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謎のメタラー「メタリスト」の華麗なるメタルライフを 彩るアルバム達と彼によるレビュー
 
はじめに
このブログは、主に80~90年代のHR/HMのアルバムのレビューや 一曲単位でのレビュー、
そしてたまにHR/HMに関するコラムもどき等を書いています。

アルバムレビューは私の稚拙な文と100点満点形式の・・・ まあ、ぶっちゃけBURRN!誌のパクリです。
とは言え、まんまパクるのもつまらんので
「METALIST'S FAVORITE TUNE」というのを設けまして、 アルバム中の好きな曲なども挙げています。

私のレビューを参考にして アルバムを購入されることがあれば、 それはとても光栄なことですが
その際は全て自己責任でお願いします。
「つまらない、金返せ」とか言われると、結構 傷つきますのでご勘弁を・・・。

私は良いと思ったアルバムも つまらないと思ったアルバムも載せていきますので、
もし貴方が気に入ってるアルバムの点数が低かったりして、評価に納得のいかない方!
・・・その時は 私と好みが違うのだと思って諦めて下さいね。

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(2009/06/09)
New England

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'80年にリリースされた2nd。

NEW ENGLANDというバンドはBURRN!誌で、藤木氏や伊藤氏が
絶賛していたことで名前をご存知の方が多いだろうが
おそらく、それ以外の一般のロックファンにとっては
知名度はイマイチかも。
私もBURRN!誌でその存在を知りました。

「藤木氏が絶賛」というくだりで、ピンと来る方も多いであろう。
このバンドの売りはメロディなのだそうだ。
それはメロディ重視派のリスナーにとって歓迎されることだが
一曲一曲のアレンジが少し・・・古いかも。

特にSTYXとかあの辺を古く感じるような人であれば、
このアルバムもアレンジ的にかなり古臭く感じるかもしれない。
全体的にあまり音質が良くないせいもあるかもしれないけど、
まず、Keyの入れ方が、'60年代サイケっぽいし
THE BEATLESに強い影響を受けていると思われるVoハーモニーなどなど
'80年代にリリースされたことを考慮したとしても、少々古臭すぎるような印象を
私は受けました。
あと、BaとDrのプレイがあまり面白くないのも
微妙にマイナス点だ。

が・・・
確かに、メロディの質は非常に高いし
日本のすかんち辺りを好む方なら、このバンドのKeyが醸し出す
サウンドのキラキラ感が好評を得るポイントでもあるだろう。
(私などはすかんちも割と好きなのでなかなかイケました)
そうだね、記事を書いてて気付いたけど
サウンド的には少し古くなったすかんちを想像して
もらえればちょうど良いと思う。
更に言うならば哀愁漂う①や⑥のような曲よりも
明るく、爽やかなサウンドをやっている分には
それは気にならないし、むしろ合っているようだ。

曲単位で見てみると、①はあまりのクサさと古さと
独特のサイケ感に個人的には抵抗があったため
あまり好きになれなかったが
②などは、明るく爽やかなハードポップ風であり
これは①と比べると、野暮ったいまでのKeyのクサさが
マッチしていると思う。

⑤は中間のKeyソロはいいけど、全体的に音数が不必要に
多すぎるような感じがして少々ダサい。

⑦⑧は絶品ですね~。
これはいい。爽やかだし、Keyのクサさがハマってるし
⑧はシンプルなフレーズながら扇情的なGuのリードがたまらない。
個人的には⑦⑧を聴けるだけで元を取った感はある。
⑨も悪くない。

哀メロナンバーで唯一気に入ったのは⑩。
これはクサいと言うよりも、湿ったメロディが良かった。
割と前に出がちな傾向にあるKeyも、ここでは本当に良い仕事をしており
Guと共に実に情熱的なアンサンブルを聴かせてくれる。

捨て曲の少ないアルバムだとは思わないけど、質の良い曲は
その出来が突出しており、藤木氏がハマったのも
一部の曲だけを聴けば納得できる。

・・・ああ、そうそう
このNEW ENGLANDのKey、Ba、Drは
後にALCATRAZZに参加する訳だが
まあ、音楽的にはあんまり(と言うか全然)似てないです(笑)。



~METALIST'S FAVORITE TUNE~
②Livin'in the eighties
④It's never too late
⑦Hey you're on the run
⑧No place to go
⑩Hope



総評・・・86点