米Microsoftは米国時間2011年3月3日、検索エンジン「Bing」にクーポン共同購入サービス「Deals」を導入したと発表した。クーポン共同購入サイト大手の米Groupon、米LivingSocial、米Restaurant.comなどの情報を収集し、Bingのパソコン版(www.bing.com)とモバイル版(m.bing.com)で提供する。サービス開始時点で、全米1万4000都市の約20万件の情報を用意している。
サービスは、クーポン情報のアグリゲートサービスを手がける米The Dealmapと提携して提供する。MicrosoftプロダクトマネジメントディレクターのAndy Chu氏は、「Bingの使命はWebに散らばっている情報を効率良くまとめ、ユーザーの意思決定を迅速にすること。そのためには自社の技術も使うが、業界の専門家とも協力し合う」と述べている。
パソコン版では、店名などを検索すると、検索結果の欄に緑のアイコンでクーポン情報があることを知らせる。詳細ページに移動し、店に関するレビューやお薦め料理、写真、地図などを確認できる。レストラン予約サービスの米OpenTableとも提携しており、その場で予約手続きが行える。
モバイル版の場合は、トップページの「deals」アイコンをタップすると、その日のお薦めクーポン情報などが表示される。スマートフォンなどの位置情報を利用して近くの店舗情報を探したり、カテゴリーやキーワードで絞り込んだりできる。好みの情報を見つけたら、保存したり、電子メールで友人と共有したり、そのまま購入の申し込みをすることも可能。
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