愛しの002よ!「サイボーグ009」、子育て中の楽しみだった「日出処の天子」、小説に影響を与えた「BANANA FISH」、今ハマっている「聖☆おにいさん」、姉や弟とセリフを覚えあった「巨人の星」ほか、あさのあつこ初の自伝的マンガエッセイ。目次1 家族とマンガとわたし/2 少年マンガと少女マンガ、それぞれに思うこと/3 小説家から見たマンガ/4 わたしを虜にした二人のマンガ家/5 勝手にキャラクタ...
あきらめない。少女の成長に心がふるえる!江戸・深川元町の料理茶屋「橘屋」に奉公する12歳のおふくは、厳格な仲居頭であるお多代の下で、女として仕事人として成長していく。あさのあつこ待望の新刊。何かを待たずにいられないのが、人の世のならい。では、おふくが「待ってる」ものは―?12歳の春、貧しい少女・おふくは、江戸・深川にある料理茶屋『橘屋』で奉公を始めた。美しく気丈な仲居頭のお多代は、おふくを厳しく躾...
いいじゃん。あたしたちには愛がある…。ごくフツーの、しかし過激な地方都市の高校生、理穂、美咲、如月。今を精一杯生き、葛藤と矛盾を抱えたプライド高き劣等高校生の、リアルで切ない青春群像小説。落ちこぼれ高校に通う理穂、美咲、如月。十七歳の誕生日を目前に理穂は失恋。身体が弱く入院を繰り返す美咲は同情されるのが大嫌い。如月は天才野球選手の兄・睦月と何かと比較される。でもお構いなしに、それぞれの夏は輝いてい...
野球を続けがたい現状に抗い、「夏の甲子園」を目指して野球に打ち込む者たち─。高3の夏、肩を壊した元エース・真郷と、過去にトラウマをもつ現エース・律は、心ひとつにして甲子園を目指していた…(「練習球」)。戦力不足に悩む彰浩と信吾の前に現れた転校生の有一は、無口で不器用だが、誰よりも才能豊かなピッチャーだった…(「このグラウンドで」)。他、「夏の甲子園」をめぐるドラマを描いた、10の傑作短編。あさのあつ...