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変数の値の文字列操作 |
文字列操作に利用するcut,sed,trは指定したファイルまたはパイプで引き渡された値を処理し,その結果を表示する。そのため,それぞれのコマンドの後に引数で変数内の値を与えても,処理されずにエラーが発生してしまう。
そこで,変数の値をcut,sed,trで処理したい場合には,echoで変数内の値を処理し,その結果をパイプでそれぞれのコマンドで渡す。つまり,以下のように記述する。
echo $変数名 | コマンド |
たとえば,cutで処理したい場合は,
$ string="Nikkei Linux" $ echo $string | cut -c 4-6 kei |
とする。
また,処理した値を変数に代入したい場合は,
変数名=`echo $変数名 | コマンド` |
のように,処理全体をバック・クォーテイションでくくってしまう。たとえば,先ほどの例の処理結果を変数に代入するには,
$ string="Nikkei Linux" $ result=`echo $string | cut -c 4-6` $ echo $result kei |
とする。
関連事項 |
cut,sed,tr,変数の利用 |