D9の響き

Allan Holdsworth And Alan Pasqua featuring Chad Wackerman And Jimmy Haslip
Filmed Live In High Definition At Yoshi's
・・これもタイトル長すぎ！（笑）

昨日3月27日に、ようやく届きました♪
お正月あたりからウエブ上でヴィジュアルがチラホラ露出し始め、予告編の映像がYou Tubeにもアップされたりしてやきもきしてました。
メンバーさん達のウエブにも意外と詳細が載ってなくて“どゆことよ？”状態が続いてたんですよね。
このヴィデオは“Altitude Digital Productions,INC”で制作され、とりあえずこちらのウエブで直にリリース予定だったので、実は即予約を入れてました。
なかなか来ないので業を煮やし、いつ来るのか問い合わせたところ、先方の担当者らしき方から“3/20頃リリース予定やさかい、送ったらメール入れるから大人しゅう待っとれや！おおきに！”と、めちゃめちゃ丁寧なお知らせをもらってました。

んで、昨日届いたと同時に、お知らせメールも来ました。
・・Mr.Dorris, thank you so much!

とりあえずこれが、Allan Holdsworth（アラン・ホールズワース:g）先生の最新映像なんです。
昨年（'06年）の9月29日、カリフォルニア州オークランドの“Yoshi's Jazz & Sushi Club”で行われたライヴを収めたものです。
冒頭にもあるようにAlan Pasqua（アラン・パスカ:kb）との双頭カルテットで、'70年代に共に過ごした“The New Tony Williams Lifetime”での楽曲を中心に、故Tony Williams（トニー・ウィリアムス:d)のトリヴュートセッションを目的に結成されたようです。
リズム隊は、おなじみのChad Wackerman（チャド・ワッカーマン:d)と、多分初のJimmy Haslip（ジミー・ハスリップ:b)らが名を連ねてます。



動くジミーを見たのは、私今回が初めてなんで、ちょっとビックリ。
周知の事実なんでしょうが、レフティの彼はなんと右利き用のベースを右利き用のままの配弦で弾いてるんですね・・つまり全部逆。
ギターでこんな弾き方する人はよく居ますが、ベースでは初めて見ました。

1.The Fifth
昨年のトリオでの来日公演で初お披露目だった新曲で、チャドが書いたとのことでしたネ。
エレピが入ったことで若干印象が変っており、コードプログレッションよりソロ重視のアレンジになってます。

2.Looking Glass
Atavachron('86)年収録のホールズワース・オリジナル曲で、トニーが叩いてた曲です。
この時はパスカではなくビリー・チャイルズがキーボードだったんですよね。
かなりなじみの曲を結構淡々と演ってます。


【Alan Pasqua】

3.Fred
Believe It('75)収録のライフタイム再演曲その1。
私の大好きな曲で、このカルテットでの再演を楽しみにしてます。
映像では先生の手元もつぎはぎはがら確認できるので、コードフォームもばっちり検証できそうですよ。
やっぱり、エレピが入るとグッと来ますね・・カッコいい！

4.It Must Be Jazz
新曲？勉強不足でオリジナルか否かよく分かりませんが、多分初お披露目のセッション曲じゃないでしょうか・・違う？

5.Blues For Tony
この曲も#4同様知らない曲ですが、名称からしてオリジナルでしょうね・・多分。
ファンキーでノイジーなパスカのキーボードで、確かにブルースなのは分りましたが・・どこか変。（笑）
ふつうの4/4のはずなのが、チャドのリズムにどうしても惑わされてしまいます
・・ひょえ～。


【Chad Wackerman】

6.San Michele
Dedications('96)収録のパスカのソロ作をチョイス・・双頭だもんでネ。
パスカのソフトなソロだけかぁ？と思いきや、なかなかキャッチーな本編があとに続きます。
オリジナルでは、故マイケル・ブレッカーが参加してます・・いい曲ですね。

7.Pud Wud
Sand('87)収録・・オリジナルでもパスカが参加してましたね・・なるほど。
そういえばベースソロも入ってました・・今回はジョンソンならぬハスリップを大々的にフューチャーしてます。
スラップこそほとんどしてませんが、あんな弾き方でフラッシーなのが凄いです。


【Jimmy Haslip】

8.Proto-Cosmos
Believe It('75)収録のライフタイム再演曲その2。
ホールズワース先生お気に入りの曲なんでお手の物なんでしょうが、結構ハード目のソロが楽しめます。

9.Red Alert
Believe It('75)収録のライフタイム再演曲その3。
ここのところよく使ってる手で、インプロを散々やり倒して、最後にあのテーマをガツンとやってます。
お客さんも最後に大喜びの様子です・・最後は4人肩を組んでお辞儀、お疲れさん！


【Allan Holdsworth】

実は同じ年の2月にこっそり録られて流れてるブートがありまして、被ってる曲は#2,3,5,6くらいで、その他“Resolution”“Wildlife”などを演ってます。
ということは、今回の来日で“Mr.Spock”とか“Snake Oil”なんかもリストに入る可能性があるかもなぁ・・と（笑）勝手に想像しながら楽しみにしてます。

そうそう、このDVDは現状で邦盤としての発売は不明ですが、リージョン・オールな輸入モノ（しかないけど、爆）でノープロブレムです。
・・MCは最後のメンバー紹介くらいだしね。
どうしてもすっごく観たい方は、こちらで購入可能です・・PayPal使えますし、私はカードで正直ちょっと不安でした。
面倒やし高いからええわ・・という方、YouTubeでお楽しみ下さい！サワリのみ視聴できますよ。（笑）

全体的には、手元のショットが多すぎて特に先生の表情がわからんのが個人的には不満です。
カメラワークが若干うっとおしい点を除けば、なかなかの出来ではないでしょうかネ。
ラッキーなことに本日たまたま代休取ってたので、ブーブー言いながら、このDVDを昨晩から観まくってます・・すっごく嬉しいです。（笑）