僕が毎週楽しみにしていることのひとつに、「同年代の起業家との定例会議」がある。この会議の効果は絶大で、事業を営んでいる人(あるいはこれから営まれる人)には是非試してもらいたいので、ちょっと紹介してみる。
ちなみに僕が参加しているのは同じような会議を2つほど。もしかしたら近々3つ目も走り始めるかもしれない。複数の会議に参加しても、労力はそんなに変わらず、享受できるメリットは増えていく。
■定例会議の進め方
僕が取り組んでいる会議の流れは次のような感じだ。荒削りではあるけれど、考えるヒントにはなるのではないだろうか。
1)同じぐらいの時期に起業した経営者3~4人で、毎週ないし隔週で曜日と時間を決めて集まる。
・参加メンバーがこれ以上になると、短時間で深い話が出来なくなるので、会を分けたほうが良い。
・参加メンバーは異なる業界、異なる能力、異なる人脈を持った人で構成されるのが望ましい。
・同じぐらいの時期に起業していないくとも、同じぐらいの規模であれば問題ない。
2)面白い罰ゲームを考える
・参加者がこれから立てる目標や計画を実行出来なかった場合、実行しなければならない罰ゲームを考える。これは、モノやお金など分かりやすいものだとつまらない。宣言した目標や計画を守る意欲が自ずから出てくるような内容にする。
・僕たちが今取り組んでいるのは、「目標を達成できなかったメンバーは、車で他のメンバーを載せて日帰り温泉の運転手をつとめる。」というもの。これは目標を達成できなかったら結構悔しい。運転手を勤めて、なおかつ同乗者が楽しく飲んで酔っ払っているところ、自分はお酒を飲んではならないのだから。皆で達成したら、公共交通機関を使って皆で行けばいくことにすれば、皆で目標を達成しようというインセンティブに繋がる。
ちなみに僕が参加しているのは同じような会議を2つほど。もしかしたら近々3つ目も走り始めるかもしれない。複数の会議に参加しても、労力はそんなに変わらず、享受できるメリットは増えていく。
■定例会議の進め方
僕が取り組んでいる会議の流れは次のような感じだ。荒削りではあるけれど、考えるヒントにはなるのではないだろうか。
1)同じぐらいの時期に起業した経営者3~4人で、毎週ないし隔週で曜日と時間を決めて集まる。
・参加メンバーがこれ以上になると、短時間で深い話が出来なくなるので、会を分けたほうが良い。
・参加メンバーは異なる業界、異なる能力、異なる人脈を持った人で構成されるのが望ましい。
・同じぐらいの時期に起業していないくとも、同じぐらいの規模であれば問題ない。
2)面白い罰ゲームを考える
・参加者がこれから立てる目標や計画を実行出来なかった場合、実行しなければならない罰ゲームを考える。これは、モノやお金など分かりやすいものだとつまらない。宣言した目標や計画を守る意欲が自ずから出てくるような内容にする。
・僕たちが今取り組んでいるのは、「目標を達成できなかったメンバーは、車で他のメンバーを載せて日帰り温泉の運転手をつとめる。」というもの。これは目標を達成できなかったら結構悔しい。運転手を勤めて、なおかつ同乗者が楽しく飲んで酔っ払っているところ、自分はお酒を飲んではならないのだから。皆で達成したら、公共交通機関を使って皆で行けばいくことにすれば、皆で目標を達成しようというインセンティブに繋がる。
3)3ヶ月先に達成したい目標を宣言する。
・参加者が順番に、「~~という状態にします。」という定性的な目標と、「~~という売上を実現します。」という定量的な目標、2つ宣言します。
・「すごい会議」によると宣言するすごい目標は6~12ヶ月先がいいとのことですが、スタートアップの小企業であれば、3ヶ月後ぐらいがちょうどいいと 思います。ここの期間は参加メンバーで話しあって決めるのが良いと思います。
4)3ヶ月後の目標を達成するために必要な1ヶ月後の目標を宣言する。
・3ヶ月後の目標を達成しようとしたら、1ヶ月後に達成しておかねばならない状態が自然と見えてくる。それを宣言します。
5)1週間後(次の会議まで)の目標を宣言します。
・1ヶ月後の目標を達成するために、次の会議までにやるべきこと、達成すべきことを宣言します。
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会議の基本流れはこれで終わりです。3~4人だと、30~1時間程度で終わります。その後は今抱えている経営課題に関して話しあったり、相互にアドバイスをしあったりします。毎月、宣言した内容はチェックして、1ヶ月後、または3ヶ月後の目標が達成されなかった場合、罰ゲームを実行しなければならなくなります。
今のところ、僕がやっている会議では無断欠席が起きたためしはないけれど、もし無断欠席があった場合は、その時点で会議への参加資格を失う。ぐらいの厳しさがあってもいいのではないかと思います。小規模な組織で動く人はそういった約束をきちんと守れる人でないと、お互いの時間がロスするばかりと思います。
■何故、こういった会議を行うのか
この簡単な会議を行うことで得られるメリットは驚くほど多いです。コーチの方に、もう少し会議の内容をブラッシュアップしてもらえば更に、効果的な会議に変更することも可能かとは思いますが、現段階でも、僕は次のようなメリットを感じています。
僕は、究極の会議やすごい会議といった、会議のバイブル的書籍を読む以前から、多くの人の時間を頂く「会議」というものをいかに生産的で、エキサイティングでわくわくするものにできるか、ずっと考えてきました。
会議は参加するメンバーによって、最適な内容や進め方が異なります。まだ未熟な組織のリーダーが集まる会議としては、このような内容がベストとは言えなくとも、かなり効果的に機能するように思います。
経営者はやりたいことがあっても、毎日いろいろな話が転がり込んできて、何かにフォーカスするということがしにくいです。また、忙しさの中で、ついつい何かをさぼってしまうことも往々にしてあります。また、そんなときに、周りから「何故、目標を達成できていないのか」ということをチクチクと突っ込まれると、非常に不快な気分になります。
そういうことを考えると、自主と助け合いを重んじるこういう会議の形態がベストなのではないかと思うわけです。
小規模な会社の経営者として活躍されている方はもちろん、これから経営者の道を歩まれようとする方にも、是非一度試してもらいたい会議の形態です。
すごい会議−短期間で会社が劇的に変わる!
