ひどい話だ!!「一郎くんと太郎くんのお小遣い稼ぎ」

このブログでは、
あんまり政治向きの話をしないようにしているわけですが、
昨日のニュースはさすがにあきれ返ってしまったので、
記事にしておこうと思います。

ニュース等でご存知の方は多いと思いますが、
先の衆議院総選挙で、国会内での議席数が4人になってしまった、
小沢一郎氏が代表を務める「生活の党」ですが、
5人未満だと政党要件を満たさず政党交付金が受け取れないということで、
その先行きが注目されていましたが、

参議院議員で無所属の山本太郎氏が入党することにより、
政党としての要件を満たし、政党交付金を受給できるようになったということです。
また、この合流により、政党名が「生活の党と山本太郎となかまたち」に改称するということです。

個人名が政党の名前に入るのは憲政史上初めてのことではないでしょうか?

あまりにも露骨な政党交付金目当てのドタバタ劇です。
主義主張についていえば、反原発・脱原発に点においての一致はあるでしょうが、
日米安保・改憲については相当スタンスに開きがあると思います。
恐らく、「5人になるなら誰でもいい」というところでの一本釣りだったのでしょうね。

法的には間違った行為ではありませんが、
こういう野合で「政党交付金」という名目で
税金(4億円とも言われています)が使われることには、
全く納得できません。

「政党交付金」は政党の活動を手助けすることが主眼ではないはずです。
そもそも、政党活動における企業献金などを抑制する目的だったはずですが、
「政治と金」にまつわる話は後をたちません。
「仏造って魂入れず」の如く、政党活動が「交付金ありき」のようになってしまっています。

今回の一件はそのことを如実に表していると思います。
そして、交付金のためには、「・・・と山本太郎となかまたち」という、
無理難題に等しい政党名まで受け入れる・・
果たしてここに政治家としての矜持はあるのでしょうか?
もちろん、そこまで無様な姿をさらしてまでも、己が政治的信念を実践するために、
なりふりかまわず政治資金の確保に奔走するという好意的な解釈もできますが、
政治家というものが、その姿勢と行動で資質を評価されるとするのであれば、
今回の行動は恐らく小沢一郎氏の政治家生命を完全に奪ってしまったと言えると思います。
(まぁとっくに終わっているという見方もありますが)

しかも、これはあくまで予想ですが、年明け早々には、山本太郎氏、
もしくは、他の議員の党からの離脱もあるかと思われます。
そうなると、尚更「交付金目当て」の野合が明らかになるわけですが、
一度受け取った交付金は政党の解散でもない限り返還義務がないので、
少なくとも来年一年間の交付金の受け取りは可能となるわけです。

今回の選挙では、沖縄の選挙区で、立候補した人が、
比例代表での復活当選を含め、全員当選するなど、
何が民意の反映なのかよくわからない結果も出てしまいました。

投票率が過去最低を記録することからもわかるように、
既成政党に対しての不信や失望感が、今回の一件で加速されることを懸念します。

追記
前回の参議院選挙で山本太郎氏を支援した、一部の過激左翼勢力と、
現在の山本氏の関係ですが、こちらについては、現在は支援関係にないようです。



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