「聖域」容認なら交渉参加=TPP、来月にも安倍首相表明
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013021300860
[時事ドットコム 2013/02/13-19:59]
安倍晋三首相は、環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加について、一部品目に関税を残す「聖域」が容認される場合、3月にも交渉参加を表明する意向を固めた。首相は来週の日米首脳会談で、日本の交渉参加に当たり、関税撤廃の例外が認められる方向となるかどうか、オバマ大統領の見解を踏まえた上で、最終判断する考えだ。
自民党は先の衆院選で、TPPに関し「聖域なき関税撤廃を前提にする限り、交渉参加に反対する」と公約。首相は政権復帰後もこの立場を堅持する一方、国会答弁では「(オバマ大統領との会談で)聖域なき関税撤廃を前提にしているか、私自身が確認する」との意向を示している。
TPP交渉参加、容認の余地残す…自民方針決定
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130213-OYT1T01112.htm
[読売新聞 2013年2月13日19時53分]
自民党の外交・経済連携調査会(会長・衛藤征士郎前衆院副議長)は13日、環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加の是非について「聖域なき関税撤廃を前提にする限り、TPP交渉参加に反対する」とした昨年の衆院選公約を順守するよう求める「基本方針」を決定した。
公約を踏襲することでTPP反対派に配慮する一方、政府が、米側から関税撤廃の例外を認める言質を引き出せば、交渉参加に踏み切っても自民党として容認する余地を残した形だ。
衛藤氏は14日にも首相と会談し、党の提言として基本方針を示す予定だ。
基本方針では「政府の交渉参加の是非の判断は、公約に基づいて行うべきであることは当然」と明記。その上で、政府が判断理由について説明責任を果たすことや、TPP交渉をめぐる一層の情報公開を求めた。
TPP最新の動向。自民党が基本方針を決定。米国が関税撤廃の例外を認めれば交渉参加を容認する形になりました。反対派としては昨年の衆議院選前から分かっていた事ですがようやく本音を言ったなという感じです。安倍晋三は日米首脳会談で「聖域なき関税撤廃を前提にしてるか否か」を確認するとの事なので早ければ3月中に交渉参加の可能性があります。反対意見は御早めに御願いします。
TPPに関する疑問。これはそもそも「聖域なき関税撤廃を前提にした条約」なので「例外」を認めさせる事は可能なのかという疑問。そしてまったく言及の無い「医療」と「知財」を守る気があるのかこれも気になるところです。TPPに関する噂。某週刊誌の記事でソースは不明。特別に優遇して貰う事を条件にJAが妥協するという嫌な噂が流れている様です。
No title
>TPP
てんたま @tentama_go
TPPについて自民の外交・経済連携調査会は自動車の輸入目標枠の拒否や医療の国民皆保険制度の維持など、非関税分野の条件も首相につきつけてたみたい(多分ISD条項拒否も)。さすがに強硬な反対派の衛藤氏が会長だけありました http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130214/mca1302140801007-n2.htm
てんたま @tentama_go
ISDとは書いてないけど、「日本の主権を損なうような合意を避ける」とあるので、自民のTPP方針と合わせるとISD条項拒否の意味と解釈できそう http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130214/mca1302140801007-n1.htm http://www.jimin.jp/activity/colum/116025.html
衛藤氏には本当に頑張ってもらいたいものです。
「ISD条項拒否の意味と解釈できそう」「多分ISD条項拒否も」とありますが、ハッキリと「ISD条項拒否」と確定ではない以上は鵜呑みするのは危険かもしれませんね… いずれにしても状況としては危機的状況に変わりはありませんが、衛藤氏をはじめ反対派にはTPP不参加を実現してほしいものです。
2013-02-14(12:07) : 匿名 URL : 編集
外交・経済連携調査会の衛藤征士郎氏は強硬な反対派。ここは氏の働きに期待したいですが決定権は「政府」にあるので党としてどこまで抵抗できるのかは未知数。民主党はこれで党を二分しましたが自民党は・・・。個人的には仲間割れしてくれれば理想(苦笑)。確かにISD条項の拒否と解釈できますがそれを米国が認めるか否かが問題。米国を丸め込むのは容易な事ではないですよ。そういった駆け引きがアメポチ政権にできるのか非常に危うい状況です。
No title
>民主党はこれで党を2分しましたが自民党は・・・。個人的には仲間割れしてくれれば理想(苦笑)。
自民党がどう出るかは正直分かりませんね。
民主党みたいに2分するのではなく、反対派が諦めて推進派に従うという見方も強いようですし、反対派議員の当選率もさほど高くない(尤も、民主における反対派=中国寄りの売国議員、民主における賛成派=保守議員みたいな認識が強いのもあると思いますが)辺りも影響がありそうです。
個人的には民主党と違って党内分裂起こさないよう党議拘束(?)をかけるんじゃないかと見ておりますが。
亀井氏とかも反対派で当選しましたけど、全くと言ってもいい程出てきませんね…
自民・公明・維新・みんな以外の全ての政党が軒並み死に体で、悪法成立に抵抗する余力も無いのかもしれませんが。
2013-02-15(17:53) : 匿名 URL : 編集
自民党は党議拘束は本当に悪質。それで物事をドンドン決めてしまって結果的に実行力がある様に錯覚してしまうんですよ。ただしTPPに関しては党内の反対派が過半数を超えてるのでさすがに参議院選前にそれをやるとは思えません。今ならやり方次第で凌げると思います。他の反対派議員(政党)は党のHPを見れば情報発信等で活動してます。しかしいかんせん飛沫政党な上に一致団結できていません。維新の会とみんなの党は推進派なので本当に自民党次第です。