80点
インパクトのあるタイトルなので前から名前は知っていましたが、アニメで初めて見ました。 いやー面白い。 一発でハマリました。 何よりもREBORNがカワイイ。 かなり魅力的なキャラクターです。 声優さんの声も凄く合ってます。 あらすじを言うと 「イタリアン・マフィア“ボンゴレ・ファミリー”の創設者の孫である主人公ツナは、なにをやってもうだつがあがらない少年だった。 ある日彼の元にファミリーのNo.1ヒットマンREBORN(見た目は赤ん坊)が現れます。 彼を立派なボスに教育するために、ファミリーから送られてきたのだった。 果たしてツナは立派なボスになれるのでしょうか。」 これだけ見るといかにもな話ですが、細かい設定が秀逸です。 毎回ヒットマンのREBORNが主人公に向かって「死ぬ気弾」という弾を撃つのですが、この弾が面白い。 撃たれた人間は一回死ぬのですが、その時に後悔していたことがあった場合は生き返り、そのことを文字通り死ぬ気になってやり遂げます。 いかにもジャンプらしい設定です。 後悔の内容も「好きな子に告白したかった」など、ある意味くだらないことばかりなのも良い。 さすがに今はジャンプは読んでませんが、相変わらず秀逸な作品を生み出しているんですね。 今の時代はマンガ、アニメに優秀な人材が流れているということを再確認させてくれる作品です。 普段アニメを見ない人にもオススメです。 女性でも楽しく見れますよ。
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30点
関東視聴率:16.8% 正直「踊る大走査線」のスピンオフはもう最後にしてほしいです。 こんなにクオリティが悪いモノを量産すると、シリーズの人気低下に繋がります。 まあ、視聴率(興行収入)が良いうちは続けるのでしょうが… 特に今回はスピンオフ作品のスピンオフです。 さすがにそれはちょっとやり過ぎでしょう。 「容疑者・室井慎次」を見た人の中で“灰島秀樹”を主人公にしたエピソードを見てみたいと思った人がどれ位いるでしょうか? 正直私は見たいとは思わなかった。 何故なら、魅力的なキャラクターとは決して思えなかったからです。 面白い設定にしようと狙い過ぎて、肝心の人物像が薄っぺらい中身の無いものになってしまった、そんな印象でした。 前置きが長くなってしまいましたが、今回のドラマは予想以上に悪い出来でした。 “灰島秀樹”は映画では“悪役”でした。 それなのに今回のドラマでは“正義の味方”です。 これにはとてもガッカリです。 彼を主人公にするのなら、悪役のままドラマを作って欲しかった。 確かに主人公が、“視聴者に反感を持たれるような悪い人間”ではドラマが作りにくいのは分かります。 でもそれでは本末転倒です。 主人公が“正義の味方”のドラマを作るのなら“灰島秀樹”を主人公しなければ良い。 もちろん、“悪ぶっている主人公が実は良い人だった”という設定は良くあります。 「ブラックジャック」や「振り返れば奴がいる」など、この設定を上手く取りれている作品は多くあります。 しかし、今回はこの設定が決して効果的に使われていません。 原因は“善”と“悪”のバランスが悪いからです。 “灰島秀樹”の善悪のバランスは 「善:悪=5:5」 でした。 しかしブラックジャックは 「善:悪=2:8」 です。 ここが二つの作品の大きな違いです。 普段は悪い人間がみせる“ちょっとした善”、そのギャップに視聴者は魅力を感じるのです。 しかし、“善”の部分が増えれば増えるほど、善悪の落差が少なくなり、それに比例して魅力も減少していきます。 この絶妙なバランスを保てなかったことが、今回の“灰島秀樹”最大の問題点です。 あくまでも悪役として描き、その中で彼の“善”の部分を醸し出して欲しかった。 そうすれば、あんな安直な作りのドラマにはならなかったはずです。 構成の話でよくバランスの大切さを書いてきましたが、キャラクター設定にもそれは当てはまります。 どうして日本のドラマ制作者にはバランス感覚に長けた人が少ないのでしょうか。 これではレベルが下がる一方です。
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80点
