fukuidayo

人と組織と、fukui's blog

32歳にして会社を辞め、小説家になることを志し、食うために起業したある男のblogです。

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アロマ体験から考える、人と組織のコンサルティング

今更ではありますが、あけましておめでとうございます。
年明け早々、ひどい風邪を引いてしまいました。

目やにと微熱が続き、何より咳が酷い。
医者に行き、処方されたクスリを1週間ほど飲んだんですが、一向に良くならず、咳はひどくなるばかり。

多くの予定をキャンセルしましたが、飛騨高山にあるアロマの抽出所に行く、という仕事はどうしても外せなかったために、咳き込みながら一路、雪道をふらふらになりながら車を飛ばしました。

アロマテラピー等で利用される、エッセンシャルオイルの抽出の現場を見るというのはもちろん初めての体験だったわけですが、いざ抽出所に入ると、もうもうたる蒸気と、強烈な森の匂いが漂ってました。

抽出所の蒸気と森の匂いの中に2時間ほど佇んでいたところ、あんなにも治らなかった咳が不思議と止まっているではありませんか!

蒸気と、エッセンシャルオイルの成分が喉に効いたのだと思いますが、あれほど治らなかった咳がピタリと止まったのには本当に驚きました。

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最近気づいて、実践していることシリーズ【その1】 ~奥さんと話して決めたことふたつ~

7つの習慣等で「重要だけど緊急性のないものに時間を投資せよ」みたいな話があるけど、仕事が忙しいと、ついついおろそかにしがち。「重要だけど緊急性がないもの」って家庭とか、商品開発とか、プロモーションの仕込みとか、仕事以外の人間関係の強化とかだと思う。最近、いろいろなところから電話がかかってきて、スケジュールが埋まってしまう。という状態になっており、特に2月の前半までは目の前の仕事に真剣に向き合うことに忙殺され、しかもありがたいことに毎日のように何らかの相談や問い合わせを受けていて、ウハウハ~ってなってたんだけど、同時に「重要だけど緊急性がないもの」への時間の投資がおろそかになっていた。このツケは近い将来必ずくる。

というわけで、奥さんと話して決めたことが2つ。

ひとつめは、週7日あるうちの1日は「家族の日」として仕事の予定を入れない。(スケジュールをブロックしてしまう。依頼があっても日程を再調整してもらう)

ふたつめは、週7日あるうちの1日は「商品開発の日」として自己投資の時間にする。セミナーへの参加や、遅れ遅れになっているホームページの改定、既存のお客様へのメルマガを書いたりする。

そんな感じ。まだはじめたばっかりだけど、すっげーー良い感じで回ってる。
やっぱりコヴィー先生のいってたことは正しかった。「緊急ではないけど、重要なことに時間を投資」する、と。

一方で、「他の人の2倍働く」って考え方も好き。
ただし、2倍働くにしても、「いい2倍働き方」「悪い2倍働き方」がある。ここらへんの気付きはまた気がついた時にまとめる。

 7つの習慣―成功には原則があった!
7つの習慣―成功には原則があった! [単行本]

まんがと図解でわかる7つの習慣 (別冊宝島) (別冊宝島 1805 スタディー)
まんがと図解でわかる7つの習慣 (別冊宝島) (別冊宝島 1805 スタディー) [大型本]

※7つの習慣の原書を読もうと思ったら結構ハードなので、最初に読むなら「まんがと図解でわかる」のほうがオススメ。良書です。

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「The商社」「TheShop」「Bankers」‥おかげさまで、体験型研修の開発・実施依頼をたくさん頂いてます。

さて、、、いったいどれだけぶりの更新でしょうか。
おかげさまで、私としては本望なのですが、研修コンテンツの開発の依頼を数多く受けております。
 
去年頑張ったことは、当社の主力商品である「The商社」の紹介動画を作成したことです。
どうしても体験型研修は、紙資料だけではイメージがつかみにくい、わかりにくいので、富山青年会議所の仲間でもある、ラックプロさんにお願いして作成してもらいました。これからも体験型研修のコンテンツは随時作成していこうと思っています。


