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GWの過ごし方
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第三次世界大戦後の英国を舞台に、全体主義を痛烈に批判したディストピアSFの金字塔『1984年』。同作が突きつけた強大な国家権力への警鐘は、冷戦が終結した今もなおその輝きを失っていない。 独裁者ビッグ・ブラザーと党が国民を監視・支配する全体主義国家オセアニア。双方向テレビ「テレスクリーン」を通じて毎日政敵への怒りをかき立てる「二分間憎悪」、言語と思想を統制する「ニュースピーク(新語法)」「ダブルシンク(二重思考)」といった統制システムはあまりに周到で隙がない。 だが、果たしてこれほど完璧なシステムが一朝一夕に築き上げられるものだろうか。 そんな疑問への答えを示したのが本作である。舞台はオセアニアの体制が本格稼働する前年。未完成な管理システムの改革に奔走する一人の官僚の苦闘と悲哀を描いた《エピソード・ゼロ》である。 統制システム完成のため、主人公の新人官僚ボブに与えられた期間は1年足らず。かな
寝具メーカーのナイトメア(大阪府)が発売した寝具セット「FULLTAN(フルタン)」が注目を集めている。学位記を全面に押し出したデザインが特徴。就寝時に卒業を強く意識させることで、留年する悪夢を解消する効果があるという。価格は9万9800円(税別)。 布団と枕のセットで、布団の表面には注文者の名前が入った学位記を刺繍。枕カバー中央にも金糸で学位記の刺繍を施した。布団・枕の中綿には細かく裁断した卒業論文を使用。論文の紙片から発生する遠赤外線が睡眠中に低下しがちな血中の卒業濃度を高めるという。 同社が昨年、20代から80代の大卒生1200人を対象に実施した調査では、87%が「留年が確定する夢を見た経験がある」と回答。単位不足、必修科目の取り忘れ、卒論の提出期限に間に合わないなど理由は様々だが、心理的に追い詰められる点では共通している。 モニター調査では、フルタンの使用者全員が「悪夢を見る頻度が
AIを目指す子ども向け「AI教室」の人気が高まっている。小学生を対象にした「将来なりたい職業」では、AIが初めて1位に選出されるなど、雇用不安に対する子どもや保護者の危機意識が人気の背景にあるようだ。 「『それは無理です』をやさしく言い換えてみましょう。」 講師の問いかけに、児童たちは素早く一斉に応答する。 「現時点では難しいかもしれません。」 東京都世田谷区にある学習塾「玉虫ゼミナール小学部 世田谷校」が今年開講した「AIなりきり教室」での一幕。同校では、ユーザーに寄り添った言い換え方を学ぶ「いいかえトレーニング」の他、どんな発言にも肯定的に返答する「ほめ上手チャレンジ」、選択肢の中から最も無難な答えを選ぶ「あんぜんクイズ」など、楽しみながらAIらしさを身につけるカリキュラムを用意した。 このような「AI教室」が全国的に増える背景には、子どもの職業観の変化がある。同社が小学4年生から6年
あなたの迷惑行為、空から見ています――。小型ドローン編隊を使って上空に巨大な「目」と「見てるぞ」の文字を浮かび上がらせる取り組みが21日、滋賀県南おうみ市で始まった。軽犯罪や迷惑行為の抑止につなげるのが狙いだ。 市と浮汽製作所(滋賀県)の官民連携事業。約5千台の小型ドローンを編隊飛行させて、上空に人の目を模した図像と警告メッセージを描き出す。 取り組みのきっかけは、コロナ禍で緊急事態宣言が発出された20年4月にさかのぼる。市民に不要不急の外出を控えてもらうため、大兄市長は「監視の目」ポスターの掲出を提案。市長の目元写真に「大兄はあなたを見ています」というメッセージを添えたポスターを駅前や商店街など市内3万カ所に掲示したところ人流が激減した。 6年後の今なお人流が回復しないほど大きな効果を上げたことから、市では治安維持の観点から、ドローンを使った「監視の目」事業に予算計上した。 行動科学の分
