ヤフーと子会社のオーバーチュアは3月25日、Webサイトの利用者が興味を持つ分野の広告を選んで表示するターゲティング広告サービス「インタレストマッチ」を、提携企業が運営するパソコン向けサイトに4月より順次導入すると発表した。これまでポータルサイト「Yahoo! Japan」を中心にインタレストマッチの広告を掲載してきたが、今後はソーシャルネットワーキングサービス「mixi」や総合情報サイト「All About」にも掲載する。

 インタレストマッチは、サイト利用者が閲覧しているWebページの内容や過去の閲覧履歴、最近の検索キーワードを分析し、利用者の興味、関心により近い広告を表示する。

 閲覧中のWebページ内容だけを分析して広告を表示する従来のサービス「コンテンツマッチ」を採用する企業が、4月から5月にかけてインタレストマッチへと切り替えていく予定。mixiやAll Aboutのほか、ポータルサイト「エキサイト」、マイクロソフトの検索サービス「Live Search」、楽天のポータルサイト「インフォシーク」などが対象になる。

 インタレストマッチは2008年9月に開始し、2009年3月現在「Yahoo!ニュース」「Yahoo!オークション」などヤフーの主要45サービスが導入している。また1月には携帯電話向けサイトにも導入を開始。ヤフーが携帯電話向けに運営する主要17サービスに広告を掲載するほか、ディー・エヌ・エーのゲーム/SNSサイト「モバゲータウン」やサイバーエージェントのブログサービス「Amebaモバイル」といった提携企業のサイトにも導入している。

■関連情報
・ヤフーのWebサイト http://www.yahoo.co.jp/
・オーバーチュアのWebサイト http://ov.yahoo.co.jp/