い方入門
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『スペック(性能)の見方を理解してパソコンを賢く選んでみよう』(最終更新:2017年4月)
「初心者のPC購入!選び方のポイントと注意点」の記事でパソコンの選び方について説明しましたが、メーカーや製品をある程度絞り込めたら「スペック(性能)」について考えていきます。
パソコンを買う際に最も重要なのがこの部分です。なぜなら、これをもとに価格を比較していくことになるからです。
でも、各部品の意味やスペックの違い がよくわからないと、どのように比べたらいいのかがわかりません。用語も難しかったりするので、諦めがちになっている方も多いと思います。
そこで今回は、パソコンの構成についてわかりやすくまとめました。少し長いですが最後まで読んでいただければ必要なことは一通り把握できると思います。
パソコンの選び方を左右する大切なポイントになるので、この機会に選ぶ楽しさを知って世界を広げてみると良いかもしれません。それでは、早速見ていきましょう。
まずは、パソコンの仕組みを大まかに理解しておくとわかりやすいと思うので、簡単に説明したいと思います。家電量販店やインターネットでパソコンを買うときも、これらのことを頭に入れておくと選びやすくなるはずです。
パソコンに詳しくない方でも理解しやすいように、PCを会社にたとえてみましょう。すると、各パーツは以下のようになります。
◆OS=社長(兼翻訳家)
◆CPU=社員(頭脳)
◆ハードディスク(HDD)=本棚
◆メモリ=作業机
◆ディスプレイ=あなたが社長に指示を出すテレビ
◆グラフィックボード=テレビを映すための部品
◆LAN=電話
◆光学式ドライブ=駐車場1
◆USB=駐車場2
◆シリアルポート=駐車場3
これらはパソコンを構成する最も重要な部分です。また、購入する際はこの他にも以下のものも確認するようにします。
◆キーボード
◆マウス
◆タッチパッド
◆マイクロソフトオフィス
◆セキュリティソフト
◆スピーカー
◆Webカメラ
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
OSとは、オペレーティングシステム(Operating System)と呼ばれるソフトウェアのことです。たとえば、「Windows」や「Mac」などのソフトウェアがこれにあたり、パソコンを動かす土台の役割を果たします。
パソコンには、CPU・HDD・メモリといった「ハードウェア」と呼ばれる部品があります。実際に手で触れることができる固いものなのでハードウェアと覚えておきましょう。
私たちがこれらの部品を動かすには、コンピューターに指示を出さなければならないのですが、そのためにはコンピュータが理解できる言葉を使って伝える必要があります。この手助けをしてくれているのが「オペレーティングシステム(Operating System)」と呼ばれるソフトウエアです。
文章を作成したり、保存したり、保存した文章を開いたり、インターネットで検索したり、メールを送ったりなどなど、さまざまな作業をパソコンを使って行いますが、これはすべてOSが作業を簡単にできるようにサポートしてくれているからなんです。
言い換えると、私たちがコンピューターに伝えたい内容を翻訳してくれているようなものです。逆にこれがないと簡単に伝えることはできません。つまり、人と機械を繋ぐ重要な役割を担っているわけですね。リーダーのような存在なので、ここでは社長にたとえます。
CPUは会社で働く社員のようなもので、頭脳としての役割を果たしています。
私たちが出した命令をOS経由で受け取って計算したり、各ハードウェアに指示を出してパソコンを動かしてくれます。「Core i5」とか「Core i7」といったものがこれにあたります。
性能の高いものを選ぶと頭の回転が速いので、仕事をどんどん片づけてくれます。逆に性能の低いものだと処理速度がゆっくりになるので少し時間がかかります。
ちなみに、CPUのことを「プロセッサ」とか「中央処理装置」とも言います。詳しくは、「CPUとは何か?初心者にもわかりやすく解説」でまとめましたので、こちらを参考にしてください。
HDDは本棚のようなもので、たくさんの情報を記憶して保存する部品です。「500GB」とか「1TB」といった形でその大きさが表されています。
容量が大きければ本棚は大きくなるので、たくさんの本や資料を保管することができます。逆に容量が小さいと本棚も小さくなるので、収納できる量も少なくなってしまいます。
