31位
『Two Phonkey』 Key Nyata 関連エントリー
レイダー・クランの鬼っ子MCによるミックステープ。彼ら独特のどろどろしたホラー・サウンドに引けを取らない、粘着質の濃いフロウが持ち味の人で、スクリューを多用したトラックに、ネチネチと絡むさまには、ハマれば抜けられない魅力がある。さまざまなコンピに収録された「Pitch Blvck」が白眉だが、Ryan Hemthworthプロデュースのアーバンな曲など意外と多彩。似たような曲順のベスト盤?『Phonkilation』とともに、フリーDL。
33位
34位
『D.R.U.G.S.』 Flatbush ZOMBiES
ニューヨークのゾンビな3人組ヒップホップ・ユニットのデビュー・アルバム。(おそらく)馬鹿馬鹿しいリリックも、多彩な声の扱い方も、先進的でありながら気の抜けたサウンドも、まさにアメリカのMVJI MOBと呼びたいところ(まさにIwaaklyn Zombie!)。メンバーの誰だかわからないが、マジモブのMaster Cにそっくりな、頭のてっぺんから出しているような声がツボだった。オッド・フューチャー周りの萌え声ラッパー、Kilo Kishが参加。フリーDL。
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37位
『Shrines』 Purity Ring 紹介エントリー
男性プロデューサーCorin Roddickと女性シンガーMegan Jamesによるモントリオールのデュオの初作。SonnymoonやAlunageorgeなど同傾向の男女デュオと比べると、ヒップホップやウィッチハウスの色の濃さと、メルヘンチックな世界観が特徴。ヘヴィで禍々しささえあるClams Casino風ビートと、ミーガンの無垢で乙女なヴォーカルが裏表に同居する「本当は怖いグリム童話」な世界。
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『Two Phonkey』 Key Nyata 関連エントリー
レイダー・クランの鬼っ子MCによるミックステープ。彼ら独特のどろどろしたホラー・サウンドに引けを取らない、粘着質の濃いフロウが持ち味の人で、スクリューを多用したトラックに、ネチネチと絡むさまには、ハマれば抜けられない魅力がある。さまざまなコンピに収録された「Pitch Blvck」が白眉だが、Ryan Hemthworthプロデュースのアーバンな曲など意外と多彩。似たような曲順のベスト盤?『Phonkilation』とともに、フリーDL。
32位
『Poster Girl』 Phlo Finister 関連エントリー
LAの20歳の女性シンガーによるミックステープ。アンビエントR&Bの回で取り上げたが、その後(?)なんとレイダー・クラン周辺と交流を持ち、本作ではSpaceghostpurrpやRobb Bank$といったオカルティックな人たちの庇護を受け、ゴシック・ホラーなムード漂うアンビエントR&Bに挑戦。これまではけっこう音楽性が定まらない人だったが、この音は持ち前の儚げな声質にフィットしており、似たような音が多い同シーンにあって、キャラ立っている。幽霊っぽい。
『Poster Girl』 Phlo Finister 関連エントリー
LAの20歳の女性シンガーによるミックステープ。アンビエントR&Bの回で取り上げたが、その後(?)なんとレイダー・クラン周辺と交流を持ち、本作ではSpaceghostpurrpやRobb Bank$といったオカルティックな人たちの庇護を受け、ゴシック・ホラーなムード漂うアンビエントR&Bに挑戦。これまではけっこう音楽性が定まらない人だったが、この音は持ち前の儚げな声質にフィットしており、似たような音が多い同シーンにあって、キャラ立っている。幽霊っぽい。
33位
『Overgrown Path』 Chris Cohen
The CurtainsやDeerhoofなどのメンバーとして活動してきたLAの男性アーティストのソロ・デビュー・アルバム。OGRE YOU ASSHOLEの新作にも通じる、穏やかなサイケデリアと甘いノイズ、そしてポップスであることへのこだわりがみえるメロディーが、それぞれ絶妙なバランスで成り立っていて、何度も繰り返し聞きたくなるさりげない心地好さがある。ぐしゃっとした音色はノスタルジーを誘うし、気取りのないヴォーカルもしみじみいい。
The CurtainsやDeerhoofなどのメンバーとして活動してきたLAの男性アーティストのソロ・デビュー・アルバム。OGRE YOU ASSHOLEの新作にも通じる、穏やかなサイケデリアと甘いノイズ、そしてポップスであることへのこだわりがみえるメロディーが、それぞれ絶妙なバランスで成り立っていて、何度も繰り返し聞きたくなるさりげない心地好さがある。ぐしゃっとした音色はノスタルジーを誘うし、気取りのないヴォーカルもしみじみいい。
34位
『D.R.U.G.S.』 Flatbush ZOMBiES
ニューヨークのゾンビな3人組ヒップホップ・ユニットのデビュー・アルバム。(おそらく)馬鹿馬鹿しいリリックも、多彩な声の扱い方も、先進的でありながら気の抜けたサウンドも、まさにアメリカのMVJI MOBと呼びたいところ(まさにIwaaklyn Zombie!)。メンバーの誰だかわからないが、マジモブのMaster Cにそっくりな、頭のてっぺんから出しているような声がツボだった。オッド・フューチャー周りの萌え声ラッパー、Kilo Kishが参加。フリーDL。
35位
『Love This Giant』 David Byrne & St. Vincent
