グッド・ドクター (第3話・2018/7/26) 感想
フジテレビ系・木曜劇場『グッド・ドクター』(公式)
第3話『病院をたらい回しされた少女!救いたいだけなのに…』の感想。
なお、原作の「グッド・ドクター」(脚本:パク・ジェボム 制作:KBS)は未見。
「絞扼(こうやく)性イレウス」発症後、受け入れ可能な病院が見つからず、4時間以上が経過した6歳の美結(竹野谷咲)が搬送されてきた。高山(藤木直人)が不在の中、夏美(上野樹里)は他の病院に回せという間宮(戸次重幸)を押し切り、初執刀に踏み切るが、術中に美結は死亡してしまう。後日、美結の父・英雄(高橋洋)と母・詩織(前田亜季)が弁護士を伴い現れた。そんな状況下、湊(山崎賢人)はあるものを届けに英雄らの家へ…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:「グッド・ドクター」(脚本:パク・ジェボム 制作:KBS)
脚本:徳永友一(過去作/刑事ゆがみ、海月姫) 第1,2話
大北はるか(過去作/刑事ゆがみ、好きな人がいること) 第3話
脚本協力:LiLy(過去作/恋仲、好きな人がいること)
演出:金井紘(過去作/信長協奏曲) 第1,2話
相沢秀幸(過去作/隣の家族は青く見える) 第3話
音楽:得田真裕(過去作/アンナチュラル、正義のセ))
主題歌:androp『Hikari』(image world/ZEN MUSIC)
湊が最後に "いいとこどり" をするのは面白みに欠ける
前回の感想で、“本作の見所が、山崎賢人さんの演技と彼が演じる新藤湊の魅力しか無くなってしまった”と書いたが、残念ながら第3話もそれが加速してしまった。こう言うネタで感動する人がいるのは理解する。
でも、私の好みの問題として、ヒーローモノや勧善懲悪モノならまだしも、医療ドラマに於いて、殆どの放送時間中で “口だけで、殆ど医療行為をやらない主人公” が、最後に当然のようにいいとこどりをするのは面白くない。
脚本がそうなっているから仕方ない部分もあろうが、演出がそれを後出しジャンケンに見えるようにしてしまったような気がする。次回から、それだけでも修正したら、“都合良く主人公がいいどこどり” をしたようには見えないのでは?
湊を、もっと医療行為に関わっているように見せて欲しい
また、今回のエピソードについて言えば、基本的に主人公がいなくても、そこそこの医療ドラマとして成立する完成度があった。そう、夏美の医師としての成長物語として、ある意味で完結していた。
そして、主人公・湊がやったことも悪くない。実に本作らしいし、サヴァン症候群の湊らしい解決法なのだが、完全に夏美のパートと乖離して描かれたのがどうかと思う。
先にも書いたが、湊は “口だけで、殆ど医療行為をやらない医師” だから、もっと病院全体の医療行為に上手に絡めて描かないと、水戸黄門の印籠になってしまう。エピソードが面白いだけに残念…
あとがき
残念な部分ばかり書きましたが、それでも、山崎賢人さんの演技と彼が演じる新藤湊の魅力は、第3話でも光り輝いていました。山崎賢人さんが演じる「新堂湊」の魅力が衰えない限りは、見続け応援しようと思います。
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