最近は本棚の情報を高速に出し入れすることができる「SSD(MLC)」というものもあります。詳しくは、「HDDとSSDの違いとは?初心者にもわかりやすく解説」でまとめましたので、こちらを参考にしてください。
メモリとは社員が作業する机のようなものです。本棚から本や資料を持ってきてこの机の上で作業をするわけです。この机の大きさは「4GB」とか「8GB」といった形で表します。
具体的にどのような使い方をするのかというと、たとえばあなたがパソコンでExcelを開いて、データを確認しながら会計ソフトに記帳していく作業をしていたとしましょう。同時にメールソフトも開いて、こちらも常にチェックしながら作業をしていたとします。すると、3つの作業を同時に行っていることになりますよね。
作業に使う道具は全て本棚(HDD)に置いてあるのですが、本棚のところまで行って複数の作業を立ったままするのは大変です。
そこで、必要なものを全て机の上に一旦持ってきて、机の上に広げて作業をすれば効率よく仕事を行うことができます。ここで使われるのがメモリです。
容量が小さいものを選んでしまうと机も小さくなってしまうので、一度にたくさんの作業ができなくなり、毎回本棚まで足を運ばなければならなくなってしまいます。つまり、パソコンの動きが遅くなります。逆に容量を大きくすると、たくさんの仕事を同時にこなせるようになるので、快適に使えるようになるわけです。
基本的に容量のみを確認して選べば問題ありませんが、詳しく知りたい方は、「メモリとは何か?初心者にもわかりやすく解説」でわかりやすくまとめましたので、こちらを参考にしてください。
ディスプレイは会社の中を映すテレビのようなものです。パソコンに入れた情報がどこにあるのかを探したり、取り出して中を見たりすることができます。
画面の大きさもバリエーションが豊富で、「14型」や「23型」といった書き方でその大きさが表されています。
ノートパソコンを選ぶ際は、軽さを重視するあまり画面の小さいものを選んでしまう方もいるかもしれませんが、画面が小さくなると文字や画像も小さく表示されるので見えにくくなったり、作業がしづらくなるなどのデメリットがあります。逆に大きいディスプレイだと見やすく、作業も楽に行えます。
また、明るさや発色、反射するかしないかなどの違いがあるので、用途に合わせて選ぶことが大切です。詳しくは、「モニタ・プリンタ入門」のカテゴリでわかりやすくまとめましたので、こちらを参考にしてください。
グラフィックボードとは、ディスプレイに何を表示させるかの命令を出す部品のことです。「NVIDIA GeForce」や「AMD Radeon」といった名前を目にすると思いますが、これがグラフィックボードにあたります。
ただし、これはパソコンで3Dを扱う人が必要とする部品なので、これらの作業を行わないのであれば必要ありません。たとえば、高度なグラフィック処理や3Dゲームなどを行わないのであれば必要ないということです。
パソコンのメイン基盤のチップ(チップセット)には、既にグラフィック機能が内蔵されているので、3Dを使わないのであればこれで十分です。詳しくは、「グラフィックボードの基本!種類と性能の違い」でわかりやすくまとめましたので、こちらを参考にしてください。
LANとは、インターネットに繋げる機器のことをいいます。電話にたとえると、自宅でコードを繋げている固定電話を「有線LAN」と言い、コードを繋げない携帯電話を「無線LAN」と言います。線があるから有線、線がないから無線(ワイヤレス)というわけですね。
基本的にノートパソコンは有線と無線の両方に対応していますが、デスクトップは無線に対応していないものがあります。
あなたがどのような形でインターネットに接続するのかを考えて、無線が必要かどうかを判断してみましょう。
光学式ドライブは駐車場のようなもので、「スーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書込)」や「Blu-rayドライブ」といったものがこれにあたります。
もっとわかりやすくするために、DVDやBlu-rayをトラックに例えてみましょう。
トラックにはたくさんの情報を積むことができたり、積んでいる情報を降ろしたりすることができますが、それには積み下ろしするための駐車場が必要になります。
この駐車場に当たるのが光学式ドライブです。これがないとパソコンとの間で情報のやり取りができません。
