スキャナーの解像度とは?初心者にもわかりやすく解説
- モニタ・プリンタ入門
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『スキャナの解像度について理解してみよう』(最終更新:2017年4月)
前回の「プリンターの解像度とは?初心者にもわかりやすく解説」では、ディスプレイの解像度との違いを中心に説明しましたが、今回はスキャナの解像度について見ていきましょう。
ディスプレイとプリンタの解像度の見分け方が違っていたのと同様に、スキャナの解像度の見方も少し異なります。簡単におさらいしてみましょう。
まずディスプレイの場合は、どれくらいの解像度まで表示する能力があるのかを数値で表していました。そのときの表記方法が「1920x1080」といったものでしたね。
一方、プリンタの場合は、どれだけ綺麗に印刷できるのかをドットの密度で表していました。「9600dpix2400dpi」のように「dpi(dots per inch)」という単位で表記されていて、数字が大きければ大きいほど綺麗に印刷できるというものでした。
スキャナの解像度はというと、どれだけ詳細に情報を取り込めるのかを数値で表しています。ちなみにこれを「光学解像度」と言います。
光学解像度と言っても、基本的な考え方はプリンタのときと同じです。単位も同じdpiを用いて表記され、ドットの密度で表しています。
スキャナの仕事は、コピー機のように文書や写真などを画像データとして取り込み、パソコンへ転送して保存できるようにすることです。
読み取り装置を動かしながら書類などに光を当て、反射した光を読み取り、それを画像データとしてデジタル化します。このとき、どれだけ細部まで丁寧に読み込めるのかを左右するのがスキャナの解像度です。
では、このスキャナの解像度の見方について具体的に見ていきましょう。
実際に商品説明欄などを見ると、「4800x4800dpi」といった書かれ方をしていると思います。
これが意味するのは「主走査x副走査」です。(走査=Scan)プリンタと同じように「横x縦」の関係と思ってもらって構いません。
わかりやすく説明すると、コピー機などは書類のデータを読み取るときに、ガラス板の端から端まで縦に光のラインが現れますよね。そして、そのラインがゆっくりと横へ移動していきながらデータを取り込みます。このときの光のラインを「主走査」、ラインが進む方向を「副走査」と考えるとわかりやすいと思います。
別の言い方をすると、センサーが並んでいる方向が主走査、センサーが進む方向が副走査となります。
主走査の数値はセンサーの性能を表していて、副走査の数値はセンサーが進むスピードを表しています。
主走査の数値が大きければ高性能のセンサーを搭載しているわけですから、高い解像度で取り込むときでも比較的短い時間で済みます。
しかし、主走査よりも副走査の数値が大きいスキャナの場合は、解像度を高めるのに速度を落としてゆっくりと取り込む方法を取っているため、読み込むのに時間がかかります。メーカーや製品にもよりますが、安価なスキャナにはこうしたタイプのものが見られます。
もし、あなたが高解像度で読み込むことを想定していて、読み込み時間も気にするのであれば、こうした点に注意して選ぶようにすると良いかもしれません。
ただし、スキャナを使うのに4800dpiのような高解像度を必要とすることは少ないと思います。なぜなら、容量が重くなってしまうだけで利益を享受できないからです。
先ほど書類や写真をスキャンして得られるのは画像データであると説明しました。画像データは画素と呼ばれる小さな点の集まりで構成されているのですが、この点はひとつひとつに容量があります。この合計が画像全体の容量になるわけです。
高解像度になればなるほど、この点の数は増えるので容量も比例して増えてしまいます。画像の容量が大きすぎると、パソコンのハードディスクやメモリを圧迫してしまい処理速度も遅くなってしまいます。
そのため、写真等の画像データを取り込んで、大きく引き伸ばしたりしないのであれば、高解像度にあまりこだわる必要はないと思います。
では、スキャナで使われる解像度の一般的な目安がどれくらいなのかを以下に挙げてみます。
◆文書:200~300dpi
◆写真:300~600dpi
◆ネガフィルム:1200~4800dpi
こんな感じになっているので、このあたりも考慮して選んでみると良いかもしれません。
ちなみにスキャナーを選ぶ際は、キャノンかエプソン、あるいは富士通の製品から選ばれるといいかもしれません。持ち運びに適したコンパクトなタイプもあるので、目的に合わせて選んでみましょう。(Amazonなら品揃えも豊富:スキャナ)
スキャナーの解像度と選び方の注意点についてはこんな感じです。何をスキャンするかによって必要な解像度は変わってくるので、このことを踏まえた上で選んでみると良いかも知れません。
解像度について基本から理解したい方は、「ディスプレイの解像度とは?初心者にもわかりやすく解説」から読まれると理解しやすいと思います。参考にしてください。
なお、パソコンの選び方については「初心者のPC購入!選び方のポイントと注意点」でわかりやすくまとめましたので、こちらを参考にしてください。
前回の「プリンターの解像度とは?初心者にもわかりやすく解説」では、ディスプレイの解像度との違いを中心に説明しましたが、今回はスキャナの解像度について見ていきましょう。
スキャナの解像度ってなに?
