PCの基本!ディスプレイ(モニター)にはどんなものがある?
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『ディスプレイには、どんな種類のものがあるのかを把握してみよう』(最終更新:2017年4月)
現在使われているような薄型のディスプレイやテレビが登場する前は、大きくて重いブラウン管と呼ばれる装置が使われていました。
しかし、時代と共に薄型へと変わり、さらに技術の違いにより複数の種類が登場しました。
でも、どのようなものがあるのかよくわからない人も多いかもしれません。←私
そこで今回は、パソコン用ディスプレイを軸に、どんな種類のがあるのかをまとめてみたいと思います。ブラウン管のころからの変遷を把握しながら選んでみると面白いと思いますよ。それでは、さっそく見ていきましょう。
大きくて重く、動かしづらいといった特徴を持ったブラウン管は、長い間多くの人に親しまれてきました。
しかし、1990年代後半に液晶ディスプレイが急速に普及し始めて、2005年にはブラウン管の需要はほぼ消滅してしまいます。そのため、現在は液晶ディスプレイを含む薄型ディスプレイが市場を席巻するようになりました。
一口に薄型ディスプレイと言ってもいろいろな種類がありますが、コンピュータの出力機器として一般的に知られているのは、ブラウン管を含めると以下の5つに分類されます。
1.ブラウン管(CRT)
2.液晶ディスプレイ(LCD)
3.プラズマディスプレイ(PDP)
4.有機EL
5.プロジェクター
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
ブラウン管は内部が真空になっていて、光を発する部分(発光源)から蛍光塗料の塗られた画面に向かって電子ビームを当てることで映像を映し出します。
映し出される映像は画面が明るく、発色も鮮明で、動画再生においては液晶よりも優れています。また、低価格といったメリットもあります。
しかし、消費電力が大きく、画面を大きくすると奥行きも増します。そのため、液晶に比べると重くて場所を取りますし、一度設置したら動かしにくいといったデメリットがあります。
現在は、ブラウン管ティスプレイを手に入れることは難しいので、選ぶのであれば下記の薄型ディスプレイになります。
液晶ディスプレイの仕組みは、まず2枚のガラス板に透明な電極を配置して、互いの電極が向かい合うように合わせます。
このときガラスの間に空間を設けて、そこに特殊な液(液晶)を入れます。つまり、ガラスで液晶をサンドイッチのように挟むわけですね。この液に電圧をかけることで映像を映しています。
これを「液晶パネル」と言いますが、ここには小さな点がたくさん並んでいて、この粒一つ一つが画面を構成しています。
粒そのものは発光しませんが、ガラスの後ろにライト(バックライト)を設置して光を通過させることで画面に色などを表示させます(光が通過しないときは黒色です)。
このときに液体に電圧をかけて光の透過率を変えることで映像として映し出すという仕組みです。
ブラウン管に比べて薄く軽いので省スペースでも使えますし、消費電力が低くて電磁波も少ないのが特徴です。また小型化も可能なので携帯電話などでも多く使われています。
価格も比較的安価で、薄型ディスプレイの中では手軽に購入できるといった利点があります。
一方、欠点もあります。たとえば、写真や文章などの静止画を見るのには問題ありませんが、スポーツなど動きの速い映像ではブラウン管に比べて反応が遅いため残像が残ります。つまり、動きを滑らかに見せるという点で他のディスプレイに劣るわけです。
また、常にバックライトが点いているので、黒色や陰の表示がプラズマや有機ELに比べると苦手であるといった側面もあります。
でも、年々改良が重ねられて性能も向上していますし、低価格で購入できる利点もあるので現在最も普及しているディスプレイです。どれにしようか迷った時は、液晶ディスプレイを選ぶようにすると良いかもしれません。(Amazonなら品揃えも豊富:ディスプレイ)
なお、薄型ディスプレイには、液晶とは別に以下のようなプラズマや有機ELといったものもあります。
プラズマディスプレイは、2枚のガラス板(あるいはプラスチック)に透明な電極を配置して、互いの電極が向かい合うように合わせます。