※The商社に関する問い合わせはこちら

現在開発しているビジネスシミュレーションは「Bankers(仮)」という銀行員に必要な能力やマインド、先を読む力を磨くためのツールです。これはとある金融機関に依頼されたものなので、一般に対しての提供はできないのが残念ですが、信用に応えるべく最高のものを作りたいと思っています。

そして、『TheShop』こちらはベータ版がついに完成しました。初回の販売は10セット。ともにTheShopを活用し、広めてくれる。10人のパートナー限定で販売します。日本には本当に何百万という数の店舗があり、その店舗経営者や店長の能力を磨くツールです。現在提供しているツールの中でも将来的な伸びしろは最も高いのではないかと思っています。が、これは振り返りのスライドをもっともっと強化できると考えてます。一般公開を進めてますが、満足行く形になるのは1年後になると思います。そして、そこまでの期間、様々なパートナーと一緒に歩んでいきたいと考えています。

The shop



また、ある研修会社と協同で開発に取り組んでいるのが、「ダイバーシティ・マネジメント」に関して体験を通じて学ぶ教材。社会が複雑化するにつれ、本当に多様な背景・国籍・宗教観・家庭環境・キャリア‥を持った人を雇用し、活用していかなければいけない時代になりました。しかし、人はどうしても人を見るときに『自分の常識』や『自分の経験』といったフィルタを通して人を見てしまいがちです。多様さを愉しみ、受け入れ、活用する。そんな人材を育成するツールにしたいと思っています。

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今年のテーマとして、「人と組織のコンサルティング」を標榜している弊社ですので、もう少し「組織のコミュニケーション」について総合的に学び、強化する研修教材を作らなければならないと思っています。会社の問題の多くはコミュニケーションを良くすることで解決できると信じてます。

最近読んだ記事で「阪神の補強」に関するおもしろい記事がありました。本来、ドラフトでとった若手を育成することが王道なのに、大リーグ帰りで旬を過ぎた選手で大型補強している。というものです。

「サカつく」「やきゅつく」といったスポーツ育成シミュレーションをしていたら、短期的には大型選手で補強し、中長期的に若手を育成する。という大方針をとることは間違いないでしょう。そして阪神も当然それをしたいわけですが、ファンからの勝利への要求、株主総会での要求、遅々として進まない若手の育成環境などが、フロント陣の判断を歪ませ、正しいチーム強化ができていないのだろうと思います。

これは、何も阪神に限ったことではなく、日本に存在する多くの組織が陥っている問題だと思います。
いろいろな阻害要因があるからこそ、ブレない大方針を示し、それに向けて邁進しなければいけない。
言葉でいうのは簡単ですが、なかなかできないこと。それを体験し、腹落ちさせる研修ツール。そんなものを作りたい。そう考えています。

 
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氷見の寒ブリはなぜ有名になったのか?プロモーションは難しく、救いがない。

プロモーションについてブログを書こうと思っているけれど、なかなか考えがまとまらない。

これまで様々な企業のプロモーションに携わってきて、経験的に言えることは、元祖「ゲリラマーケティング」のJ.K.レビンソンのいうように、1発のメールや1回の広告で効果が出ることは少なく、継続して広告していく中で、どこかで急にブレイクするタイミングがあることだ。

もちろん、ブレイクするまでの辛い期間にあきらめずに継続することと、ゆっくりとでもいいので継続的に改善を続けていくことが大切だ。これを続けるのはとてもむずかしく、苦行のように感じられることも少なくない。

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昔聞いた話でとても参考になったのが、「氷見の寒ブリはなぜ有名になったのか?」という話だ。

不漁の時期にはキロ1万円。一本10キロとして、10万円の値をつけることもある氷見の寒ブリは、今や完全にブランド食材になったけれど、寒ブリがブランドになるまでには様々な工夫があったという。

その工夫で一番印象に残っているのは、有名になるまで一定の量を流通させる。というものだ。
漁協や市、そしてもちろん市民が中心となって、周辺に「氷見の寒ブリ」という非常に貴重で美味いものを贈り物で配りまくる。

食べてみるとやっぱり美味い。今度は自分で買おうと思う。贈り物に使おうと思う。
そんなことが繰り返されて、ブランド化が進んでいったという。

話題作りがうまいところは、この一定の量を流通させる。という作戦をうまく使う。
著名人や発信力のある人に、無料で、あるいは、安い価格で体験してもらい、体験談を宣伝として使う。

