ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)大手の米Facebookの創業者で最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏など17人の著名人が、資産の大半を寄付する社会貢献活動「Giving Pledge」に参加することになった。同活動団体が米国時間2010年12月8日に明らかにした。
Giving Pledgeは米Microsoft会長のBill Gates氏とその妻、著名投資家のWarren Buffett氏が今年6月に始めたもので、生前または死後に自身の資産の少なくとも半分を寄付することを誓約するという活動。今回の参加者発表は2回目となり、17人の中には、Facebook共同創設者のDustin Moskovitz氏や、米AOL共同創設者のSteve Case氏、著名投資家のCarl Icahn氏などが入っている。
一般に寄付活動は個人が個別に行うものだが、この活動では寄付を公に誓約してもらうことで、さらに多くの人の参加を促すという手法をとっている。参加者は、決意を示す誓約の書簡を書いて公開しなければならない(Giving PledgeのWebサイト)。
今年8月に行われた1回目の発表では、Bill Gates氏やWarren Buffett氏を含む40人が参加した。Microsoft共同創設者のPaul Allen氏、米Oracle最高経営責任者のLarry Ellison氏、ニューヨーク市長のMichael Bloomberg氏、映画監督のGeorge Lucas氏などが参加している。