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謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
Set the World on Fire (24bt)Set the World on Fire (24bt)
(2009/03/10)
Annihilator

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'93年にリリースされた3rd。

このバンドのリーダーである、ジェフ・ウォーターズ(Gu)は
非常にテクニカルなギターを弾く人であり
過去にデイブ・ムステインからMEGADETHへの誘いもあったくらいだそうだ。
(但し、当時麻薬に溺れてヤ○ザ同然になっていた
デイブにビビってしまってオファーを断ったそうだ。無理も無い・・・)
そういうこともあって、このバンドの音楽性は
MEGADETHに近い気もする。
まあ、ちょっとテクニカルでスラッシーな、パワーメタルっぽいことを
やっていると想像してもらえれば間違っていないと思う。

①はちょっと初期のSAVATAGEをテクニカルにした感じ。
スピードナンバーでは無いが
Guソロの後の、Baと一緒にユニゾンしているところが
やや変態っぽくて好き(笑)。

②はスピードナンバー。
今となってはオールドスクールと言われるような
パワーメタルだが、
こういう曲を好きになれる人は私と気が合うだろうね、ウン。

④はちょっとグルーヴィな曲で、LYNCH MOBっぽい
ダーティさ、ワイルドさがある。
ここら辺でバラードがあるといいなぁ・・・と
思っていると⑤でそれっぽい曲がある。
まあ、この曲はそこそこの出来です。
⑥はベースラインが前面に出たリフが個人的に耳を引く。

⑦は、何だか濃い目のメロディの正統派HMナンバー曲が
多い中、随分とキャッチーな曲だ。

それにしてもこれらの曲を聴いて思うのが、ギターの
メロディラインがカッコいいし
上手い。
その反面、このアルバムでのVo・アーロン・ランドールが
ちょっと地味に感じた。
⑪はJUDAS PRIESTのカヴァー。彼では役不足かも・・・。

まあ、よくできているアルバムだし
ギターはカッコいいね。これでもう少し強烈な個性があれば
ギターヒーローになっていたかもしれませんね。
点数としては、まあこんなものかな。


~METALIST'S FAVORITE TUNE~
①Set the world on fire
②No zone
③Bats in the belfry
⑥Knight jumps queen
⑧The edge
⑨Don't bother me
⑩Brain dance



総評・・・88点

コメント
この記事へのコメント
どうも、巷では評判のあまりよろしくないアルバムですが、まぁ、
恐らく前作The Fun PalaceやPhantasmagoriaという、名曲が収録
されていた上に、今作ではやたらとポップ路線になったのが原因なんでしょうが、
私は今作が大好きなんです。実は私も同じく今作を今までに何度となく
レビューしようとしていたのですが、NEVER, NEVERLANDよりこっちは
あまり需要がないようなきがしてしまい、レビューせずじまいなのですが・・・

ともあれ、今作はあまりジェフらしいギターが聴けませんね。一番
彼らしいのが、⑩かなぁって思うのですが、いつもの作品でしたら、
誰と聴かなくても、ジェフと分かるランフレーズの連続やトリッキープレイが
あるのですが、今作はちょっと控えめでしたね。しかしポップ
路線になったとは言え、楽曲のクオリティは非常に高く、単純に
楽曲は良いと思えるものばかりでした。

彼らのファンとしてはかなりの邪道になるかと思いますが、私は⑦が
一番好きなんです。これ聴きながらドライブとかすると最高なんですよね~。

88点、恐らく私もほぼ同様の評価をすると思います。

ところで最近はお仕事がお忙しいのでしょうか?メタリストさんにしては
更新が停まっていましたので、また何やらあったのかと心配してましたよ。
こうして更新がされていましたので、安心しましたが・・・
2010/07/31(土) 04:52 | URL | メタラーまっちゅ #-[ 編集]
>>メタラーまっちゅさん

評判が良くないのは、彼ららしくないバラード調の曲があったり
仰るとおりポップな曲が多いからだと思いますが、私はそこが逆に聴きやすくて
気に入っています。ジェフのギターに関してもこれはこれで好きです。
メタラーまっちゅさんもこの作品はともかくとして、やはりジェフのギターは注目していた
ようですね~。

仰る通り、⑩はフレーズが非常にトリッキーでありRUSHみたいで面白いと思いますし
他の曲も完成度は高いです。しかもジェフの作る曲って
ちょっとマニアックな曲もあるんですが、何と言えばいいのかギタープレイは
仮にMEGADETHに入ったとしても、ちゃんとその存在感を発揮するような
ある意味メジャーな雰囲気が漂っているように思います。

⑦は・・・これはANNIHILATORの曲の中でも異端中の異端の曲ですね。
まるでメロディアスHRです。
この曲に限らず、ですがジェフはこのアルバムを製作する時にちょっとTHIN LIZZYとかを
聴いていたんじゃないか、と思えます。
アイルランドっぽくは無いですけど、メロディの方向性がなんとなくそれっぽいです。

ただ、ANNIHILATORってVoがしょっちゅう変わるでしょう?
そこははどうなのかな~と思います。
ギターだけじゃなくてVoもバンドの顔ですからね。
その辺がこのバンドがイマイチメジャーになれなかった原因じゃないですかね。

>ところで最近はお仕事がお忙しいのでしょうか?

ご心配おかけしました。その通りです(涙)。
別に私自身の身に何か起きた訳ではありませんが
実は、7月中は殆どの期間を自宅では過ごしておらず、出張中でPCは使えましたが
更新はちょっと不可能でした。
今は自宅に帰っていますが、忙しいのは変わらず更新の頻度も
そんなに多くはできないかもしれません・・・。
2010/07/31(土) 21:32 | URL | メタリスト #-[ 編集]
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