もちろん、本当にモノが良くなければ口コミでは伝わらない。
モノに自信があり、その体験を積極的に他に広めたい。という人が増えてはじめてクチコミがおこる。

promotion_success

こう考えていくと、プロモーションで大切なことは、序盤ブレイクする時までいかに粘るか。
ということに尽きるような気がしてくる。

(図で示したプロモーションの成功パターンは、広告代理店の方や、人気ブログを運営している方などは、アクセス数や問い合わせ数が綺麗にこのグラフのようになるのでご理解頂けると思う。)

ハイパワー・マーケティングを訳した、金森氏なんかは、「プロモーションを考えるときは札束に火をつけて燃やす覚悟が必要だ。」と述べる。極端な話かもしれないけれど、一理ある。
 
プロモーションに資金をかけることが出来れば一番いいけれど、資金をかけれないことだってある。
実は、そんな会社が大半だし、そういう会社はちょっと頑張って広告を出して、その効果の少なさに愕然として、二度と広告にお金を使わなかったりする。慣れていないと、覚悟が決まらないと、なかなか広告にお金を使えない。お金をドブに捨てているかのように感じてしまう。

その上、会社の状況や商品、手持の資金量によって最適なプロモーション方法は異なってくる。広告代理店やネットマーケティング会社に勤めていたプロを雇っても、必ずしもその会社に適切なプロモーションプランを立案できるとは限らない。

分野を絞れば成功者はいるし、プロモーションやマーケティングのプロという人はいるが、
そういう人はすぐに売れっ子になり、これまた高いコストがかかるようになる。

以前、私が勤めたことのある関連会社が、社運をかけて5億の広告を某大手広告代理店に発注した。売り出し中の有名女優を使い、大都市をジャックするかのような広告をうった。考えていたような成果はまるで出ず、会社の経営が大きく傾いた。広告やプロモーションに慣れていない企業が突然社運を賭けてこのような広告を打つと、往々にして悪い結果になりがちだ。

広告に慣れていない。
広告代理店の営業担当を見極める力がない。
商品そのものが練り上げられていない。

おそらくもっと他の広告のやり方があったのだろう。
もう少しリスクを抑えつつ、広告に対しての知識・経験を積んでいく必要があったのだろう。

ブレイク出来ないままに、資金が尽きることは多い。
引き際が肝心だが、粘り強さも大切だ。明日ブレイクがくるかもしれない。

どう続けるか。
これほどまでに、プロモーションは難しく、救いがない。


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いま、僕が住む富山の八尾では、おわら風の盆という祭りを行なっている。
人口2万人強の町に、3日間で25万人を超える観光客が訪れる。

おわらが有名になったのは、風の盆恋歌の影響だと思うけれど、それはブレイクのきっかけに過ぎず、それ以前も、それ以後も、おわらはおわらとして、泰然として町にあった。言ってみればそれは、八尾の町が時間をかけ継続して育ててきた町の宝だ。



究極的に言うと、一気に広めようとせず、氷見の寒ブリや八尾のおわらのように、ブレイクするまで続けることが出来るだけの構造をつくってしまうことが必要なのかもしれない。そうすれば時間を味方につけることができる。他にないユニークなプロダクトを扱っているならば、それが唯一無二の方策かもしれない。


 実践的ゲリラマーケティング―小企業のための成功する広告戦術
実践的ゲリラマーケティング―小企業のための成功する広告戦術

ハイパワー・マーケティング
ハイパワー・マーケティング

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【18回目】富山で独立・起業セミナー 初の店舗ビジネスの登場です!

