続:24年ぶりの「青春18きっぷ」の旅② 金色の信長公

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全国でも稀有なレベルの派手な銅像

23日に教員採用試験(2次筆答)を受けて、
翌24日に大阪から長野へ戻りました。
「青春18きっぷ」最後の5回目の使用です。

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わが街、茨木市のJR茨木駅も今年になって東口が大幅にリニューアル。
改札口に上がるには段数の多い階段しかなかったのが、
ぺデストリアンデッキが出来てエスカレーターも2箇所つきました。

①茨木10:49発(1146C)高槻10:56着
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まずは新快速の停車する高槻まで各駅停車に乗車。

②高槻11:01発(3442M新快速)野洲11:42着

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次の新快速は途中の野洲止まり。
「一服タイム」も作れるので、野洲まで行って後便を待つことにしました。

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途中、石山~瀬田で琵琶湖の出口、瀬田川の鉄橋を渡ります。
新幹線でも在来線でも、この瀬田川を渡ったときに「地元に帰って来た」という感じになります。

③野洲11:58発(3444M新快速)米原12:23着
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野洲から先は平日日中だと車内はほどよく空いています。
安土を過ぎたあたりで進行方向右側の小高い山の麓に気になる建物を見つけました。

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安土といえば織田信長の居城があったところ。
そして、南蛮人の布教を積極的に保護し、
教会施設であるセミナリヨやコレジョも建設させました。
それらの建物が現代に蘇ったようなものが2棟並んで建っていました。

帰ってから調べてみると、これ安土町の公共施設で、
「安土文芸の郷」というエリアでした。
博物館やコンサートホール、安土城の部分復元などがあるようです。

④米原12:30発(216F)大垣13:02着
⑤大垣13:11発(2334F)岐阜13:22着


米原の乗り換えの間に大急ぎでホームでうどんを食べて、
次に列車に乗り込みましたが、意外なほどに混んでいました。
ほんとどの乗客が大垣まで行き、
その大半がそのまま名古屋方面への列車に乗り換えました。

岐阜駅は「しなの」の大阪行きに乗るときは必ず通過しているわけですが、
高架駅になってから下車したのは初めてです。

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ホーム下の商業施設も駅前広場もかなり立派なものでびっくり。
そして何よりも存在をアピールしていたのが

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黄金の信長像

まさに「光輝いて」いるわけですが、
駅前広場の広大さを考えると、少し小さめ

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とはいえ、やはり金色というのは存在感ありますね。
金色と言えば豊臣秀吉ですが、
秀吉だと信長ほどにはかっこよくはならないんでしょうね。

⑥岐阜13:45発(725C.636C)多治見15:04着

岐阜からは名古屋を経由せず、高山本線の美濃太田経由で、
太多線まわりで多治見に出るルートを選択。
このルートを選んだ理由は、美濃太田~可児間が未乗区間だったことと。
そもそも、長い間乗っていない区間でもあったということです。

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岐阜から多治見に直通する車両は、快速「みえ」にも使用されているキハ75系2両編成。
転換クロスシートでかなり居住性のよい車両です。

進行方向左手に岐阜城が頂にそびえる金華山を眺めながら、
濃尾平野の北辺を東に向かって直進します。
途中、名鉄各務原線と並行し、鵜沼で別れた後、
木曽川の渓流「日本ライン」沿いを走り美濃太田に約30分後に到着。
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この駅で岐阜から乗ってきた乗客のほとんどが下車しました。

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美濃太田では18分の長時間停車。

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発車を待っている間に、高山方面から来た特急「ひだ」が停車。

美濃太田駅のホームに降りたのは高校2年生の夏以来のこと。
部活(生物部)の合宿で、長良川の上流の水生昆虫観察などを目的に、
この駅で分岐する越美南線に乗って白鳥町(現、郡上市)に行ったとき以来です。

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その越美南線も現在は第3セクター化され長良川鉄道になっています。

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アニメ「のうりん」とタイアップしております。
舞台が岐阜の農業高校なんですね。

美濃太田駅を出発し、高山本線と別れ、太多線に入り、

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木曽川を鉄橋で渡り、美濃川合を経て可児駅に到着。

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名鉄の新可児駅が並行してあり、以前はここからこれに乗って名古屋に出たので、
美濃太田~可児が未乗車のままだったわけです。
これで太多線完乗しました。
※尚、今回の大阪滞在で、未乗車だった東西線、大阪天満宮~尼崎間の乗車完了。

多治見に近づくにつれ乗客が増えてきて、名古屋方面に向かう際の利便性の高さが窺えました。

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駅名としては全国でここだけの「姫」駅
(紀勢本線に「紀伊姫」もありますが)

岐阜を出て、約1時間20分で中央西線との接続駅多治見に到着。

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5年前から立派な橋上駅舎になって、駅前も整備されていました。

⑦多治見15:25発(2731M)中津川16:07着
⑧中津川17:00発(1837M)松本19:10着
⑨松本20:09発(2537M快速)長野21:13着


ここから先は前回とルートも時間も同じ。
中津川で喫茶「日曜日」でゆったり過ごして、
松本でも昔からある喫茶店「信濃館」で時間潰して、
約10時間かけて大阪から長野に帰還。

この夏「貧困」が原因で「青春18きっぷ」の久々の利用となったわけですが、
最初のうちは、カラダが各駅停車の感覚を忘れてしまっていたのと、
喫煙チャンスの確保で苦労しましたが、
カラダが昔の感覚を思い出していくにつれ、
のんびり時間をかけて、乗り換えなどで途中駅で下車する楽しさや、
特急や新幹線と違い、
そのエリアの日常空間に「同乗」していることで味わえる面白さを味わうことが出来ました。
「喫煙」にしても乗車時間が最大でも2時間くらいなので、十分に辛抱できる間隔でしたので、
時間と行程を楽しむのであれば、各駅停車の旅のほうが有意義でもあります。
もちろん、かなり時間の余裕がないと難しいのと、
長野周辺の第3セクター化や夜行列車の減少など「青春18きっぷ」使いにくい状況にはありますが、
これからも一シーズンに一冊(5回分)を買って、のんびりと気ままな旅に出てみようかと思いました。

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