十字架屋敷と呼ばれる実業家の邸宅に、ミイラのような男が出没した。復讐のためにこの実業家一族を皆殺しにすると予告をしたのだ。二階堂蘭子シリーズ一作目。舞台は昭和四十年代。猟奇的な雰囲気です。様々なトリック。颯爽とした謎解き。読み応えがありました。怖い地獄の奇術師。二階堂黎人さんのデビュー作。巻末の注釈が詳しいです。地獄の奇術師 (講談社文庫)(1995/07)二階堂 黎人商品詳細を見る地獄の奇術師 (講談社ノベル...
二十一歳の大学三年生。185センチの長身に、モデルのように整った顔立ち。百のサークルに入っている男と異名を取り、事件とあらば推理をしたがる名探偵。水乃サトル学生シリーズ。キャンパスではすでに変人、オタクと評されています。新興宗教に宇宙人が絡む展開。不穏な雰囲気です。でも途中で気付いちゃいました。奇怪な宇宙神の不思議。二階堂黎人さん、ちょっと残念。展開は面白かったです。宇宙神の不思議(2002/10)二階堂 ...
家屋消失トリックの佳品「ロシア館の謎」。パーティの中での殺人「劇薬」ほか。名探偵二階堂蘭子の推理が冴える初の作品集。「ロシア館の謎」舞台は雪のシベリア。財宝をめぐるスパイ活劇でした。館の消失とロマンあふれる雰囲気。豪快なトリックで面白かったです。わかりにくい密室のユリ迷宮。二階堂黎人さんの第一短編集。今後に期待です。ユリ迷宮 (講談社文庫)(1998/03)二階堂 黎人商品詳細を見るユリ迷宮―二階堂蘭子作品集 (...
手塚治虫愛好会の会長が殺され、貴重な手塚マンガの古書が盗まれた。しかも犯人は密室から消え失せてしまった。犯人は愛好会のメンバーなのか。作者は手塚治虫ファンクラブ元会長。詰め込まれた知識に圧倒されました。水乃サトル学生シリーズ。美青年なのにオタクで変人のキャラが面白いです。今回はそれを上回る手塚治虫コレクターたち。独特の犯行動機。驚きました。知られざる稀覯人の不思議。二階堂黎人さんのマニア・ワールド...