富山の会員制自習室&仕事スペース LiTa Club にて、毎月1回開催させて頂いている、

「富山で独立・起業セミナー」も来月で、ついに18回目。

徐々に参加頂く方も増え、継続は力だなぁ、ということを毎回感じております。
(前回の起業セミナーのゲストは、名前詩人 西田実氏。実施レポートはこちら) 

次回は、

日時: 2012年9月7日(金) 19:00~21:00
会場: LiTa Toyama
住所: 富山県富山市二口町1丁目7-14


にて、ゲストに美容ビジネスのコンサルタントであり、北陸でまつげエクステのサロンを経営されていらっしゃる、
廣岡伸弥氏(28歳)をお招きしてお送りします。

参加費は 一般・トライアル会員 1,000円 / LiTa Club会員 無料 となります。
 申込は下記URLよりお願いいたします。
http://argo-navi.net/mielca_learnput/PublicSeminar.aspx?gId=1&sId=1&eId=851

hirooka
写真は廣岡氏と奥様…ではなく、弊社スタッフの美菜子女史です。


廣岡氏は、若干28歳。

現在は奥様が社長を勤められるまつげエクステサロンの役員として、経営実務全般に取り組まれるとともに、ご自身は美容系専門学校への講座提供、美容系起業のコンサルタントとして、幅広く活躍されておられます。

もともとは県外の化粧品メーカーで活躍されていた廣岡氏が、富山への帰郷を決心されたのは、

東日本大震災を期に、家族との絆の見直し

を考えられたからだそうです。

時期こそ違いますが、私、福井も、東京での職を辞し、富山に戻り起業したのは、
自分が生まれ育った土地である富山に戻り、育ててくれた家族に恩を返したい。
という思いからでした。そういう意味では廣岡さんに非常に共感いたします。

廣岡さんが本格的に事業を初められたのは、奥様がご自宅で取り組まれていた、
「まつげエクステ」の事業を、店舗を借りて本格的に展開することの相談に乗ったのがきっかけです。

そこから先は、奥様の技術力と、廣岡さんの経営能力・技術力でトントン拍子に事業は伸びていきました。

1店舗目を出してから、またたく間に2店舗、3店舗と展開され、その上専門学校との提携や、他社へのコンサルティングサービスの提供など、精力的に活躍されています。

今回の起業セミナーの見所はなんといっても、起業セミナー初の『店舗ビジネス』

という点です。

店舗ビジネスというと、どうしても初期投資がかかるというイメージがつきます。
飲食店や美容院を新規に開業すると安くて500万円。
運転資金も合わせて考えると1,000万円はかかるという印象があります。
実際に店舗ビジネスをはじめる多くの方は、金融機関等から資金を借りて始めるかたも多いです。

しかし、廣岡さんご夫妻は小資本でリスクを抑えてはじめられ、
しかも、順調に軌道にのっております。

そのヒミツはなんなのか?
それは、LiTa Clubという店舗ビジネスを展開する私にとっても非常に気になるトコロです。

事前に私が、廣岡さんにインタビューした成長のヒミツをほんのすこしだけ、公開いたします。

・店舗を借りるときは、できる限りコストを抑える。専門家の協力で結果的に安くなることも。
・ビジネスのライフサイクルを考える。これからそのエリアで伸びる事業かどうか、それが大事。
・店舗ビジネスは周囲の知人が最初の顧客、あるいは顧客の紹介者。周囲との関係の築き方が大事。
・初期段階において、一定の広告は必要。広告で来た最初の顧客をリピート利用して頂く仕組みと顧客を紹介してもらう構造を徹底的に考える。

当たり前のことばかりですが、これが結構難しいです。
接客の良さはもちろん、技術の良さも求められ、その上で、お客様がお客様を増やしてくれる仕組みを作る。
できるようで出来ないのですが、次回の起業セミナーでは、どういう細かな「お客様にお客様を呼んで頂く仕組み」を作り上げているのか、詳しく聞いてみたいとおもいます。

みなさま、お楽しみに!