ディスプレイとプリンタの解像度の見分け方が違っていたのと同様に、スキャナの解像度の見方も少し異なります。簡単におさらいしてみましょう。
まずディスプレイの場合は、どれくらいの解像度まで表示する能力があるのかを数値で表していました。そのときの表記方法が「1920x1080」といったものでしたね。
一方、プリンタの場合は、どれだけ綺麗に印刷できるのかをドットの密度で表していました。「9600dpix2400dpi」のように「dpi(dots per inch)」という単位で表記されていて、数字が大きければ大きいほど綺麗に印刷できるというものでした。
スキャナの解像度はというと、どれだけ詳細に情報を取り込めるのかを数値で表しています。ちなみにこれを「光学解像度」と言います。
光学解像度と言っても、基本的な考え方はプリンタのときと同じです。単位も同じdpiを用いて表記され、ドットの密度で表しています。
スキャナの仕事は、コピー機のように文書や写真などを画像データとして取り込み、パソコンへ転送して保存できるようにすることです。
読み取り装置を動かしながら書類などに光を当て、反射した光を読み取り、それを画像データとしてデジタル化します。このとき、どれだけ細部まで丁寧に読み込めるのかを左右するのがスキャナの解像度です。
では、このスキャナの解像度の見方について具体的に見ていきましょう。
スキャナーの解像度の意味は?
実際に商品説明欄などを見ると、「4800x4800dpi」といった書かれ方をしていると思います。
これが意味するのは「主走査x副走査」です。(走査=Scan)プリンタと同じように「横x縦」の関係と思ってもらって構いません。
わかりやすく説明すると、コピー機などは書類のデータを読み取るときに、ガラス板の端から端まで縦に光のラインが現れますよね。そして、そのラインがゆっくりと横へ移動していきながらデータを取り込みます。このときの光のラインを「主走査」、ラインが進む方向を「副走査」と考えるとわかりやすいと思います。
別の言い方をすると、センサーが並んでいる方向が主走査、センサーが進む方向が副走査となります。
主走査の数値はセンサーの性能を表していて、副走査の数値はセンサーが進むスピードを表しています。
主走査の数値が大きければ高性能のセンサーを搭載しているわけですから、高い解像度で取り込むときでも比較的短い時間で済みます。
しかし、主走査よりも副走査の数値が大きいスキャナの場合は、解像度を高めるのに速度を落としてゆっくりと取り込む方法を取っているため、読み込むのに時間がかかります。メーカーや製品にもよりますが、安価なスキャナにはこうしたタイプのものが見られます。
もし、あなたが高解像度で読み込むことを想定していて、読み込み時間も気にするのであれば、こうした点に注意して選ぶようにすると良いかもしれません。
ただし、スキャナを使うのに4800dpiのような高解像度を必要とすることは少ないと思います。なぜなら、容量が重くなってしまうだけで利益を享受できないからです。
先ほど書類や写真をスキャンして得られるのは画像データであると説明しました。画像データは画素と呼ばれる小さな点の集まりで構成されているのですが、この点はひとつひとつに容量があります。この合計が画像全体の容量になるわけです。
高解像度になればなるほど、この点の数は増えるので容量も比例して増えてしまいます。画像の容量が大きすぎると、パソコンのハードディスクやメモリを圧迫してしまい処理速度も遅くなってしまいます。
そのため、写真等の画像データを取り込んで、大きく引き伸ばしたりしないのであれば、高解像度にあまりこだわる必要はないと思います。
では、スキャナで使われる解像度の一般的な目安がどれくらいなのかを以下に挙げてみます。
◆文書:200~300dpi
◆写真:300~600dpi
◆ネガフィルム:1200~4800dpi
こんな感じになっているので、このあたりも考慮して選んでみると良いかもしれません。
ちなみにスキャナーを選ぶ際は、キャノンかエプソン、あるいは富士通の製品から選ばれるといいかもしれません。持ち運びに適したコンパクトなタイプもあるので、目的に合わせて選んでみましょう。(Amazonなら品揃えも豊富:スキャナ)
スキャナーの解像度と選び方の注意点についてはこんな感じです。何をスキャンするかによって必要な解像度は変わってくるので、このことを踏まえた上で選んでみると良いかも知れません。
解像度について基本から理解したい方は、「ディスプレイの解像度とは?初心者にもわかりやすく解説」から読まれると理解しやすいと思います。参考にしてください。
なお、パソコンの選び方については「初心者のPC購入!選び方のポイントと注意点」でわかりやすくまとめましたので、こちらを参考にしてください。
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