東京以外関東駅舎旅&未乗区間旅⑦ 両毛線駅巡り(山前駅・国定駅)

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小さくとも味のある山前駅

桐生駅を通り過ぎて、足利駅の一つ手前の山前駅。
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明治30年開業ですが、駅舎はさすがに開業当時ではなく、
昭和初期に改装されたものらしい。
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ホーム側にのみ庇がかかっていて、
小さく切妻側に回り込んでいる構造
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後から増築されたのか屋根の低い駅務室側の庇の部分は、
薄い壁で区切られいます・・これはあまり見ないタイプ。
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この壁のおかげで列車待ちの椅子を一つ多く置くことができています。

小山方面ホームの待合室は比較的新しい。
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待合室は古い木製のベンチと大きめの側窓が特徴
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内側は縦長の羽目板であるのに対し、
外側は横長の下見張り。
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車寄せの部分は雨除けも柱もシンプルな仕上がり。
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派手さはないですが、板張りの外壁を補修しながら長く使っている感じの
まだまだこれからも現役で頑張って欲しい駅舎です。
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再び高崎行きの乗車して、今度は伊勢崎駅の一つ手前の国定駅へ、
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両毛線(前橋駅以東)への「平成生まれ以降」の
車両の導入はいつになるんだろう?

国定駅は屋根の横幅が長く、その下の庇もそれ以上の長さを持ち、
どちらも見事な瓦屋根。
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駅構内跨線橋より立派な自由通路跨線橋
これ作ったんなら、そこに橋上駅舎作ればいいのに・・とも思いますが、
そうしなかったおかげで大正14年に建てられた
木造駅舎が今も現役で使われています。
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嵩上げの際に拡幅されたのか、駅舎側のホーム幅が結構広い。
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駅務室の一部がホーム側に出っ張っているのは、
古くに建てられた駅舎に共通する特徴。
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駅舎は北側に面しているので、
冬から春咲きにかけての強い「赤城おろし」から利用客を守るために、
入り口部分の風防けの窓ガラス付きの板が2枚設置されています。
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4段ある階段はホーム嵩上げの際に追加されたのかも。

駅舎の屋根は切妻で、庇の部分は寄棟屋根という組み合わせ。
これは中央線の古い木造駅舎でもよく見られるスタイル。
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駅舎内部は現在改修工事中。
まだまだこの木造駅舎を大事に使うつもりらしいので一安心。
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桐生駅ではわたらせ渓谷鉄道に乗り換えて、相老駅まで向かいますが、
少し時間があったで駅前ブラブラ。
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桐生と言えば八木節。
北口の駅前広場には、その櫓と踊りをモチーフにした
からくり時計が設置されています。
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桐生市民が熱狂する「超密」な祭りなので、
今年の開催も危ぶまれていましたが、
いろいろな制限をかけて何とか開催されるようですね。

あと桐生と言えば篠原涼子の出身地。
地元出身のタレントをPRポスターに使うことはよくありますが、
桐生市のそれは全国どこよりもインパクトが強かった。
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篠原涼子のスタイリッシュなイメージを強く
・・というかそれのみを押し出している潔さ。
街とか観光PRとかそうしたものの固定概念を打ち破っていて、
そのインパクトの強さは制作されたのが
5年以上も前にもかかわらず失われていません。
桐生市のPRになっているかは判断は難しいところですが、
話題を呼んだということと、ある種「伝説」になっているので、
そうした方向では成功しているとは言える。

わたらせ渓谷鉄道(旧足尾線)は
しばらくは両毛線と並走して渡良瀬川を渡る。
このへんの渡良瀬川は中洲や河岸の緑が濃い
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東武桐生線が両毛線をオーバークロスする手前で、
大きく右にカーブして、今度は桐生線と並走して、相老駅に到着。
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前回訪問時は行き違いの待ち時間にホーム側から駅舎を撮ったのみでしたが、
今回はここで桐生線に乗り換えるので、下車しての撮影となります。

次回へ続く

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