私は、リスクを取って運用するのだから、銀行預金や国債への投資よりは高いリターンを目標にしています。投資の期間は特に決めていませんが、長くても70歳まででしょう。
一生の間で、預金に預けておくよりはいい結果だったよね、となればOKです。
今回は投資の目標について
勝ち負けの定義
投資では勝った、負けたという表現が使われます。
で、まず明確にすべきなのは、勝ち負けの定義なんです。
私はTOPIXのようなベンチマークに勝ちたいとは思っていませんし、そういう視点での資産運用はしていません。
マクロ経済の変動に応じて資産のリスクを調整していきながら、長期的に定期預金以上の利回りが取れればOKです。
ということで、私の場合、老後までにプラスのリターンで資産が増えていれば勝ち、マイナスのリターンで資産を減らしたら負け。
単純です。
あ、
いま銀行預金はゼロ金利ですし、インフレ率も低位です。だから名目でプラスならOKとしています。インフレ率が2%を安定的に超えたらインフレ対比での勝ち負けを考えます。
前回記事の続き
前回の記事で「私が思う必要な知識は、資産価値評価の方法(ファイナンス論)とマクロ経済の理解(エコノミクス論)です」と書きました。
ファイナンス論で必要なことは、株価や債券の価値の考え方です。
・ 金利が低下すると、債券価格が上がるのはなぜか。
・ 減益を発表すると、株価が売られやすいのはなぜか。
価格が動くメカニズムの基本的な考え方は、「将来キャッシュフローの割引現在価値」です。
エコノミクス論で必要なことは、一般的なマクロ経済の関係性です。
・ なぜ日本の期待インフレ率は上がらないのか。
・ 世界経済の成長率はどういう状況か。
必要なのはインフレ率と成長率の基本的な理解です。
投資理論はごく一部
現代ポートフォリオ理論(MPT)にもとづく投資理論は、必要な知識の一部に過ぎません。
分散投資、長期投資はセオリーのように思われますが、それ自身はMPTの枠組みの中に納まった考え方です。
より実践的な点を考慮すると、やはりマクロ経済の構造変化から目をそらすことはできませんね。世界経済はインフレ率、成長率ともに鈍化しています。
そういう外部環境を前提にしたとき、MPTの枠組みに納まった考え方で十分なのでしょうか。
まとめ、のようなもの
投資家として明確にすべきなのは、目指すものが、プラスのリターンによる資産の増加なのか、ベンチマーク並みのリターンの獲得なのか、ですね。
私は前者です。
で、前者なら投資の対象を選び、投資のタイミングを判断し、リスク管理を実施しなきゃいけません。知識と情報と経験と自制心と、その他もろもろの要素が必要になりますね。
まあ、どれも積み重ねるのは難しいのですが、持っていて邪魔になるものではないですから、コツコツ積み上げていきたいですね。
なお、
後者ならコストの低いインデックスファンドのバイアンドホールドでほぼ実現できます。
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私も「プラスのリターンによる資産の増加」を目指しているのですが、この先数年が右肩下がりのようなので、どう対処すればよいか・・悩んでいます
もたもたしていたら70歳なんてあっという間(>_<)
試行錯誤しながら、投資を趣味と思って楽しもうと思っています
目標額まで達したら、勝ちでいいのかなと。そして、もう投資をしなくても十分な資金ができたなら、大勝ちかなとも。
そして大勝できるような資金の確保や節約、大事なことは分かっても、やっていない人が多くないなぁっと、この頃思っています。
※2608:-さん
コメントありがとうございます。
この先しばらくは難しい相場になりそうですね。私はコアの投資に絞って、それ以外のリスクをだいぶ落としています。
時のたつのは早いですが、投資はゆっくり待ちながら、趣味をじっくり楽しむのもいいですね。
※2609:煙々さん
そうですね。目標額まで達したら勝ちですね。
投資をしなくても十分な資金ができたなら大勝ちです。投資だけでなく節約や貯蓄も大事ですね。
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※2612のコメントをくださった方へ
コメントありがとうございます。
拝読しました。(^^)