ニューヨークの新旧/男女ロック・アイコンによる共演作。アンチバラスやダップ・キングスの面々も参加しており、ニューオーリンズ風だったり、ジャズ風だったり、オーケストラ風だったりといった、ファットなブラス・サウンドが核になっている。豪華な共演にふさわしい、繊細かつダイナミックな演奏で、ふたりというより、三つ巴になっているかのよう。次はダーティ・プロジェクターズも呼べばいい。
『Love This Giant』 David Byrne & St. Vincent
ニューヨークの新旧/男女ロック・アイコンによる共演作。アンチバラスやダップ・キングスの面々も参加しており、ニューオーリンズ風だったり、ジャズ風だったり、オーケストラ風だったりといった、ファットなブラス・サウンドが核になっている。豪華な共演にふさわしい、繊細かつダイナミックな演奏で、ふたりというより、三つ巴になっているかのよう。次はダーティ・プロジェクターズも呼べばいい。
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LAのRamona Gonzalezによる2枚目。前作の半数ほどを占めていたミッド・グルーヴのシンセ・ファンクは控えめで、歌メロが際立つポップ・チューンやアンビエント曲が中心に。また、極端なローファイ音質だった前作とは異なり、80年代ブラコンを思わせる、メロウでアダルト、かつ ヴォーカルの抜けが良い、ムード歌謡プロダクションが施されており、歌モノとしてもシンセ音楽としても非常にバランスがいい。
37位
『Shrines』 Purity Ring 紹介エントリー
男性プロデューサーCorin Roddickと女性シンガーMegan Jamesによるモントリオールのデュオの初作。SonnymoonやAlunageorgeなど同傾向の男女デュオと比べると、ヒップホップやウィッチハウスの色の濃さと、メルヘンチックな世界観が特徴。ヘヴィで禍々しささえあるClams Casino風ビートと、ミーガンの無垢で乙女なヴォーカルが裏表に同居する「本当は怖いグリム童話」な世界。
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38位
『Landing on a Hundred』 Cody ChesnuTT 紹介エントリー
クエストラヴに買われて注目された男性歌手の10年ぶりの2枚目フル。ロック色が強く、ざらついた音質だった前作から一転、リッチなソウル・アルバムに仕上がっている。僕のなかではジャンルレスなSSWとしてのイメージがあったので、この真っ当なソウル・シンガーぶりには正直拍子抜けしたのだが、シンガーとしての力量がよくわかるし、素材がスタンダードなだけに、細かいアレンジの面白さも引き立っている。
『Landing on a Hundred』 Cody ChesnuTT 紹介エントリー
クエストラヴに買われて注目された男性歌手の10年ぶりの2枚目フル。ロック色が強く、ざらついた音質だった前作から一転、リッチなソウル・アルバムに仕上がっている。僕のなかではジャンルレスなSSWとしてのイメージがあったので、この真っ当なソウル・シンガーぶりには正直拍子抜けしたのだが、シンガーとしての力量がよくわかるし、素材がスタンダードなだけに、細かいアレンジの面白さも引き立っている。
39位
40位
『The Wild EP』 Personal & UnkleLuc
LAのラッパーとデザイナーによる共同名義のEP。12月に『Sydney In Theory』という、How To Dress Wellに対するヒップホップからの血みどろの回答ともいうべき、背徳的な美的感覚を散りばめた作品を出すはずだったのだが、結局延期。その合い間に本作が出た。コンセプトこそ違うものの、音は『SIT』の延長線上にあるもので、Spaceghostpurrpほかレイダー・クランの面々も迎え、ノイズと歪みと自己愛と動物の鳴き声で満ちた唯一無二の世界をみせてくれる。
『Sydney In Theory』収録予定曲。映像も美しい。『Sydney In Theory』は以前全曲試聴できたのだが、素晴らしい出来だった。来年1月リリース予定、とのこと。1年以上前から出す出す言っているので、さすがに1月には出してほしい。
モントリオールのプロデューサー/シンガーによるミックステープ。Sade「No Ordinary Love」をカヴァーするなどR&B愛の強い人で、本作はポスト・ダブステップ的なビートと耽美な歌唱が美しい、アンビエントR&Bに隣接する内容の傑作に仕上がっている。 同じくカナダのJacques Greeneプロデュースによる「True Blue」や、木村拓哉の声をサンプリングしたMike Dinの「Losing You」を始め、しつこいくらいに濃密で艶美。フリーDL。
40位
『The Wild EP』 Personal & UnkleLuc
LAのラッパーとデザイナーによる共同名義のEP。12月に『Sydney In Theory』という、How To Dress Wellに対するヒップホップからの血みどろの回答ともいうべき、背徳的な美的感覚を散りばめた作品を出すはずだったのだが、結局延期。その合い間に本作が出た。コンセプトこそ違うものの、音は『SIT』の延長線上にあるもので、Spaceghostpurrpほかレイダー・クランの面々も迎え、ノイズと歪みと自己愛と動物の鳴き声で満ちた唯一無二の世界をみせてくれる。
『Sydney In Theory』収録予定曲。映像も美しい。『Sydney In Theory』は以前全曲試聴できたのだが、素晴らしい出来だった。来年1月リリース予定、とのこと。1年以上前から出す出す言っているので、さすがに1月には出してほしい。
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