2009-12-23

忙しい時の肉団子鍋:何故忙しい時に肉団子なのか:「鳩山ブーメラン発掘メモと懺悔」で思うこと

 昨日は「冬至」だったのですね。それを裏付けるように、今年一番気温が低かったですが、この先はしばらくは寒波も和らぐと聞きました。ところが一度冷え込んだ家というのは、暖房を切るとぐっと冷え込んで、夜中冷え込んだ室温からの復活時間が長くかかります。諏訪らしい冬の到来と言うことです。
 年の瀬だと言うのに全く実感がなく割りとぼんやり過ごしているせいか、年末にやっておかなければならないことって目白押しに勝手にやってくるものなのですね。それに追われているうちに、なんとなく新年の準備もしなくてはと思うような始末です。この分だとやり残しが出てきそうな気がします。

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 さて、このような忙しい時期にささっと作れて、決して手抜きなんかに見えない、むしろちゃんこ鍋のように具沢山の美味しい鍋になったりするのが煮込みです。このような鍋には、時間が経っても固くならない肉団子を使うのが正解で、柔らかい肉団子の秘訣など書いておこうかと思います。
 先日も中華風の鶏肉団子鍋(レシピ☛) をここでも紹介しましたが、多めに作って、残れば揚げ団子の甘酢餡にしたり、お弁当にはミニハンバーグというようにアレンジの幅も広いです。
 そういえば、先日NHKの今日の料理という番組で、年配のお料理の先生が肉団子の鍋を同じような視点で紹介していました。もうお孫さんがいるというお年でしたが、年代的に肉団子を勧めるというのが分かります。

 簡単なことなのですが、水を含んで逃がさない食材を挽肉に混ぜればよいという理屈と、そのために何を選ぶかです。いくつか挙げてみます。

まず、一般的に使うことが多いのがパン粉です。パン粉がなかったら食パンを卸して細かくしたり、千切ったりします。
次はお麩です。よく味噌汁などに使う輪切りのような状態になっている安価なものでよいです。水で戻して絞ってから千切って混ぜます。
▶次に、高野豆腐です。だんだん一般的ではなくなるかもしれませんね。私は、この三点は切らしたことがないくらい備蓄しています。高野豆腐も熱湯で戻してから細かく刻むなどして混ぜます。
最後に、そぼろ豆腐です。木綿豆腐の水分を徹底的に飛ばして、醤油と味醂鰹節で味付けしてあります。夏場、冷蔵庫で一週間は保存できる上、加工済みの豆腐なので冷凍庫でも十分保存できます。このそぼろ豆腐なら挽肉に混ぜるだけで味付けも和風で出来上がってしまいます。(そぼろ豆腐のレシピ➠
繋ぎには、卵や片栗粉を使います。片栗粉は、食感が滑らかになるのと、肉の旨味を閉じ込める働きをします。
最後に、混ぜる順番です。え!混ぜるのに順番があるの?と思う人が多いようですが、ここにも理があります。
まず何と言っても挽肉のぼぼぼろした感じが残っていると他のものと混ざりにくくなるので、最初に肉をよく練り合わせます。次に味付けをして、肉全体に均一に味が行き渡るようによく混ぜ合わせます。
次にパン粉などのクッションを湿らせてから加えます。湿らせるのは水で十分ですが、ハンバーグなどの洋風の時は牛乳をよく使います。
最後に卵や片栗粉などを混ぜ、生地全体が滑らかになるようにします。
混ぜる道具は、ボールを使用するのが一番よいと思いますが、肉が少ないときはビニールの袋で混ぜてもできます。

 忙しい時の簡単で素早くできるレシピのつもりなのですが、書くと色々ありますね。私の場合は、このような手順や作り方は常に意識にあって、その時々の料理の出来上がりに合わせて混ぜ物を変えたりします。また、ない場合の代用品を探す時に、頭の中に分類された食材から引っ張り出してきて速攻で試してみたりします。そういう中から、今日はちょっと出してきたので長くなりました。何かに活かせると嬉しいです。

材料
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  • 肉団子・・300g
  • エノキダケ・・2パック
  • 大根・・1/2
  • 白菜の葉・・6~7枚
  • 長葱・・1本
  • 豆腐・・450g
  • 昆布・・10cm
  • 鰹出汁・・1500cc
  • 酒・・大さじ3
  • 味醂・・大さじ3
  • 醤油・・大さじ5
  • 塩・・適宜