さて、LiTa Clubでは、 そういうお客様がお客様を呼ぶ仕組みを作れていますかねぇ…。
いやはや、考えないといけません。(汗)
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今日よりも良い明日を生きるための5つのオプション

下記は国税庁の民間給与実態統計調査から拾ってきたデータだ。

民間の平均給与額

このデータによると、1998年のピーク時を境に民間の平均給与額は下がり続けている。
2010年のサラリーマンの平均給与は1989年の水準を下回った。
収入という観点で見ると20年以上前に時代は退化している。

この期間労働力人口は一貫して増え続けているとか、非正規雇用者の割合が増え続けているとか、高給取りの方が無事退職し、若手の給与は伸び悩んでいるとか、うつに悩む人が増えているとか、そういう個別の議論は本題ではないのでやめておく。

企業が人件費という名のコストを削減するのは当然なので、非難するつもりはない。
国の政策を嘆いてみても、政治家を選んだのは僕達国民ひとりひとりであり、改革するには時間がかかる。

しかしながら、この減少する給与と、その一方で増え続ける税・社会保障負担が社会の閉塞感を生み出す一因となっていることは間違い無いと思う。

今日よりもよい明日が生まれる確信があれば、人は活き活きと生きることができるけれど、
明日が今日よりも悪くなるという思いが心と体を満たしていたら、どうしても気分は塞ぐ。

大都市であれ、地方であれ、「明日が今日よりも良くなる。」という確信が持てない。という意味では似通っている。

与えられたルールの中で、自分の人生の最適解を求めるしかない普通の人が、
今日よりも良い明日を送るために選びうるオプションは大きく5つに分けられる。

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水を30倍売る営業マンの話

ここ10年ほどの間にオフィスでよく見かけるようになったものにウォーターサーバーがある。
最近は家庭でも見かけることが多くなった。

1ガロンほどの水が定期的に配送されてくる、というビジネスモデルで、美味しくて安全な水をペットボトル等よりも安い値段で飲むことが出来る。

この水を他の営業マンの30倍売る男(Yちゃん)の話をしたいと思う。  

----

僕 「そういえば、Yちゃん元気にやっとんがけ~。なんかA社に勤めとったときとか、B社の時とかみたいに大変なことになっとらんけ」

Y母 「 最近は元気にやっとるみたいよ。なんか結構仕事も慣れてきたらしくて、他の職場への異動とかの提案もされたらしいけど、『水売りたい』っていって、今の仕事続けとるわ。」

僕 「それはよかったね。しかし、水を売って歩くって面白いのかね~。」

Y母 「わからんけど、いま会社のトップ営業マンらしいよ?この前○×っていうテレビにも出とったわ。売れたらやっぱり面白いがじゃないけ?」

僕 「へ~(まぁ、地方のテレビなんて出るの簡単だからな~)それはすごいね、 この前までなかなかいい職場がなくて転々としとったんにね。よかったね~。トップって、どれぐらい売っとんがけ?」

Y母 「なんかよくわからんけど、他の人の30倍売っとるらしいよ?」

僕 「は!?30倍?

Y母 「そう、30倍。」

僕 「他の営業マンの30倍売る営業マンなんて聞いたことないよ?3倍の間違いじゃないの?」

Y母 「それが30倍らしいよ。30倍売っとるけど給料あんまり変わらんって悲しんどるわ。笑」

僕 「なんでそんなに売れるの?Yちゃん営業とか販売とかの勉強しとったけ?」

Y母 「ぜんっぜん。勉強とかぜんっぜんやってないが。」

僕 「じゃあ、なんでそんだけ売れるが」

Y母 「友達が買ってくれるらしいよ?」

僕 「友達?」

Y母 「そう、野球部時代の友達がなんか買ってくれるらしいよ。友達だけじゃなくて、その友だちの親御さんとか、近所の人とか。Yちゃん水売っとるから、買ってあげてって。みんな喜んで買うらしいよ。」


そこには僕のしらない世界が広がっていた。


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小さな起業:本当の意味で役立った3つの視点

ハイパワー・マーケティング 先日書いた記事では、生きていくため、自己実現をしていくための小さな起業について触れた。まぁ、ぶっちゃけ大きな起業をしていない僕はそれ以外書けないのだけれど。

とはいえ、こんなことを書き続けているからか、おかげさまで月に1回ぐらいは富山・東京問わず、起業・独立の相談が来る。相談がきた時に、「もしまだ読んでいなかったら絶対読んで!」といって紹介するのが、

ジェイ・エイブラハムのハイパワー・マーケティングだ。

ジェイ・エイブラハムといえば全米No.1といっていいカリスママーケッターなわけだけれど、小さな起業をするときに参考になるアイディアがこの一冊に山ほど盛り込まれている。