関東視聴率:17.7% 前回同様面白いですね。 出来ればシリーズにしてもらえないでしょうか。 フジテレビが昔から得意な“バラエティ・ドラマ”の傑作です。 題材が題材だけに、間に入ってくる小ネタも違和感なく楽しめました。 それにしてもヒロシ(高橋克実)の若い頃を玉木宏が演じるとは…(ヒロシ繋がり) スタッフもツボを良く分かってますね。 “笑うだけ笑わして最後に泣けるエピソードをもってくる”という前回と同じ構成です。 でも分かっていても、ちょっとウルウルきますね。 それだけ“まるちゃん”に感情移入させられてるっていうことでしょう。 キャストは相変わらず最高です。 特にまるちゃん役の森迫永依は秀逸。 彼女が大きくなる前に出来るだけ本数を作ってもらいたいですね。 お姉ちゃん(福田麻由子)とたまちゃん(美山加恋)は、ちょっと大人になってきちゃったので、そろそろ限界かも。 ハリーポッターもそうですが、子供が主人公の作品は子役の成長が一番のネックですね。 是非続編を作ってもらいたいものです。
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10点
アニメ「地獄少女」を実写ドラマ化すると聞いてから悪い予感がしていたのですが、それにしてもここまでヒドイとは。 そもそもこの作品の実写化はかなり難しいと思います。 あの独特の画面の質感はアニメならではのモノなので、とうてい実写では実現不可能です。 しかもこの作品はストーリーよりも、どちらかというとヴィジュアル面で評価が高いアニメです。 そのヴィジュアルを再現出来ないのなら実写化などするべきではない。 それでもやると言うのなら、それなりの予算をかけてしっかりとしたクオリティで作るべきです。 又、作品のメインである最後のお仕置きシーンもお粗末なものでした。 これでよく“地獄少女”と言えますね。 キャスティングもヒドイ。 まともなのは骨女役の杉本彩くらいです。 特に閻魔あい(岩田さゆり)と輪入道(小倉久寛)は最悪。 この二人は原作の雰囲気を台無しにしています。 “地獄少女”を未見で、もし興味のある方はドラマは絶対見ないでください。 アニメの2ndシーズンが現在放送中なので、そちらを是非ご覧ください。
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30点
関東視聴率:15.4% 非常に退屈なドラマでした。 あの素晴らしい原作がどうしてこんなになってしまうのか。 まあそもそも映像化には不向きな作品なのかもしれませんが。 まずキャスティングがヒドイ。 特にボク(大泉洋)とオカン(田中裕子)が全然役に合っていない。 確かに二人とも素晴らしい俳優です。 今回もしっかりとした演技を見せてくれました。 しかし、二人とも役のイメージに合っていないので、どうしても違和感がある。 そのため感情移入がしにくかった。 これは間違ったキャスティングをした制作サイドの責任ですね。 主人公の恋人役の広末涼子はとても良かったのですが… 原作を映像化する場合には脚色という形で、内容を書き直します。 その際に原作に無い部分を付け加えたりすることはよくあります。 これが上手くハマルと良いドラマなのですが、今回はそれが裏目に出てしまっています。 主人公と恋人のエピソードが多く付け加えられているのですが、これが全体の構成を壊してしまっています。 二人の関係に多くの時間を割いてしまっているため、ドラマのメインが“ボクとオカン”なのか“ボクと恋人”なのか、どっちつかずになってしまっています。 そのため話の肝がブレてしまい、見ていてどうも落ち着きません。 元の原作通りに“ボクとオカン”に絞った方が良かったのではないでしょうか。 単発ドラマなので尺も限られていることですし。 又、新しく加わったエピソードに、“オカンの病気を知ったボクが恋人に別れを告げる”というのがあります。 これじゃあただのマザコンです。 これは絶対入れるべきでは無かった。 原作は普通の男性の母親への愛情を描いています。 決してマザコン男のそれを描いているのではありません。 原作の魅力は、マザコン一歩手前の微妙なバランス感覚の上に成り立っている“母親への愛情”を見事に表現しているところです。 だから普通の人達にも共感が出来るのです。 この辺を理解出来ないのなら、この作品を映像化する権利はありません。 このドラマには本当にガッカリしました。 来年1月には速見もこみち主演で、月9で連ドラ化されるらしいです。 さすがにもうちょっと間を空けたほうが良いのでは。 それよりもオダギリ・ジョー、樹木希林主演、松尾スズキ脚本、松岡錠司監督の映画版の方が面白そうですね。 こちらに期待したいと思います。
テーマ:東京タワー オカンとボクと、時々、オトン - ジャンル:テレビ・ラジオ |
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