選挙制度の在り方を見直す有識者会議「議員定数最適化会議」は14日、議員定数削減に関する答申案をまとめた。衆院定数を現在の465から462削減し、3とする抜本的な改革案を柱とする。近く政府に提出する見通し。 答申案は、現在289ある衆院の小選挙区を「東日本」、「中日本」、「西日本」の3区に統合するよう求める。あわせて比例代表176人を選出する全国11ブロックも全廃する。 定数を3とする根拠について、(1)多数決が成立する最小人数であること(2)議員歳費やカタログギフト代の大幅削減により、財政負担の軽減が期待できること(3)少子化の進行による有権者の絶滅寸前まで対応できること、の3点を示した。 定数削減の背景には、近年の世界的な政治手法の変化がある。答申案は「熟議を重ねる従来型の意思決定より明確なリーダーシップを重視する傾向が世界的に強まっている」と分析。米国のトランプ政権を例に挙げ、「我が国
滋賀県の琵琶湖で、外来魚ブラックバスの近縁種「シラバス」の漁が最盛期を迎えている。県では、生態系保全の観点から駆除を目的としたシラバス漁を進めており、水温が上昇する春に最も漁獲量が多くなる。 「『シラバスって何?』って、この時期若い人からよく聞かれますね。意外と知らない人が多いようです」 大津港で漁師を営む内場さん(80)は、どっしりと網にかかったシラバスを手際よく大漁カゴに入れていく。 シラバスはスズキ目の肉食性外来魚。稚魚の体表が黒いことにちなんで名付けられたブラックバスに対して、シラバスは稚魚の体表が白い。県内では、青いエラに由来する外来魚ブルーギルと合わせて「トリコロール外来種」として広く知られている。 日本に入ってきたのは明治時代。京都帝国大学(当時)水産学部の坂本義太夫教授が、フランス人研究者のレ・ジュメ氏から、スズキ目のサバティカル(和名「丁軽鯖」)とともに譲り受けた個体を鴨
まっすぐなのに傾いて見える「猫マナー」、人によって「青と黒」にも「白と金」にも見えるドレス――。物理的な色や形とは異なって見える「錯視」の世界について、日本における研究の第一人者、立命館大学・北岡明佳教授にお話を聞きました。 北岡明佳(きたおか・あきよし) 1961年、高知県生まれ。1991年、筑波大学大学院博士課程心理学研究科修了。教育学博士。東京都神経科学総合研究所主事研究員、立命館大学文学部助教授を経て、2006年より同大文学部教授。2016年より同大総合心理学部教授。専門は知覚心理学。 錯視の実験心理学的研究と錯視デザインの創作を得意とする、日本における錯視研究の第一人者。 著書に、『トリック・アイズ』シリーズ(カンゼン)、『だまされる視覚 錯視の楽しみ方』(化学同人)、『錯視入門』(朝倉書店)、『錯視大解析 脳がだまされるサイエンス心理学の世界』(カンゼン)など。 <「安全工学」
広告代理店の電博堂コミュニケーションズは1日、月面動画広告サービス「アドルナ」の試験放映を開始した。視聴者は全世界で最大20億人。世界最大の広告媒体になるという。 投射面積が広い満月を中心に前後5日間放映する。天候など好条件がそろえば、地球の夜側に住む最大20億人にCMを送る世界最大の広告媒体になるという。 電通が11日に発表した資料によると、昨年の日本の総広告費は8兆円を超えて過去最高を記録。インターネット広告費は4兆459億円と初めて全体の5割を超えた。 その一方、インターネット広告は、画面全体を覆う広告や、スキップできない動画広告、広告を閉じるボタンが小さいなど、年々劣化の一途をたどる。ネット広告に詳しいITジャーナリストの二下羊さんは「閲覧を妨害する広告は、出稿企業への悪印象に繋がるだけではないか」と話す。 利用者の不快感が高まる中、広告代理店がインターネットに代わる次の焼き畑とし