材料(肉団子)
豚挽肉・・300g
塩・・小さじ1/2
胡椒・・適宜
パン粉・・カップ1/2(同量の水で湿らせる)
卵・・1個
片栗粉・・大さじ2

作り方

  1. 上記の「▶」に沿って肉団子を作る。
  2. 鰹出汁を土鍋に注いで昆布を入れ、ピーラーデ剥いた大根に火を通す。
  3. 煮立ってきたら他の野菜と、スプーン二本を使って丸くまとめた肉団子を加え、浮いて踊るようになったら食べ頃♪

***
 おっと、すごいものを発掘したものですね。

finalventの日記➠鳩山ブーメラン発掘メモと懺悔(ざんげ)
⇒衆議院会議録情報 第169回国会 本会議 第2号

 これは 平成二十年一月二十一日の会議録ですからそろそろ二年前ですね。
 野党時代の鳩山さんの私の個人的な印象は、民意をよく理解されその立場に立って話されることは理路整然とした論客という感じですが、何かが足りない。心に響いてくる何かが欠如している。と、そう感じて、首相になる時にもカリスマ性のなさから、支持する程の魅力を感じない人物でした。あくまでも首相としてです。お育ちのよいお坊ちゃんで、優等生なタイプ。アカデミックですね。このようなタイプはクラスに一人や二人は昔はいました。悪いとは言わないし、だから「ダメ」ということでもないのですが、言葉に実感が伴わないのです。かと言ってご本人は、嘘偽りのない本心から話をするのだけど、その話があまりにも綺麗過ぎて頭の上を言葉が滑っちゃうのです。鳩山さんって、そのように感じます。

待ちわびていた結論はこうです。(別の意味で興味津々でした、実は。)

鳩山首相、マニフェストの柱の大転換を陳謝 22日にも臨時閣議で税制改正大綱決定へFNN(フジネットワークニュース)

鳩山首相は「マニフェストに沿えなかったということに関しては、率直におわびを申し上げなければならないと思いますけれども」と述べた。

記事中の

その他のみなさん⇒時事ドットコム:「現実的な選択」「申し訳ない」=閣僚から発言-暫定税率維持

の面々は、共に鳩山さんに対して同情的なコメントを発しています。これがとても気持悪い感じがします。なんだか、このなんとも全員一致な発言の部分については、日本は「一党政治」になったのかと疑います(結果的にはかつての自民政権と同じ)。
 鳩山さんは、戦後の政治に民主主義を吹き込むかのような、なんとも民衆を酔わせるような内容で、日本をどのようにしたいかをかなり明白に述べています。

道路特定財源は、道路整備が最優先だった五十四年前の昭和二十九年に創設され、暫定税率は三十四年前の第二次石油ショックへの対応として導入され、そのまま既得権化しています。自民、公明の政府には、この硬直した構造を変えるつもりは全くありません。原油高に苦しむ国民の皆さんの声は、自公政権には届かないのであります。

民主党は、道路特定財源を現地の地方のニーズに合わせて社会保障や教育などにも使えるように一般財源化をして、期限を迎えた暫定税率は廃止します。民主党は、この国会を生活第一・ガソリン国会と位置づけています。

 この一連で、政治家として何が足りないか言わせてもらいます。
 「ごめんなさい」と言って済ませてしまうから駄目なのです(町内の平成鬼婆参照➠)。こういうのを鳩山さんのパターン化した考え方で、お坊ちゃまだと思うのです。今回は沿えずとも、ではこの問題をいつまでにどうするかという方針なり計画なりを具体化するといった「私意」表明した上で、国民に謝るのが筋です。それが政治家としての生命線(国民との信頼関係)ではないかと思います。こういう結果発表に及ぶことはシナリオにあったのでしょうから、次の手を打つのですよ。どうしたら目標を達成できるのか、志を具現化してこそ政治家の価値です。
 鳩山さんに足りないのは、掘り下げてしがみついてしつこく探求して目標達成する努力です。「綺麗事で終わる」とか「口先だけ」と言われるゆえんはそこだと思います。そして、私が鳩山さんを見切る理由は、「政権交代後のわずか三ヶ月ですからまだ勉強中です。」と、今言い切ってしまうボクチャンレベルだからです。この発言で鳩山さんという政治家の本性が見えたといいますか、です。野党時代は、与党の政治を見つつ政治を勉強して、自ら政治家としての資質を培い、政権獲得の暁に備えて直ぐにでもスタートできる状態でスタンバイしているというものでしょう。そういう背景からの言葉ではなかったということです。
 で、次のことを考えるに及ぶのですが、民主党にアトガマがいるのかと探してみるに、「その他のみなさん」で発言されている内容をみると、皆同じレベルですね。困りました。

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