近年は、映画や音楽のソフトウェアをダウンロードさせてデータのみを販売する形式に変わってきましたが、まだまだCDやDVDなど形のあるものを購入する方が安心という人も多いと思います。このようなときに光学式ドライブを使うことが多いので、必要であれば搭載されているかを確認しておきましょう。
また、データの保存にDVD-Rなどを使いたいときも同様です。光学ドライブがないとDVD-Rなどの光学メディアにデータを保存することができないので、忘れずに確認しておきましょう。
ただし、光学ドライブにもいろいろな種類があるので選ぶ際には注意が必要です。詳しくは、「光学ドライブと光ディスクとは?初心者にもわかりやすく解説」でまとめましたので、こちらを参考にしてください。
USBは別のタイプの駐車場で、「USB 2.0ポート」とか「USB 3.0ポート」といった表記がなされています。
マウスやキーボード、プリンター、スキャナー、デジタルカメラ、外付けハードディスク、フラッシュメモリなどを繋げることができ、これらの機器と情報をやり取りをする際に必要となります。
基本的にどのパソコンにも複数付いているので心配いりません。
シリアルポートとは、プリンタやスキャナなどの周辺機器を接続する駐車場のことです。
近年はUSBポートで繋げることが多いのであまり使うことはありませんが、USBと同様についているものもあります。
コンピューターに文字を入力する装置のことです。
机上で滑らせて、ディスプレイ上の矢印(カーソル)を動かして指示を出す装置のことです。
カーソルを移動させるのに「ボール式」と「レーザー式」の2種類があります。今はレーザー式の方が主流ですね。
また、ケーブルを使って接続する有線タイプと無線タイプがあるので自分に合ったものを選びます。
タッチパッドとは、マウスの代わりにボードを指でなぞることでカーソルを移動させ、動作の指示を出す入力装置のことです。
ノートパソコンにはあらかじめ本体に埋め込まれていていますが、デスクトップPCでもトラックパッドを外付で取り付けることができます。(Wikipedia:タッチパッド)
オフィスとは、文書(Word)や表計算(Excel)、プレゼンテーションの資料(PowerPoint)などを作成することができるソフトウェアのことです。
仕事で使うパソコンであれば、購入しておくことをお勧めします。パソコンを購入するときにあらかじめ入っている「プリインストール版」と、後から別途購入してインストールする「パッケージ版」の2種類に分かれています。
ウイルス対策ソフトとは、パソコンをウイルスやスパイウェアなどの脅威から守り、安全性を高めるソフトウェアのことです。
コンピューターも人と同じように、ウイルスなどの悪意を持ったプログラムに感染して病気になることがあります。感染すると様々な問題が生じて大変危険です。
そのため、風邪にかかるのを予防したり、感染したときはウイルスなどを除去する処置をしなければなりません。これを行ってくれるのが「ウイルス対策ソフト」です。
いろいろな種類があるので、特徴を把握して選ぶ必要があります。詳しくは、「ウイルス対策ソフトはいらないのか?」の記事でまとめましたので、こちらを参考にしてください。
音楽や映画を楽しまないのであればこだわる必要はありませんが、音を楽しみたいのであれば性能の良いものを選ぶ必要があります。
確認するのは、デスクトップPCの場合はディスプレイに付いているスピーカーを確認し、ノートPCは本体に埋め込まれているスピーカーを確認するようにします。
しかし、私も何台かパソコンを買い替えてきましたが、驚くほど音が良いというものは少ないです。
なので、こだわりたい方は外付けで購入して取り付けることをお勧めします。この選び方であれば、パソコンを選ぶ際にスピーカーで悩むこともなくなるので選びやすくなります。(Amazonなら品揃えも豊富:PCスピーカー)
Skypeを使って会議をしたり、遠方にいる家族や友人・知人とビデオチャットを楽しみたい方は、Webカメラが内蔵されているものを選んでおきましょう。もちろん、後から外付けで取り付けることもできます。(Amazon:ウェブカメラ)
以上、スペック構成についてはこんな感じです。なんとなくわかっていただけたでしょうか。パソコンを選ぶ際に一番悩むのはこの部分になるので、ポイントを押さえて選ぶようにしてみると良いかもしれません。参考にしてください。
パソコンの買い方について詳しく知りたい方は、「初心者のPC購入!選び方のポイントと注意点」です。
「初心者のPC購入!選び方のポイントと注意点」の記事でパソコンの選び方について説明しましたが、メーカーや製品をある程度絞り込めたら「スペック(性能)」について考えていきます。