多くの有名な日本人マーケッターのネタ本となった、この本。
ダイレクトメールの書き方などは、日本で部分的に取り上げられ、一世を風靡したけれど、小さな起業をはじめた人にもっともっと重要な視点が盛り込まれているので、それを紹介したい。

それが、卓越の戦略だ。

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地方での起業。誰にでも出来る起業。

minoru活動の拠点を富山に移してから、僕の重要なテーマのひとつに、

「地方での起業。誰にでも出来る起業。」

が加わりました。
起業には大きな起業小さな起業があると思っています。

大きな起業というのは、広く大きくお金を集め、短期間で急成長を志す起業。
小さな起業というのは、会社に頼りきりだった、収入と支出(税金や社会保障)を自分でコントロールするための起業。

市場が小さく、周囲の信用・信頼がものをいう、地方での起業を考える場合、
まずは小さな起業を成功させ、時間をかけてゆっくりと事業を成長させていくのがいいのだろうな~と、思います。

というか、大都市・地方問わず、世の中の99%の起業は生きていくため、自己実現をするための、小さな起業だと思うし、それで構わないと思います。

さて、本題。

そんな小さな起業の秘密を探るため。
そして、地方で起業する人を増やし、事業の新陳代謝を加速させ、地方を活性化させるために、
富山のLiTa Clubで、僕がコーディネーターの一人となって、「富山で独立・起業セミナー」を毎月1回開催しています。

毎回、起業1年前後ぐらいの人に、「起業してぶっちゃけどう?」ということを赤裸々に聞いていくこの企画。
「既に成功した起業家」というわけでもないから、親近感も湧くし、学ぶところも多いです。

既に、17回めとなった、8月10日の回でお呼びしたのは、
名前詩人 西田 実氏

リクルート、リクルートコスモス時代のエリートサラリーマン時代を経て、複数のベンチャー起業の成長に貢献。
働き過ぎが祟ったのか、アルコール依存症と躁鬱病を発症。

療養のため富山に戻り、3年半。
自分自身の心の治療のために学び始めた、「書」「うつのカウンセリング技術」が西田さんの第二の人生のきっかけとなりました。

最初の1年半は、「生きる意味を綴る詩」を書き、売ることで
月の売上が2万円(持ち出しのほうが多い状態)だったそうですが、

真剣に独立され、事業として取り組み始めてから、1年。現段階では、
売上が60万円/月まで伸びているそうです。

もちろん、現在の事業でこれ以上の売上を実現するのは難しい面もありますが、今後別事業の構想も含め、
250万円/月の売上を描くところまではきているとのこと。

250万円の月商を達成したら、年商3,000万円です。

ほとんど固定費がかからない状態で、自分と数名のアルバイトスタッフで回せるとしたら、これは本当に立派な事業ですし、その後の展開もおおいに考えられます。

そんな西田さんが、独立されてから意識して取り組んでこられたことのポイントを、
僕なりに下記の7つにまとめてみました。

1)家族の理解
2)2万円×5倍×5倍
3)質と量 ~圧倒的な行動量が質を高める~
4)がら空きのポジションで勝負する
5)メディア活用による無料PR
6)無料で配る
7)顧客の笑顔を実現する

以下、詳しく紹介したいと思います。 

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人と組織の心に溜まった澱みを取り除く方法

最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと
先日、東京で仕事をしているときに訪問させて頂いた会社で、立て続けに似たような話を聞いた。
曰く、

「いまの状態は社員にとって決していい状態ではない。みな、疲弊している。」

というものだ。

お伺いした会社の経営者はいずれも素晴らしい人格者の方々だ。
だからこそ社員の幸せを願っているのだけれど、業績が伸びていく中で、社員がギリギリの状態で働いている。目に見えない疲労や、ストレスが溜まっている。どうにかしたい、という悩みをポツリポツリとお話された。

僕が切れ味するどいコンサルタントであれば何らかの答えを示せるのかもしれないけれど、
その時の僕に出来ることは共感を示すことだけだった。

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自己紹介
プロジェクトデザイナー。富山県在住。人と組織の問題に興味があります。小説の原稿の断片、日々感じる社会や経済に関する疑問、書評を徒然なるままに。

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