冷しゃぶのゴーヤ餡かけ:そぼろ豆腐はつくり置きの優れもの!:民主党案は増税?
静岡に出向いている娘と毎朝のように連絡を取り合うようになりました。娘にしたら不慣れな環境で突然、多人数の食事を三食任されたというのは緊急事態なわけで、まともにご飯が炊けるのかも心配された状態からのスタートでした。道具を揃えても置く場所がなく、置く場所の確保をしたくても仕舞う場所もないそうです。五人分の食器を洗って片付けるだけで一時間半もかかると聞いた時には、それは要領も悪いのではないかと思ったくらいです。実際は、洗面するくらいの狭いスペースで、効率の悪い食器洗いをしているのだとか。頑張ってる様子は伺えます。人の役に立ちたいと望んでもそうそう任せてもらえる事ではないので、若い時にはとてもよい経験です。因みにこのお手伝いは半ボランティアで、例の地震で倒壊したり半倒壊の家屋の修復作業の一環としてで、その数は6000軒以上もあるそうです。そういうニュースはここでは流れませんので、聞いて驚きました。(中日新聞☛)
娘の相談を受けるので、何か私にも協力できることはないかといろいろ案を練るのですが、つくり置くととても便利で重宝するそぼろ豆腐のことを思い出しました。
これは、10年ほど前に訳あって名古屋に二年ほど一人暮らしをした頃に作っていたもので、木綿豆腐の水をできるだけ抜いて、割り下で濃い目の甘辛い味付けをして、たっぷりの鰹節で旨味をつけます。冷凍もできるので沢山作っておくととても重宝します。何に使うかはそれこそいろいろで、ほぐした卵に混ぜて厚焼き卵にしたり、肉の餡かけの味の素にしたり、ご飯に混ぜたり乗せたりしておかずにもなります。豆腐を肉に置き換えても良いですし、味噌味仕立てにして中華風の肉味噌(レシピ☛)と同様の発想です。たまたま岐阜の友人との話題で教えてくれたのですが、これを高野豆腐(凍み豆腐)で作るそうで、あの独特のぼそぼそした感じが肉のそぼろのようになると言ってはしゃいでいました。とにかく混ぜるだけで、他の調味料を加えずに和風の味付けができるのです。
ほんの一例として、今日のレシピはどうでしょうか。豚バラのスライスを冷しゃぶにして、下茹でしたゴーヤと一緒にそぼろ豆腐を炒めて餡かけにしました。卵を加えればゴーヤチャンプルーの材料そのものでしょ。でも全く違った趣になるのでこれは絶対にお薦めです。
では、まずそぼろ豆腐の作り方から。簡単ですが、豆腐によって密度が違うため、水抜きをして残った量がまちまちになります。したがって、味付けに加える割り下の量に問題が起きます。要は豆腐からどれほど水が抜けるかによります。因みに、私が使用する木綿豆腐は固絞り(重厚)なので40ccしか水が出ません。この場合割り下は60ccです。同じ分量で作って塩辛く感じるようなら少なくするか、他の料理に応用する時は、加える分量で調節するなど臨機応変に対応するとよいです。
また、豆腐の水きり方法はいくつかあります。電子レンジの方法は、キッチンペーパーで豆腐が乾燥しないように包んで5~6分チンします。同様に包んで重石をする方法。お湯で茹でる方法などです。and裏技ですが、今回の豆腐は、形が崩れてもどの道そぼろにするわけですから、最初に手で小さく千切って笊に乗せ、ボールに水を張って重石をすると10分程で水抜できます。
割り下は、醤油と味醂、砂糖を一定に混ぜて作った混合調味料ですから煮物、炒め物などの味付けにいちいちそれぞれの調味料を出し入れする必要がなくなるので、これも便利です。市販の割り下だとかなり濃いので自分で調合しました。(レシピ☛)
材料
- ゴーヤ・・1本(300g)
- 豚バラスライス・・200g
- 鰹出汁・・150cc
- 水溶き片栗粉・・大さじ1(同量の水)
- そぼろ豆腐・・半分
豚しゃぶ用
- 酒・・大さじ2
- 塩・・小さじ1
- 水・・1リットル
そぼろ豆腐の材料
- 木綿豆腐・・450g
- 割り下・・60cc
- 鰹節・・ひと掴み(かなり沢山!)
作り方
- 豆腐を千切って笊に乗せ、ボールに水を張って重石にして10分ほど水抜きをする。
- フライパンで豆腐に割り下を加えて一緒に中火にかけ、混ぜながら炒る。
- 細かいそぼろ状になったら鰹節を加えて味をしみ込ませ、さらに炒めて水分を十分飛ばして火を止める。
- ゴーヤを縦に半分に切り、種と綿をきれいにスプーンなどで取り出し、3mmのスライスに切る。※白い綿が苦味の素なのでよく取り除く。
- ゴーヤに一つまみの塩を振りかけて塩もみし、1リットルのお湯で下茹でする(緑色の野菜の下茹で方法Hint&Skill☛)。
- 鍋に1リットルの水を沸かし、酒と塩を加えて肉をほぐし入れる。
- 肉の色が変わったら取り出して冷水に取って冷まし、3cm幅に切りそろえる。
- 鍋で鰹だしを沸騰させ、ゴーヤとそぼろ豆腐を加えて一煮立ちさせ、水溶き片栗粉でとろみをつけたら2~3分煮込んでとろみを安定させる。
- 皿に7の肉を敷き詰め、8の餡を回しかけて出来上がり♪
卵1個を解して、大さじ1のそぼろ豆腐と小口に切った細葱を混ぜて厚焼き卵。甘さもほどよく、少し焼き目をつけると香ばしくて美味しいです。
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少し前の記事になるのだけど、今頃ネット上で騒いでいるというのでここで少し言及したいと思いました。
今回の民主党マニフェスト(第一案)で早くも公表された「子ども手当て」についてです。いわゆる「ばらまき」といわれる中身の一部ですが、この手当て自体は結構なことです。日本人ってこういうのにとても弱い人種だとつくづく思ったのですが、こういった政府の支出に対して、当然収入を何かで確保しないとバランスできないわけです。しかも大赤字を抱えた日本です。で、最初から「配偶者控除と一般扶養控除の廃止」もうたっていましたから、ここでバランスを取るとしたら一体我が家ではどれくらいの損得?くらいは考慮しておくべきです。
そう言えば、昨日民主党から公約が出ましたね。消費税に関して何も触れていませんが、概ね独身者と中学生以上の子どものいる家庭にとっては大きな増税とな るようです。ということは、私のような世代と団塊世代以下の世代の二世がそれを担うというと言っても極論ではないです。なんだかげんなりなマニフェストですが、私の世代では生み出すものは何もないなどと言ってはいられない、何かしなくてはならないようです。
私は当初、我が家では大変な増税の対象家庭だと受け止めていました。今頃驚きませんが、なんだか周囲の騒ぎは今頃始まったようです。
うまい話で騙そうと相手が目論んでいるわけではなく、自分で考え及ばないことで何か不利なことが起こると、それは相手のせいだとするのが得意なのも日本人です。陸続きの国境を持つ先進国や欧米人などは、身を守ることが身についているからか、大変用心深く脇を締めています。
日本人の素晴らしい暢気な特質かもしれませんけど、くれぐれも相手のせいにだけはしないで、争いのない社会を望みます。
子ども手当て 実は7万円増税?☛ココログニュース
2000万世帯に影響☛日本共産党
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