D9の響き

Guitarを肴につらつらと・・

Loud Hailer('16) / Jeff Beck

2016-07-18 19:39:30 | jeff beck-connection

Jeff Beck御大の新作がリリースされてます。
スタジオ作としては凡そ6年ぶりになるのか・・早いもんだなw

personnel:
Jeff Beck(lead-g)
Rosie Bones(vo)
Carmen Vandenberg(rhythm-g)
Davide Sollazzi(d)
Giovanni Pallotti(b)

面子をみてもらえれば判るように、日本では多分皆ほぼ無名の連中のようです。
当初この辺が全然判らんかったので、わざわざ邦盤が出るのを待ってライナーを確かめようと目論んでおりましたが、さほどあてにはなりませんでしたね。
本作は、ぶっちゃけヴォーカルとリズムギターの女子2人とユニット的に制作された歌モノで、非常にブルージーなんだけど、最近の流行りぽいSEとか音処理などがされてて、適度にインダストリアルな匂いが濃い感じ。
個人的には”Yosogai”の面子での展開を期待してたんだけど、それはそれで全部お蔵入りになっちまったそうで、全部新たに制作されたモノだそう。
このイタリア人で固めたリズム隊が凄く気になってるんですが、全く持って不明・・またシコシコ調べんとしゃーないんかね。

そんな本作、最初は、なんかヴォーカルの声質がチャラみたいでん~って感じだったけど、何度も繰り返し聴いてると不思議に馴染んできます。
御大のギターは、ヴォーカルにぴったり寄り添う様で、適度に暴れてるんだけど、主張しすぎず実に良い塩梅ですねえ。
バッキングのギターも素直で綺麗な音を響かせており、御大のギターを上手くサポートしてる感じで、非常に好感度高しw
くだんのリズム隊のコンビネーションも抜群だし、特にベースの小技&グルーヴが尋常じゃありませんぜ。


しかし、ここ10年位は、御大の女好きが年々おおっぴらになって来て、音楽面でのモチベーションにもなってる感じですねえ。
それはそれで実に面白いんだけど、流石に肉体的な衰えもジョジョに見え隠れし出した感じやし、年寄の冷や水にならんように気を付けてもらいたいもんですね。

ただねえ、ギターの生々しさちうか若々しさ、ん~絶倫具合(笑)は、まだまだ相変わらずって感じで、留まるところを知らないみたいなのが、やっぱ凄いですねえ。
才能ある若い姉ちゃんらだけにとどまらず、プロデュースの方面でも新たな才能をブレーンに組み入れ、まるで八百比丘尼・・男だけど・・みたいに、今後も延命し続けるんでしょうかね。
・・ホント、凄い人ですねえw

tracks:
1.The Revolution Will Be Televised
2.Live In The Dark
3.Pull It
4.Thugs Club
5.Scared For The Children
6.Right Now
7.Shame
8.Edna
9.The Ballad Of The Jersey Wives
10.O.I.L. (Can't Get Enough Of That Sticky)
11.Shrine


Jeff Beck - Live In The Dark [Official Lyric Video]


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