パソコンを買う際に最も重要なのがこの部分です。なぜなら、これをもとに価格を比較していくことになるからです。
でも、各部品の意味やスペックの違い がよくわからないと、どのように比べたらいいのかがわかりません。用語も難しかったりするので、諦めがちになっている方も多いと思います。
そこで今回は、パソコンの構成についてわかりやすくまとめました。少し長いですが最後まで読んでいただければ必要なことは一通り把握できると思います。
パソコンの選び方を左右する大切なポイントになるので、この機会に選ぶ楽しさを知って世界を広げてみると良いかもしれません。それでは、早速見ていきましょう。
パソコンの仕組みを理解してみよう
まずは、パソコンの仕組みを大まかに理解しておくとわかりやすいと思うので、簡単に説明したいと思います。家電量販店やインターネットでパソコンを買うときも、これらのことを頭に入れておくと選びやすくなるはずです。
パソコンに詳しくない方でも理解しやすいように、PCを会社にたとえてみましょう。すると、各パーツは以下のようになります。
◆OS=社長(兼翻訳家)
◆CPU=社員(頭脳)
◆ハードディスク(HDD)=本棚
◆メモリ=作業机
◆ディスプレイ=あなたが社長に指示を出すテレビ
◆グラフィックボード=テレビを映すための部品
◆LAN=電話
◆光学式ドライブ=駐車場1
◆USB=駐車場2
◆シリアルポート=駐車場3
これらはパソコンを構成する最も重要な部分です。また、購入する際はこの他にも以下のものも確認するようにします。
◆キーボード
◆マウス
◆タッチパッド
◆マイクロソフトオフィス
◆セキュリティソフト
◆スピーカー
◆Webカメラ
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
OS(Operating System)とは?
OSとは、オペレーティングシステム(Operating System)と呼ばれるソフトウェアのことです。たとえば、「Windows」や「Mac」などのソフトウェアがこれにあたり、パソコンを動かす土台の役割を果たします。
パソコンには、CPU・HDD・メモリといった「ハードウェア」と呼ばれる部品があります。実際に手で触れることができる固いものなのでハードウェアと覚えておきましょう。
私たちがこれらの部品を動かすには、コンピューターに指示を出さなければならないのですが、そのためにはコンピュータが理解できる言葉を使って伝える必要があります。この手助けをしてくれているのが「オペレーティングシステム(Operating System)」と呼ばれるソフトウエアです。
文章を作成したり、保存したり、保存した文章を開いたり、インターネットで検索したり、メールを送ったりなどなど、さまざまな作業をパソコンを使って行いますが、これはすべてOSが作業を簡単にできるようにサポートしてくれているからなんです。
言い換えると、私たちがコンピューターに伝えたい内容を翻訳してくれているようなものです。逆にこれがないと簡単に伝えることはできません。つまり、人と機械を繋ぐ重要な役割を担っているわけですね。リーダーのような存在なので、ここでは社長にたとえます。
CPU(Central Processing Unit)とは?
CPUは会社で働く社員のようなもので、頭脳としての役割を果たしています。
私たちが出した命令をOS経由で受け取って計算したり、各ハードウェアに指示を出してパソコンを動かしてくれます。「Core i5」とか「Core i7」といったものがこれにあたります。
性能の高いものを選ぶと頭の回転が速いので、仕事をどんどん片づけてくれます。逆に性能の低いものだと処理速度がゆっくりになるので少し時間がかかります。
ちなみに、CPUのことを「プロセッサ」とか「中央処理装置」とも言います。詳しくは、「CPUとは何か?初心者にもわかりやすく解説」でまとめましたので、こちらを参考にしてください。
HDD(ハード・ディスク・ドライブ)とは?
HDDは本棚のようなもので、たくさんの情報を記憶して保存する部品です。「500GB」とか「1TB」といった形でその大きさが表されています。
容量が大きければ本棚は大きくなるので、たくさんの本や資料を保管することができます。逆に容量が小さいと本棚も小さくなるので、収納できる量も少なくなってしまいます。
最近は本棚の情報を高速に出し入れすることができる「SSD(MLC)」というものもあります。詳しくは、「HDDとSSDの違いとは?初心者にもわかりやすく解説」でまとめましたので、こちらを参考にしてください。
メモリ(メモリー)とは?
