日本銀行券 千円紙幣本日は日本が発行している
日本銀行券の多分私達が一番手にするお札である
千円紙幣のお話です。
残念ながら私は
聖徳太子や
伊藤博文先生が印刷されている
千円紙幣は所持していません。
私の世代ですと
夏目漱石先生にはよくお世話になりました。本当にありがとうございます。
2004年11月1日から
野口英世先生が印刷された
千円紙幣が発行され、もう完璧に浸透しましたね。
さて、それでは
日本銀行券 千円紙幣に印刷されているものの説明を少々させていただきます。
右下と左上に印刷されているアルファベットと数字ですが、これは
通し番号をあらわします。
左端のアルファベットはまず
Aからはじまり、
Zまで続いていきます。
Oと
Iは数字と似ていて紛らわしいから使用されない為、24個のアルファベットが使用されます。
Aから
Zまで使い終わると、今度は
AAという風に二つ重ねます。
そしてAA、AB、AC、AD…と続いていき、最後は…ZX、ZY、ZZのように終わります。そして
AA、 BA、CA DA…と続いていき、最後は
…XZ、YZ、ZZのように終わります。
数字の方は
000001から始まり、
900000までの90万通りが使われます。
つまり一番最初に発行された
千円紙幣には
A000001と印刷されるわけです。
A000001から
ZZ900000までの
129億6千万を発行し終えると、今度は印刷色を変わります。
基本
黒色、青色、褐色、暗緑色という風に変わっていくのですが、
この4色を使い切ったお札なんて
夏目漱石先生くらいです。それだけ大量に発行されたわけですね。
右端に印刷されているアルファベットは
末尾記号といって、製造された工場を表します。
打明けは↓
A-H 滝野川工場(東京都北区)
J-N,P-R 小田原工場(神奈川県小田原市)
S-V 静岡工場(静岡県静岡市駿河区)
W-Z 彦根工場(滋賀県彦根市)よく
A-A券や、番号がぞろ目だったり並び目だったりするものが高額で取引されますよね。
番号はじめの
000001や、ぞろ目だと
1や
7等の数字が人気があります。
たとえば
A111111Aや、
AA000001Aの通し番号の紙幣は、
約20万円程で取引されるそうです。
千円紙幣だろうと
一万円紙幣だろうとそれは同じだそうです。
勿論ピン札に限ります。こういう札が欲しい収集家は銀行へ行ってお金を大量に下ろしたり両替したりするのです。
新札が発行された時にどこかのこういう銀行券を取り扱う所で働いていた人間が
こういうプレミア札を抜いて逮捕された事件があったっけ。詳しくは忘れてしまいましたがザマアミロ^^
こないだ銀行で下ろしてきた
千円紙幣が
VLなのでもうそろそろ色が変わる頃・・・かな。
新札が発行される理由としては、偽造紙幣を防止する事が上げられます。
新たに発行されtら紙幣には様々な技術が組み込まれています。
昔から使われている偽造防止技術には紙幣の真ん中に使われている
透かしですね。
新札に取り入れられている技術としては、見る角度で文字が浮かび上がる
潜像模様や、
紙幣表の左右に印刷されている見る角度でピンク色の光沢が浮き出る
パールインク。
画像処理ソフトウェア等でしか認識する事のできない
ユーリオンという模様や
他にも様々なものが紙幣には印刷されてあります。
ここまで最新技術を使ってまでもまだ偽札が現れるんですからすごいですよね。
デザインの中に
NIPPON GINKOというアルファベットが隠されていて、
夏目漱石先生の
千円紙幣で言うと裏のタンチョウが描かれている方の上にある
NIPPON GINKOの
Nの横に小さく
NIPPON GINKOが書かれています。
他にも新旧問わずに
NIPPON GINKOのアルファベットが隠されています。暇な時よく探してました^^
昔
トリビアの泉という番組でやっていましたが、
紙幣の裏表にそれぞれ
「ニ」「ホ」「ン」の三文字が隠されています。
紙幣は結構よく見ていたと思っていたのですが気がつかなかったなぁ・・・
長々と何書いてるんだろうね私は。
まいいや、ここからはちょっと紙幣のコピーとかについて少し・・・
日本銀行券を個人でコピーしたりするのは犯罪であり、罰せられる可能性があります。
10円でコピーしたとんでもなくお粗末なものでも一応偽造紙幣という事になりますからね。
写真に撮ってこういうブログやHPにどうしても載せたい場合は、
↑の様に
見本という字を入れたり、斜線を引く必要があります。あと私は
五千円紙幣や
一万円紙幣のピン札を保存していられるだけ金も無いし、
そんなに熱心な蒐集家でもありませんので・・・そもそも紙幣蒐集家は硬貨蒐集家程多くなく、
額面が高い事や紙である事等が理由としてあげられます。
これはこれで結構お金のかかる趣味ですね。