このときガラスの間に空間を設けて、そこに希ガス(ネオンやヘリウムなど)を入れます。つまり、ガラスで希ガスをサンドイッチのように挟むわけですね。
この希ガスに電圧をかけると放電するのですが、この放電によって生まれた紫外線が蛍光体を光らせることで映像を映しています。いわゆるネオンランプのようなものです。
ガラスの内側には、光の三原色である赤・緑・青(RGB)の蛍光体が塗られていて、放電させるとこの蛍光体が発光します。一つ一つの粒(画素)がプラズマ発光することで映像を映すので、ブラウン管ほどではありませんが液晶に比べると明るくて発色もよくなります。
また、コントラスト比も高いので、よりクッキリと鮮明な映像を表現できます。黒色を映すのが得意なので、暗いシーンの多い映画を鑑賞するには最適ですね。
さらに、反応が速いのでスポーツなどの動きの速い映像にも適しています。視野角も広く、斜めから見ても綺麗に見えるのもプラズマの強みです。
ただし、液晶に比べると消費電力は2倍以上高いといった欠点もあります。また、価格も液晶に比べると高めです。
昔はコンピューターのディスプレイとしても使われていましたが、小型化するのが難しくあまり普及しませんでした。でも、液晶に比べて価格を抑えて簡単に大型化できるので、現在は薄型大画面テレビとして広く普及しています。
液晶やプラズマでは、ガラスの間に液体や希ガスなどを挟んでいましたが、有機ELディスプレイでは2枚のガラスで「有機層」というものを挟んでいます。
この有機層に電圧をかけて発光させることで映像を映すのが有機ELディスプレイです。
有機ELというのは発光ダイオード(LED)の一種で、電気の持つエネルギーを直接光に変えることができます。
蛍光灯や白熱電球は、プラズマと同じように電気で紫外線を出して、その紫外線が蛍光物質に当たることで発光しますが、有機ELは有機化合物(炭素を成分とする化合物)そのものが光ります。
この有機化合物が光る原理を説明するのは難しいのですが、簡単に説明すると蛍が発光するのと同じようなものです。この有機物が光る現象のことを「冷光(ルミネッセンス)」と言います。
蛍の場合は、有機物が酸化反応することで光りますが、酸素の代わりに電圧を使って光らせるものを「有機エレクトロ・ルミネッセンス(Electro-Luminescence)」と言います。つまり、有機ELのことですね。
この有機層(発光層)は非常に薄いとう特徴を持っています。1nm(ナノメートル)は100万分の1ミリを意味しますが、有機層は数百nm以下という薄さなので、液晶やプラズマよりもさらに薄くなります。
消費電力が少ないのに、プラズマのようにコントラスト比が高くてクッキリと鮮明な映像を楽しむことができますし、反応も速いのでスポーツなどの動きの速い動画にも適しています。
また、ガラスの代わりにプラスチックなどを使えば、画面を曲げた曲面ディスプレイなどを作れたり、柔らかいフィルムなどを使えばペーパーテレビとして使用することも可能となります。
こうした点から、次世代のディスプレイとして期待されているのが有機ELです。
ただし、価格が非常に高いのが難点です。最初に発売されたのは2007年にSONYから出た製品でしたが、海外を含めどのメーカーもコストを抑えることができずに苦戦しているようです。
2012年6月に、SONYはパナソニックと大型有機ELテレビ向けのパネルを共同開発すると発表しましたが、2013年12月には解消しています。これはSONYが、赤字続きだったテレビ事業を黒字化させることを優先したため、すぐに利益を上げることができない有機ELの開発を凍結したことが原因の一つと言われています。
一方、パナソニックは印刷技術を応用して量産化を目指していましたが、こちらもコストが下がらずに2014年7月の時点で55型の価格が100万円と高額です。量産化は2016年度を目標にしているようですが、これも2015年度から先送りされたものなので、技術と価格の問題が解消できなければ難しいかもしれません。
スマートフォンや携帯電話など中小型のディスプレイでは需要があるようですが、現在の技術では大型化は難しいようです。
薄型ディスプレイには、液晶やプラズマ、有機ELなどがありますが、この他にも便利なプロジェクターというものがあります。