メモリとは社員が作業する机のようなものです。本棚から本や資料を持ってきてこの机の上で作業をするわけです。この机の大きさは「4GB」とか「8GB」といった形で表します。
具体的にどのような使い方をするのかというと、たとえばあなたがパソコンでExcelを開いて、データを確認しながら会計ソフトに記帳していく作業をしていたとしましょう。同時にメールソフトも開いて、こちらも常にチェックしながら作業をしていたとします。すると、3つの作業を同時に行っていることになりますよね。
作業に使う道具は全て本棚(HDD)に置いてあるのですが、本棚のところまで行って複数の作業を立ったままするのは大変です。
そこで、必要なものを全て机の上に一旦持ってきて、机の上に広げて作業をすれば効率よく仕事を行うことができます。ここで使われるのがメモリです。
容量が小さいものを選んでしまうと机も小さくなってしまうので、一度にたくさんの作業ができなくなり、毎回本棚まで足を運ばなければならなくなってしまいます。つまり、パソコンの動きが遅くなります。逆に容量を大きくすると、たくさんの仕事を同時にこなせるようになるので、快適に使えるようになるわけです。
基本的に容量のみを確認して選べば問題ありませんが、詳しく知りたい方は、「メモリとは何か?初心者にもわかりやすく解説」でわかりやすくまとめましたので、こちらを参考にしてください。
ディスプレイ(モニター)とは?
ディスプレイは会社の中を映すテレビのようなものです。パソコンに入れた情報がどこにあるのかを探したり、取り出して中を見たりすることができます。
画面の大きさもバリエーションが豊富で、「14型」や「23型」といった書き方でその大きさが表されています。
ノートパソコンを選ぶ際は、軽さを重視するあまり画面の小さいものを選んでしまう方もいるかもしれませんが、画面が小さくなると文字や画像も小さく表示されるので見えにくくなったり、作業がしづらくなるなどのデメリットがあります。逆に大きいディスプレイだと見やすく、作業も楽に行えます。
また、明るさや発色、反射するかしないかなどの違いがあるので、用途に合わせて選ぶことが大切です。詳しくは、「モニタ・プリンタ入門」のカテゴリでわかりやすくまとめましたので、こちらを参考にしてください。
グラフィックボード(グラフィックカード)とは?
グラフィックボードとは、ディスプレイに何を表示させるかの命令を出す部品のことです。「NVIDIA GeForce」や「AMD Radeon」といった名前を目にすると思いますが、これがグラフィックボードにあたります。
ただし、これはパソコンで3Dを扱う人が必要とする部品なので、これらの作業を行わないのであれば必要ありません。たとえば、高度なグラフィック処理や3Dゲームなどを行わないのであれば必要ないということです。
パソコンのメイン基盤のチップ(チップセット)には、既にグラフィック機能が内蔵されているので、3Dを使わないのであればこれで十分です。詳しくは、「グラフィックボードの基本!種類と性能の違い」でわかりやすくまとめましたので、こちらを参考にしてください。
LAN(Local Area Network)とは?
LANとは、インターネットに繋げる機器のことをいいます。電話にたとえると、自宅でコードを繋げている固定電話を「有線LAN」と言い、コードを繋げない携帯電話を「無線LAN」と言います。線があるから有線、線がないから無線(ワイヤレス)というわけですね。
基本的にノートパソコンは有線と無線の両方に対応していますが、デスクトップは無線に対応していないものがあります。
あなたがどのような形でインターネットに接続するのかを考えて、無線が必要かどうかを判断してみましょう。
光学式ドライブ(光ディスクドライブ)とは?
光学式ドライブは駐車場のようなもので、「スーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書込)」や「Blu-rayドライブ」といったものがこれにあたります。
もっとわかりやすくするために、DVDやBlu-rayをトラックに例えてみましょう。
トラックにはたくさんの情報を積むことができたり、積んでいる情報を降ろしたりすることができますが、それには積み下ろしするための駐車場が必要になります。
この駐車場に当たるのが光学式ドライブです。これがないとパソコンとの間で情報のやり取りができません。
近年は、映画や音楽のソフトウェアをダウンロードさせてデータのみを販売する形式に変わってきましたが、まだまだCDやDVDなど形のあるものを購入する方が安心という人も多いと思います。このようなときに光学式ドライブを使うことが多いので、必要であれば搭載されているかを確認しておきましょう。
また、データの保存にDVD-Rなどを使いたいときも同様です。光学ドライブがないとDVD-Rなどの光学メディアにデータを保存することができないので、忘れずに確認しておきましょう。
ただし、光学ドライブにもいろいろな種類があるので選ぶ際には注意が必要です。詳しくは、「光学ドライブと光ディスクとは?初心者にもわかりやすく解説」でまとめましたので、こちらを参考にしてください。
USB(Universal Serial Bus)とは?