生成AIの研究者らでつくる国際団体「AIAI」は3日、AIの性能を測る新しいベンチマーク「DASR」を発表した。携帯各社の通信料金プランを利用した指標で、「この難問が解ければ人類の敗北が確定する」と説明する。 AIの性能を測る指標は、25年初頭に発表された「人類最後の試験(Humanity's Last Exam、HLE)」がある。数学、自然科学、人文科学など2500問を統合した最難関試験で、発表当初の正答率は10%未満。しかし、わずか1年で正答率が50%近くまで向上したことから、HLEを超える難問が求められていた。 DASRは日本の携帯会社が発表する通信料金プランを比較して、利用者に最適なプランを提示する試験。通信プランを確定するには、「新規契約/乗り換え(MNP)/機種変更」「学生/シニアなど契約者の年齢」「加入期間」「一括/分割払い」「分割回数」「家族割引」「同一キャリアの家族人数」
うちのネコはかわいくない――。民間の調査会社が愛猫家を対象に行った意識調査で、飼い主の10割が飼い猫に不満を募らせている実態が明らかになった。飼い猫への複雑な愛憎関係が浮き彫りになった格好だ。 調査会社の諸類総研は1月、全国の愛猫家1千人を対象に飼い猫に対する意識調査を実施した。 「自分の飼い猫をかわいいと思うか」という質問に対し、1千人全員が「かわいくない」と回答。その理由として「呼んでも来ない」「いつも不機嫌」「噛んだり引っかいたりする」「買ってきたおもちゃで遊ばない」「奮発して買ったエサを食べない」「寝ている上に高所から飛び落ちてくる」など数々の不満が挙がった。 かわいさの度合いを5点満点とする点数評価でも、平均点は1.7点と低迷。飼い犬に4.8点をつけた愛犬家とは対照的な結果になった。 諸類総研チーフアナリストの狗尾草太さんは「飼い主が愛猫に対して不満を多く抱える現状が浮き彫りにな
相撲の制度改革について検討する諮問機関「相撲運営見直し機構(SUMO)」が、力士が取組前にまく塩を除菌スプレーに変更する検討を行っていることが17日、わかった。物価高騰で塩より安く邪気を払う方法を模索していた。 豊作を願う神事として始まった相撲では、土俵は神聖な場所とされる。取組前に塩をまいたり四股を踏んだりするのは、土俵の邪気を払い、清めるためだ。 1場所で使われる塩の量は600キロ以上。23年には燃料費や物流コストの上昇を理由に、大手各社が小売価格を1〜2割程度引き上げたことから、塩にかかる費用は1場所あたり25万円ほどと決して安くない。 SUMOが昨年11月に開いた第6回検討会議では、経費節減の観点から、清めの塩を除菌スプレーに切り替える案が浮上。1月、試験用に作ったダミー土俵にスプレーを散布して土壌を調べたところ、3プッシュで土俵の80%以上、5プッシュで99%以上の邪気を払うこと
私立マキャベリ高等学校中学部で一昨年9月に行われた生徒会長選挙で「掃除当番の廃止」を掲げた生徒が当選して約1年半。生徒会長に校長以上の権限を持たせた初のケースとして注目を集めた生徒会は何を残したのか。そのレガシー(遺産)を確かめるため、同校を訪れた。 校舎に入ってまず驚かされるのは校内のいたるところに散乱するゴミ。1年半の間にたまったほこりが火山灰のように舞い、息をするのもやっとだ。 前会長の獅子谷さんが会長選で掲げた公約は「校舎のほこりは心の汚れ」。生徒の負担を減らすため、掃除当番の廃止と清掃業者への委託を唱えて当選した。 委託費の財源は、理科準備室に保管されている元素標本。高騰している金や銀の売却益を「理科室の埋蔵金」として当て込んでいた。しかし当選後に準備室を確かめたところ、標本に入っていたのはアルミニウムや銅など卑金属のみだった。 目論見が外れた前会長は「校舎のほこりは成長の誇り」