プロジェクタは、壁やスクリーンに画像や映像を映し出す機器のことです。これは、大きく「データプロジェクター」と「ビデオプロジェクター」の2つに分類されます。
一つ目のデータプロジェクターは、会議や講義などのプレゼンテーションの際に使われることが多いタイプで、パソコンやタブレット端末に接続して端末画面をスクリーンに大きく投影することができます。
専用のスクリーンでなくても、壁やホワイトボードなどを代用することも可能です。ホワイトボードを使えば、ペンで画面に書き込むこともできますね。
二つ目のビデオプロジェクターは、ホームシアター用のプロジェクターです。明るさやコントラストが優れているので、自宅を映画館のようにしてDVDやブルーレイを楽しむことができます。
ただし、プロジェクターからスクリーンまでの距離や、部屋をどれくらい遮光できるかなども考慮して使わなければならないので注意が必要です。でも、完全に遮光できなくても、夜に鑑賞すればこの問題はほぼ解決すると思います。
近年は、この他にも小型のものも出てきているので、目的に合わせて選んでみるといいかもしれません。(Amazonなら品揃えも豊富:プロジェクター)
以上、コンピュータの出力機器として挙げられるのはこの5つですが、現在パソコン用ディスプレイとして一般的に使われているのは液晶ディスプレイなので、基本的には液晶ディスプレイの中から選ぶことになると思います。
一方、会議室や教室などの広い場所で使ったり、自宅の広い部屋で映画鑑賞をするのであれば、プロジェクターも選択肢に入れておくと良いかもしれません。
プラズマや有機ELを求めるのであれば、パソコン用ディスプレイは今のところほぼ無いに等しいので、テレビをディスプレイ代わりとして選ぶことになると思います。ただし価格は高めです。
パソコン用ディスプレイの種類と特徴についてはこんな感じです。一口に薄型ディスプレーと言ってもいろいろなものがあるので、特徴を把握して選んでみると楽しめると思います。次回は「ディスプレイの画面サイズとは?初心者にもわかりやすく解説」です。
なお、パソコンの選び方については「初心者のPC購入!選び方のポイントと注意点」でわかりやすくまとめましたので、こちらを参考にしてください。
現在使われているような薄型のディスプレイやテレビが登場する前は、大きくて重いブラウン管と呼ばれる装置が使われていました。
しかし、時代と共に薄型へと変わり、さらに技術の違いにより複数の種類が登場しました。
でも、どのようなものがあるのかよくわからない人も多いかもしれません。←私
そこで今回は、パソコン用ディスプレイを軸に、どんな種類のがあるのかをまとめてみたいと思います。ブラウン管のころからの変遷を把握しながら選んでみると面白いと思いますよ。それでは、さっそく見ていきましょう。
ディスプレイの種類と特徴は?
大きくて重く、動かしづらいといった特徴を持ったブラウン管は、長い間多くの人に親しまれてきました。
しかし、1990年代後半に液晶ディスプレイが急速に普及し始めて、2005年にはブラウン管の需要はほぼ消滅してしまいます。そのため、現在は液晶ディスプレイを含む薄型ディスプレイが市場を席巻するようになりました。
一口に薄型ディスプレイと言ってもいろいろな種類がありますが、コンピュータの出力機器として一般的に知られているのは、ブラウン管を含めると以下の5つに分類されます。
1.ブラウン管(CRT)
2.液晶ディスプレイ(LCD)
3.プラズマディスプレイ(PDP)
4.有機EL
5.プロジェクター
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
1.ブラウン管(CRT)の特徴は?
ブラウン管は内部が真空になっていて、光を発する部分(発光源)から蛍光塗料の塗られた画面に向かって電子ビームを当てることで映像を映し出します。
映し出される映像は画面が明るく、発色も鮮明で、動画再生においては液晶よりも優れています。また、低価格といったメリットもあります。
しかし、消費電力が大きく、画面を大きくすると奥行きも増します。そのため、液晶に比べると重くて場所を取りますし、一度設置したら動かしにくいといったデメリットがあります。
現在は、ブラウン管ティスプレイを手に入れることは難しいので、選ぶのであれば下記の薄型ディスプレイになります。
2.液晶ディスプレイ(LCD)の特徴は?