USBは別のタイプの駐車場で、「USB 2.0ポート」とか「USB 3.0ポート」といった表記がなされています。
マウスやキーボード、プリンター、スキャナー、デジタルカメラ、外付けハードディスク、フラッシュメモリなどを繋げることができ、これらの機器と情報をやり取りをする際に必要となります。
基本的にどのパソコンにも複数付いているので心配いりません。
シリアルポートとは?
シリアルポートとは、プリンタやスキャナなどの周辺機器を接続する駐車場のことです。
近年はUSBポートで繋げることが多いのであまり使うことはありませんが、USBと同様についているものもあります。
キーボードとは?
コンピューターに文字を入力する装置のことです。
マウス(Mouse)とは?
机上で滑らせて、ディスプレイ上の矢印(カーソル)を動かして指示を出す装置のことです。
カーソルを移動させるのに「ボール式」と「レーザー式」の2種類があります。今はレーザー式の方が主流ですね。
また、ケーブルを使って接続する有線タイプと無線タイプがあるので自分に合ったものを選びます。
タッチパッド(touchpad)とは?
タッチパッドとは、マウスの代わりにボードを指でなぞることでカーソルを移動させ、動作の指示を出す入力装置のことです。
ノートパソコンにはあらかじめ本体に埋め込まれていていますが、デスクトップPCでもトラックパッドを外付で取り付けることができます。(Wikipedia:タッチパッド)
Microsoft Officeとは?
オフィスとは、文書(Word)や表計算(Excel)、プレゼンテーションの資料(PowerPoint)などを作成することができるソフトウェアのことです。
仕事で使うパソコンであれば、購入しておくことをお勧めします。パソコンを購入するときにあらかじめ入っている「プリインストール版」と、後から別途購入してインストールする「パッケージ版」の2種類に分かれています。
ウイルス対策ソフト(セキュリティソフト)とは?
ウイルス対策ソフトとは、パソコンをウイルスやスパイウェアなどの脅威から守り、安全性を高めるソフトウェアのことです。
コンピューターも人と同じように、ウイルスなどの悪意を持ったプログラムに感染して病気になることがあります。感染すると様々な問題が生じて大変危険です。
そのため、風邪にかかるのを予防したり、感染したときはウイルスなどを除去する処置をしなければなりません。これを行ってくれるのが「ウイルス対策ソフト」です。
いろいろな種類があるので、特徴を把握して選ぶ必要があります。詳しくは、「ウイルス対策ソフトはいらないのか?」の記事でまとめましたので、こちらを参考にしてください。
スピーカーとは?
音楽や映画を楽しまないのであればこだわる必要はありませんが、音を楽しみたいのであれば性能の良いものを選ぶ必要があります。
確認するのは、デスクトップPCの場合はディスプレイに付いているスピーカーを確認し、ノートPCは本体に埋め込まれているスピーカーを確認するようにします。
しかし、私も何台かパソコンを買い替えてきましたが、驚くほど音が良いというものは少ないです。
なので、こだわりたい方は外付けで購入して取り付けることをお勧めします。この選び方であれば、パソコンを選ぶ際にスピーカーで悩むこともなくなるので選びやすくなります。(Amazonなら品揃えも豊富:PCスピーカー)
Webカメラとは?
Skypeを使って会議をしたり、遠方にいる家族や友人・知人とビデオチャットを楽しみたい方は、Webカメラが内蔵されているものを選んでおきましょう。もちろん、後から外付けで取り付けることもできます。(Amazon:ウェブカメラ)
以上、スペック構成についてはこんな感じです。なんとなくわかっていただけたでしょうか。パソコンを選ぶ際に一番悩むのはこの部分になるので、ポイントを押さえて選ぶようにしてみると良いかもしれません。参考にしてください。
パソコンの買い方について詳しく知りたい方は、「初心者のPC購入!選び方のポイントと注意点」です。
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