無花果(イチジク)と鶏肉のタジン:町内の平成鬼婆
大変寒くなりました。気温はマイナス4度程ですから、諏訪のいつもの冬よりは暖かいので助かります。それでも朝方ジョギングに出る瞬間はいやーなものです。立石公園の石のベンチに仰向けになって腹筋を軽くいたしますが、流れ星を見たような見なかったような。ニュースで、今週流れ星がよく見えると報じていいたので早速どんな感じなのかと調べると、こちらに詳しくあります➠AstroArts。10月はオリオン座流星群、12月はふたご座流星群ですって。いいですね。腹筋をするのを忘れて、仰向けで寝そうになりました。
さて、今日は野菜と一緒にローストした鶏に、乾燥無花果(イチジク)を散らしたタジン鍋です。
ドライフルーツと肉を一緒にした料理に、馴染みの薄い日本人ですが、それは欧米から見たら、お砂糖で肉の味付けをするのが驚きなのに、肉じゃがを痛く気に入るのと同じようなことです。料理の味付け的にドライフルーツを用いるのは、砂糖との比較ではかなり上品なな甘さとなり、香りも優しくなります(無花果について➠)。また、肉と一緒に食べたりデザートで食べると、肉のたんぱく質を分解して消化を助ける効果が期待できるそうです。よい事ですね。
さて、作り方ですが、肉の余分な脂肪を取り除き、塩・胡椒をして下味をつけてから皮目を下に弱火で焼付け、焼き色が付いたら裏返して全体に焼き色をつけます。肉をゆっくり焼いている間に、いつものように材料を全て切り揃えたら、鍋に重ねて行きます。順番は、スープのしみ込みを楽しみたい食材であるじゃが芋やにんじんなどを底部に、一番上から野菜の水分が下の肉に染み渡るように中ほどに肉を並べます。
材料
- ドライ無花果・・10個
- 若鶏のもも肉・・二枚(480g)
- 玉葱・・180g(大半分)
- じゃが芋・・400g
- にんじん・・150g
- 大根・・200g
- パプリカ(黄色)・・120g(半分)
- にんにく・・1片
- クミンシード・・一つまみ
- コリアンダー・・一つまみ
- シナモンパウダー・・3振り
- オリーブオイル・・大さじ2
作り方
- 鶏肉の余分な脂を切り取り、繊維に直角に包丁を浅く入れて筋を切り、適当な大きさに切り分ける。
- 1の肉に塩・胡椒をして皮目から弱火で焼き、焼き色がついたら裏返して全体を色よく焼き上げる。
- 鍋にオリーブオイルを引いて、じゃがいも、人参、にんにく、大根を並べ、2のと肉をのせる。
- 玉葱、パプリカのたっぷりのせ、クミンシード、コリアンダー、シナモンパウダーを振って無花果をのせる。
- 蓋をし極弱火にかけて40分ほど、鍋底にスープがでれば出来上がり。塩で調味して出来上がり♪
先日(12月8日)、たまたまNHKためしてガッテンで「蒸し煮鍋」をテーマにしていました。野菜のシャキシャキ感や栄養効果、腎臓結石の元になるほうれん草などのアクを消すカルシウムを含んだタレのレシピなど、興味深い内容でした。
今年のMy boomになっている鍋が「蒸す」ことが中心で、「タジン」料理の良さを改めて確認できました。NHKですから流石に「タジン」の固有名詞は出てきませんでしたが、あくまでも日本人ならではの野菜の特性や、食に対する関心度からだと納得できるような詳しい内容でした。
タジン鍋というのは野菜の食感を残すというこだわりまではないものの、沸点で煮込むほど温度を上げないので似ていますが、放送で紹介していたのは、70度をキープするという料理法でした。穴の開いた日本の通常の鍋を使用した場合の温度キープのコツと、水を加えて蒸すので、野菜から出てきた水分で出来上がるタジンとは違いがあります。が、野菜の栄養と食感という点で全く観点が違うので、この方法も試してみたいとは思いました。
その時のメモを忘れないうちに記しておきます。
何をメインにするのかをまず決め、順番はこう。
底部にこんにゃく+豆腐+メインになる肉や魚など+野菜+水100㏄で、菜箸をお鍋の周囲に渡して蓋を被せ、蓋がてで触って熱いと感じるまで加熱後、菜箸を取り外して(蓋を全開にしないで箸だけ引き抜くように)布巾を掛けて10分余熱で蒸らす。以上です。
詳しくは➠NHKためしてガッテン「低温蒸し煮鍋(1回分)」
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久しぶりに「ピンポンダッシュ」が始まった。懐かしいです。
このところ数日間、ほぼ同じ時間帯で玄関のドアーフォンが鳴ります。初回は例のそれだとは疑わなかったのですが、2回目の時に「ま、またやられた!」と、暖かい部屋から出て行ってまで引っ掛かったことが悔やまれました。
懐かしいというのは、ここ10年くらいこの「ピンポンダッシュ」をやられなくなっていたのです。お子様がお行儀よくなったのでしょうか。家が小学校と中学校の通学路で静かな住宅街ですから、毎年色々ないたずらはあるのです。先日は、学校のモップが何故か家の脇に立ててあって、先生が生徒を連れて謝りに見えたばかりでした。
いたずらはギャングエイジ(もしかしたら死語?)の特権で、私は大人の手を焼かすくらいの子どもが当たり前で普通で、おとなしいのは変だという価値観なのです。
さて、そのピンポンダッシュは、犯人を特定するのが難しいのです。アンサーフォンで応答して、相手が無言でも一応玄関へは行ってみます。すると姿がありません。道は曲がりくねっていて傍の角を曲がれば小学生が何人か連れ立って下校中です。ドアーフォンが鳴った直後に階下に行っても、今まで捕まえたことは一度だけです。その確立の悪いイタチゴッコで、昨日遂に二匹捕まえました。家の角を曲がったところで屯をしている数名がその子らでした。 他の子は蜘蛛の子を散らすように逃げました。
思いっ切り強面で一芝居うって叱りました。が、ちょっと気になる点がいくつかあったので書いておきます。
誰がやったのかと聞いたとき、
・ やった本人は自分だと認める前に一緒にいた仲間のことをしきりに出す。
・ 仲間は自分はやっていないと言って、やった本人を指差す。
・ 謝ったら済むと思っている。
この反応には少し驚きました。何だか子どもらしさがない感じです。聞かれている本人は、我が事としていないことが見え見えです。即座に人のせいにして、一連の話が終わると謝って済んだ気になってケロッとしているのです。これでは、わざわざ捕まえて叱る意味がないと思い、間髪容れずに「許さない」と言ったら、しばらくしてやっと本当に困ったような様子になったので「許してもらいたくもないんでしょ?」と聞くと、いよいよ目に涙を浮かべて首を横に振る。首を振るだけじゃわからないと言うと「許してください」と言う。「ただじゃ許さない」と言ってから初めて「もう二度としません」と言えた。ここでやっと私も「今回だけは許してあげる」と伝えて捕物帳は終わったのです。内心、「もう二度としません」が出てこなかったらどうしようかと、次の手を考え始めていました。
「お騒がせして申し訳ありません」と謝れば済むのではなく、「二度と同じあやまちをしません」と言って自分に誓いを立てる姿勢が、そのことに自己責任を持つことに繋がるのだと思います。失敗をして成長するというのはそういうことです。いい大人になってから、これができない人がいろいろと問題を起こすものです。いかがなものでしょうか。
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