液晶ディスプレイの仕組みは、まず2枚のガラス板に透明な電極を配置して、互いの電極が向かい合うように合わせます。
このときガラスの間に空間を設けて、そこに特殊な液(液晶)を入れます。つまり、ガラスで液晶をサンドイッチのように挟むわけですね。この液に電圧をかけることで映像を映しています。
これを「液晶パネル」と言いますが、ここには小さな点がたくさん並んでいて、この粒一つ一つが画面を構成しています。
粒そのものは発光しませんが、ガラスの後ろにライト(バックライト)を設置して光を通過させることで画面に色などを表示させます(光が通過しないときは黒色です)。
このときに液体に電圧をかけて光の透過率を変えることで映像として映し出すという仕組みです。
ブラウン管に比べて薄く軽いので省スペースでも使えますし、消費電力が低くて電磁波も少ないのが特徴です。また小型化も可能なので携帯電話などでも多く使われています。
価格も比較的安価で、薄型ディスプレイの中では手軽に購入できるといった利点があります。
一方、欠点もあります。たとえば、写真や文章などの静止画を見るのには問題ありませんが、スポーツなど動きの速い映像ではブラウン管に比べて反応が遅いため残像が残ります。つまり、動きを滑らかに見せるという点で他のディスプレイに劣るわけです。
また、常にバックライトが点いているので、黒色や陰の表示がプラズマや有機ELに比べると苦手であるといった側面もあります。
でも、年々改良が重ねられて性能も向上していますし、低価格で購入できる利点もあるので現在最も普及しているディスプレイです。どれにしようか迷った時は、液晶ディスプレイを選ぶようにすると良いかもしれません。(Amazonなら品揃えも豊富:ディスプレイ)
なお、薄型ディスプレイには、液晶とは別に以下のようなプラズマや有機ELといったものもあります。
3.プラズマディスプレイ(PDP)の特徴は?
プラズマディスプレイは、2枚のガラス板(あるいはプラスチック)に透明な電極を配置して、互いの電極が向かい合うように合わせます。
このときガラスの間に空間を設けて、そこに希ガス(ネオンやヘリウムなど)を入れます。つまり、ガラスで希ガスをサンドイッチのように挟むわけですね。
この希ガスに電圧をかけると放電するのですが、この放電によって生まれた紫外線が蛍光体を光らせることで映像を映しています。いわゆるネオンランプのようなものです。
ガラスの内側には、光の三原色である赤・緑・青(RGB)の蛍光体が塗られていて、放電させるとこの蛍光体が発光します。一つ一つの粒(画素)がプラズマ発光することで映像を映すので、ブラウン管ほどではありませんが液晶に比べると明るくて発色もよくなります。
また、コントラスト比も高いので、よりクッキリと鮮明な映像を表現できます。黒色を映すのが得意なので、暗いシーンの多い映画を鑑賞するには最適ですね。
さらに、反応が速いのでスポーツなどの動きの速い映像にも適しています。視野角も広く、斜めから見ても綺麗に見えるのもプラズマの強みです。
ただし、液晶に比べると消費電力は2倍以上高いといった欠点もあります。また、価格も液晶に比べると高めです。
昔はコンピューターのディスプレイとしても使われていましたが、小型化するのが難しくあまり普及しませんでした。でも、液晶に比べて価格を抑えて簡単に大型化できるので、現在は薄型大画面テレビとして広く普及しています。
4.有機ELの特徴は?
