コゴミのお浸し:追い鰹の「浸け地」で:極東ブログ書評「日本の大問題が面白いほど解ける本(高橋洋一)」まず知らせたくて
最近時々見かけるようになったコゴミを使って、お浸しを作りました。通常なら6月位まで食べられるのですが、気候が不安定なので今年はどうなることかと思っています。
コゴミというのは草蘇鉄(クサソテツ)という多年草のシダの仲間で、葉が広がる前の丸まっている芽の時に山菜として食べます。実は、打ち明けてしまうと、私は、野山でこのコゴミ取りをしたことがないのです。これじゃないかな?と思って見たことはあるのですが、シダの仲間は種類も多く、小さな芽の時は特に見分けが難しいと思っています。ついでの話で、ゼンマイとワラビもよくわかっていないのですよ。但し、はっきりとしていることもあります。それは、コゴミとワラビなどは全う仲間で、茎が丸いか半月か、産毛のような毛があるかないかなどの違いです。その昔は、それすらも知らなかった私ですが。コゴミは蕾を広げてみると、見たことのあるような葉が出てきますが、我が家の庭先に観賞用として義母が植たらしい葉が毎年出てきます。そういうわけで、コゴミは、身近な山菜なのだということです。癖もなくアクもないので、火が通ればどのような料理方法でも食べられるのが嬉しいコゴミです。
さて、お浸しにする場合は、出汁が命のような料理なので、美味しく上等な「追い鰹」という方法で取った濃い出汁で作りました。因みに、この方法で麺類の出汁を取ると、プロ並みの美味しいつゆになります。
作り方は、▶水から昆布を浸けて一晩くらい水出しをし、▶昆布を取り出してから火にかけ、80度まで温度が上がったら花かつおを加えて5分同じ温度で出汁を取り、そのまま冷まします。この鰹出汁は「一番出汁」と言って、すでに上等の出汁です。※ここで取り出した鰹と昆布でもう一度水から煮出してもお味噌汁などに使える出汁になります。▶さて、この出汁をもう一度煮立てて、花かつおを一掴み加えることを「追い鰹」と言います。▶すぐに火を止めてそのまま冷まします。この出汁を漉して「浸け地」にします。
材料
- コゴミ・・150g
- 鰹出汁(追い鰹)・・150cc
- 白醤油・・大さじ1
- 塩・・小さじ1/3
本格的に出汁を取るのは面倒くさいと言うのをよく聞きますが、時間はかかっても分業なので、実際に関わる時間は短いものです。また、時間がある時にまとめ て出汁を取るとよいです。大量では使いきれないという場合は、小分けにして冷凍もできます。今日はコゴミですが、これからの季節は山菜や葉物が出まわるの で、是非この「浸け地」で一度お浸しを自作してみてください。
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