設定した変数を利用したい場合は,変数名の前に「$」を付ける。たとえば,My_Nameの内容を見たい場合は,
$ echo $My_Name
Fukuda
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とする。また,「${変数名}」のように指定してもかまわない。
$ echo ${My_Name}
Fukuda
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メタ文字を表示したい場合は,メタ文字の前にバック・スラッシュ(\)を付ける。たとえば,「$100」と表示したい場合は,
$ echo \$100
$100
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「${変数名=値}」とすることで変数の代入と利用を同時に行うこともできる。たとえば,変数のセットと閲覧を同時に行いたい場合は,
$ echo ${My_Name=Fukuda}
Fukuda
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とする。ただし,この場合は変数が未定義である必要がある。もし,すでに定義済みであった場合は,変数への値の代入はされず,すでに代入されている値が表示される。
$ My_Name=Tejima
$ echo ${My_Name=Fukuda}
Tejima
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また,「${変数名:=値}」とした場合,変数がすでに定義済みであっても,値がNULL状態の場合に限って,値の代入がされる。
$ My_Name=Tejima
$ echo ${My_Name:=Fukuda}
Tejima ← 値がすでに代入されているため元の値が利用される
$ My_Name= ← 変数をNULL状態にする
$ echo ${My_Name:=Fukuda}
Fukuda ← 値を代入してからコマンドを実行する
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