液晶やプラズマでは、ガラスの間に液体や希ガスなどを挟んでいましたが、有機ELディスプレイでは2枚のガラスで「有機層」というものを挟んでいます。
この有機層に電圧をかけて発光させることで映像を映すのが有機ELディスプレイです。
有機ELというのは発光ダイオード(LED)の一種で、電気の持つエネルギーを直接光に変えることができます。
蛍光灯や白熱電球は、プラズマと同じように電気で紫外線を出して、その紫外線が蛍光物質に当たることで発光しますが、有機ELは有機化合物(炭素を成分とする化合物)そのものが光ります。
この有機化合物が光る原理を説明するのは難しいのですが、簡単に説明すると蛍が発光するのと同じようなものです。この有機物が光る現象のことを「冷光(ルミネッセンス)」と言います。
蛍の場合は、有機物が酸化反応することで光りますが、酸素の代わりに電圧を使って光らせるものを「有機エレクトロ・ルミネッセンス(Electro-Luminescence)」と言います。つまり、有機ELのことですね。
この有機層(発光層)は非常に薄いとう特徴を持っています。1nm(ナノメートル)は100万分の1ミリを意味しますが、有機層は数百nm以下という薄さなので、液晶やプラズマよりもさらに薄くなります。
消費電力が少ないのに、プラズマのようにコントラスト比が高くてクッキリと鮮明な映像を楽しむことができますし、反応も速いのでスポーツなどの動きの速い動画にも適しています。
また、ガラスの代わりにプラスチックなどを使えば、画面を曲げた曲面ディスプレイなどを作れたり、柔らかいフィルムなどを使えばペーパーテレビとして使用することも可能となります。
こうした点から、次世代のディスプレイとして期待されているのが有機ELです。
ただし、価格が非常に高いのが難点です。最初に発売されたのは2007年にSONYから出た製品でしたが、海外を含めどのメーカーもコストを抑えることができずに苦戦しているようです。
2012年6月に、SONYはパナソニックと大型有機ELテレビ向けのパネルを共同開発すると発表しましたが、2013年12月には解消しています。これはSONYが、赤字続きだったテレビ事業を黒字化させることを優先したため、すぐに利益を上げることができない有機ELの開発を凍結したことが原因の一つと言われています。
一方、パナソニックは印刷技術を応用して量産化を目指していましたが、こちらもコストが下がらずに2014年7月の時点で55型の価格が100万円と高額です。量産化は2016年度を目標にしているようですが、これも2015年度から先送りされたものなので、技術と価格の問題が解消できなければ難しいかもしれません。
スマートフォンや携帯電話など中小型のディスプレイでは需要があるようですが、現在の技術では大型化は難しいようです。
薄型ディスプレイには、液晶やプラズマ、有機ELなどがありますが、この他にも便利なプロジェクターというものがあります。
5.プロジェクターの特徴は?
プロジェクタは、壁やスクリーンに画像や映像を映し出す機器のことです。これは、大きく「データプロジェクター」と「ビデオプロジェクター」の2つに分類されます。
一つ目のデータプロジェクターは、会議や講義などのプレゼンテーションの際に使われることが多いタイプで、パソコンやタブレット端末に接続して端末画面をスクリーンに大きく投影することができます。
専用のスクリーンでなくても、壁やホワイトボードなどを代用することも可能です。ホワイトボードを使えば、ペンで画面に書き込むこともできますね。
二つ目のビデオプロジェクターは、ホームシアター用のプロジェクターです。明るさやコントラストが優れているので、自宅を映画館のようにしてDVDやブルーレイを楽しむことができます。
ただし、プロジェクターからスクリーンまでの距離や、部屋をどれくらい遮光できるかなども考慮して使わなければならないので注意が必要です。でも、完全に遮光できなくても、夜に鑑賞すればこの問題はほぼ解決すると思います。
近年は、この他にも小型のものも出てきているので、目的に合わせて選んでみるといいかもしれません。(Amazonなら品揃えも豊富:プロジェクター)
以上、コンピュータの出力機器として挙げられるのはこの5つですが、現在パソコン用ディスプレイとして一般的に使われているのは液晶ディスプレイなので、基本的には液晶ディスプレイの中から選ぶことになると思います。
一方、会議室や教室などの広い場所で使ったり、自宅の広い部屋で映画鑑賞をするのであれば、プロジェクターも選択肢に入れておくと良いかもしれません。
プラズマや有機ELを求めるのであれば、パソコン用ディスプレイは今のところほぼ無いに等しいので、テレビをディスプレイ代わりとして選ぶことになると思います。ただし価格は高めです。
パソコン用ディスプレイの種類と特徴についてはこんな感じです。一口に薄型ディスプレーと言ってもいろいろなものがあるので、特徴を把握して選んでみると楽しめると思います。次回は「ディスプレイの画面サイズとは?初心者にもわかりやすく解説」です。
なお、パソコンの選び方については「初心者のPC購入!選び方のポイントと注意点」でわかりやすくまとめましたので、こちらを参考にしてください。
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