日本時間2009年2月24日夜に発生したGmailの障害は、発生から2時間半で復旧した。米グーグルが公式ブログで明らかにした。企業向けサービス「Google Apps Premier」におけるサービス・レベル・アグリーメント(SLA)は「月間稼働率99.9%以上」であり、今月の稼働率がSLAを下回るのは確実だ(関連記事:Gmailで大規模障害、個人向けも企業向けも世界規模で)。
障害が発生している間に一部のユーザーに対して、「CAPTCHA」メッセージを表示させることがあった。CAPTCHAとは、Webへのアクセスがボットなどによるものではなく、人間によるものであることをユーザーに証明させるために、ユーザーに画像で表示されている文字列を入力させる仕組みである。グーグルは公式ブログで「一度CAPTCHAが表示されたユーザーでも、再度メールにアクセスすれば問題なく動作する」と説明している。
なお企業向けGmailのSLAでは、各月の稼働率が99.0%~99.9%の間にとどまった場合、グーグルはユーザーに対して、サービス契約終了後に3日間分のサービス無料期間を追加するという。稼働率が95.0%~99.0%の間にとどまった場合は同じく7日間の無料サービスを、稼働率が95.0%未満であった場合は同じく15日間の無料サービスを、それぞれサービス契約終了後に追加するとしている。