x軸上を動く質量mの自由粒子のハミルトニアンは H=1/2m・p^2 ここでp=(h/i)1/∂x これはx軸に沿って動かしても不変。 こういう対称性をどのように表すのか。
群Gを加法群としての実数Rとし ベクトル空間V上をg∈G移動させるGの表現を考える。
まずはg∈G,|x>∈Vに対して U(g)|x>=|x+g> と演算子U(g)を定めると
U(g)^(-1)HU(g)=U(g)^(-1)1/2m・p^2U(g) =1/2m(U(g)^(-1)pU(g))^2 =1/2m・p^2 =H
で U^(-1)HU=H HU=UH UとHは可換になり
heisenberg方程式
d(U)/dt=1/ih[U,H] =1/ih(UH-HU) =0
だからHはUに対して不変である。 この不変性つまりGに対する対称性を表現すること考える。
G × V → V g,|x> → g|x>
Ρ:G→U g→U(g):|x>→|x+g>}
Ρ(g):|x>→g|x> g|x>=Ρ(g)|x> =U(g)|x> =|x+g>
とgに対して演算子U(g)を対応させる写像Ρを定めると
∀g,g'∈G Ρ(g+g')|x>=U(g+g')|x> =|x+g+g'> =U(g)|x+g'> =U(g)U(g')|x> =Ρ(g)Ρ(g')|x>
となりΡは凖同型でGの表現になる。
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