著者:大橋 禅太郎
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究極の会議
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発売日:2007-08-31
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・参加者が順番に、「~~という状態にします。」という定性的な目標と、「~~という売上を実現します。」という定量的な目標、2つ宣言します。
・「すごい会議」によると宣言するすごい目標は6~12ヶ月先がいいとのことですが、スタートアップの小企業であれば、3ヶ月後ぐらいがちょうどいいと 思います。ここの期間は参加メンバーで話しあって決めるのが良いと思います。
4)3ヶ月後の目標を達成するために必要な1ヶ月後の目標を宣言する。
・3ヶ月後の目標を達成しようとしたら、1ヶ月後に達成しておかねばならない状態が自然と見えてくる。それを宣言します。
5)1週間後(次の会議まで)の目標を宣言します。
・1ヶ月後の目標を達成するために、次の会議までにやるべきこと、達成すべきことを宣言します。
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会議の基本流れはこれで終わりです。3~4人だと、30~1時間程度で終わります。その後は今抱えている経営課題に関して話しあったり、相互にアドバイスをしあったりします。毎月、宣言した内容はチェックして、1ヶ月後、または3ヶ月後の目標が達成されなかった場合、罰ゲームを実行しなければならなくなります。
今のところ、僕がやっている会議では無断欠席が起きたためしはないけれど、もし無断欠席があった場合は、その時点で会議への参加資格を失う。ぐらいの厳しさがあってもいいのではないかと思います。小規模な組織で動く人はそういった約束をきちんと守れる人でないと、お互いの時間がロスするばかりと思います。
■何故、こういった会議を行うのか
この簡単な会議を行うことで得られるメリットは驚くほど多いです。コーチの方に、もう少し会議の内容をブラッシュアップしてもらえば更に、効果的な会議に変更することも可能かとは思いますが、現段階でも、僕は次のようなメリットを感じています。
- 自分自身が直近フォーカスしなければいけないことが明確になる。毎日、やらなければならないことや、面白そうな話が流れこんできます。けれど、それらすべてにちょっとずつ手をつけてたら、全て中途半端に終ってしまいます。有限な時間を有効に使うために、自分の頭でフォーカスすべきことを考え、宣言するのは、企業活動をシンプルに理解するために非常に役立ちます。
- 目標を達成するために、他の参加者の助力が得られる。目標を達成するために困難が生じていたり、悩み事があれば、会議参加者に相談することで助力が得られることがままあります。僕の場合は、取引先を紹介してもらったり、苦手なウェブ分野に関してアドバイスをもらったり‥。そういう参加メンバー間で自然と助け合いが起こるのもこの定例会議の良さのひとつです。(与えてもらうばかりの人がメンバーにいる場合は途中で離れてもらう必要も出てくるかもしれません。)
- 目標を達成するためのペースメーカーとなる。以前、起業家支援を行っているベンチャーキャピタルに話を伺ったところ、複数のメンバーで起業したほうが成功の確率は不思議と高くなる。という話を聞きました。だから、いまではそのVCは起業家に助成するとき、個人での応募は認めないというルールを設けたそうです。その理由を僕がある経営者の方に聞いてみたところ、「簡単だよfukui君。人は一人だと怠けてしまう生き物だからだよ。」という答えが返ってきた。人から見られることで、しっかりやるという面は確かにある。
僕は、究極の会議やすごい会議といった、会議のバイブル的書籍を読む以前から、多くの人の時間を頂く「会議」というものをいかに生産的で、エキサイティングでわくわくするものにできるか、ずっと考えてきました。
会議は参加するメンバーによって、最適な内容や進め方が異なります。まだ未熟な組織のリーダーが集まる会議としては、このような内容がベストとは言えなくとも、かなり効果的に機能するように思います。
経営者はやりたいことがあっても、毎日いろいろな話が転がり込んできて、何かにフォーカスするということがしにくいです。また、忙しさの中で、ついつい何かをさぼってしまうことも往々にしてあります。また、そんなときに、周りから「何故、目標を達成できていないのか」ということをチクチクと突っ込まれると、非常に不快な気分になります。
そういうことを考えると、自主と助け合いを重んじるこういう会議の形態がベストなのではないかと思うわけです。
小規模な会社の経営者として活躍されている方はもちろん、これから経営者の道を歩まれようとする方にも、是非一度試してもらいたい会議の形態です。
すごい会議−短期間で会社が劇的に変わる!
著者:大橋 禅太郎
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著者:鈴木 健
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Comment
頑張っているというか、まぁお金を稼ぎつつ、刺激しあっていかに仕事を楽しくしていくかを考えていくと、こういう形に落ち着いたというか‥‥。笑
はしださんとも副業ネタで、定期的に盛り上がるお話できればと思ってます!!
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