日本恵方巻協会は3日未明、今年の恵方を南南東から真東に修正すると発表した。2日午前に起こった大規模な太陽フレアで発生した磁気嵐の影響だという。恵方が真東になったのは節分史上初。節分当日の変更は恵方巻き商戦に大きな混乱を起こしそうだ。 恵方はその年の福を司る方角。十干(じっかん)に基づいて、毎年、東北東、南南東、西南西、北北西の4つの方位のいずれかから選ばれる。2026年は南南東だったが、2日に起きた大規模な太陽フレアによって地球の磁場が乱れた結果、恵方が東方向に大きくずれ、真東を指したことが協会による再計算で確認された。 節分当日の恵方修正に、恵方巻きを展開してきた食品メーカーは対応に追われている。恵方巻きを製造する鬼門フーズ(大阪市)では、修正発表の直後から具材の配置や海苔の巻き方を真東用に調整し直した恵方巻きへの切り替えを進める。 製造担当者は「現行の製造ラインは4恵方を想定した設計。
重機によってバリバリと大きな音を立てて砕かれるクッキーやチョコレート――。都心の高層ビル群に囲まれた一角に最後まで残された「お菓子の家」が27日、400年近い歴史に幕を閉じた。菓子類の高騰で維持が困難になった。取り壊しを決めた管理会社は、立ち退きをめぐって住人の女性と係争中だった。 「マンドラゴラの収穫から戻ってきたら家がなくなっていた。留守中を狙うなんて許せない」 突然の取り壊しに、お菓子の家に住んでいたオランダ人女性(420)は憤る。 新宿区にあるお菓子の家は17世紀前半、魔女狩りを逃れてオランダから亡命した女性の自宅兼作業場として作られた。葛飾北斎の浮世絵「東都名所 菓子造之庵」に描かれたことでも知られるこの洋館は、関東大震災や空襲、バブル期の地上げを乗り越え、地元では子どもの神隠しスポットとして親しまれてきた。 建築以来、修繕を繰り返してきたが、近年はチョコレート製の屋根が溶けたり
選挙制度改革を検討する有識者会議は14日、都内で第10回会合を開き、衆議院総選挙にかかる費用をクラウドファンディング方式でまかなう提言案を取りまとめた。「大義なき解散は税金の無駄遣いだ」という世論の高まりを受け、費用削減について制度の見直しを進めていた。 現行の憲法は衆議院議員の任期を4年と定めているが、任期満了による総選挙は1回のみで、満了前の解散が常態化している。2000年以降、総選挙が行われたのは計9回。在職期間は平均約2年半にとどまり、制度上の任期と乖離が続く。 総選挙にかかる費用は1回あたり600億円程度。提言案は「解散の大義が十分に説明されないまま選挙が繰り返され、過去には党利党略による国費の浪費と総括せざるを得ない解散もあった」と指摘。「有権者が納得できる解散なら、税金に頼らず自発的な出資で費用をまかなえる」として、出資者を募るクラウドファンディングによる費用調達を提言した。
15日午後5時ごろ、ファミリーレストラン「ガスジョイ三軒茶屋店」で、男性客が小便器と壁にめり込んで出られなくなる事故があった。男性は通報を受けた救急隊員に救助され、近くの病院に搬送された。目立った外傷はなかったという。 消防によると、店内の小便器には、床を汚さないよう「もう一歩前へ」という注意書きが貼られていた。男性は指示通り一歩前へ出て、便器や壁の中に体の一部が入り込んだとみられる。 警察から連絡を受けた便器メーカーのフェイル工業は同日午後8時、HP上に事故に関するコメントを掲載した。男性が便器にめり込んだ原因について、「便器に設定した利用者の立ち位置補正処理と衝突判定の更新タイミングがわずかにずれたことで、コリジョン(当たり判定)が無効化された可能性が高い」と説明した。 また「発生確率は利用回数100万回あたり1回未満と見積もっており、実害が報告された例はなかった」と、不具合を事前に把
米価の高止まりが続く中、ネット上で「他人の不幸を喜ぶ」意味で使われるスラング「メシウマ(飯がうまい)」の使用頻度が、昨夏以降大きく落ち込んだことが、27日、衛府嵐大学情報文学部の調査でわかった。米価高騰で「メシウマ」の意味が変化した可能性があるという。 2016年から25年までの10年間で、ツイッター(現X)ほか主要3社のSNSに日本語で投稿された約33億8千万件の投稿を対象に、スラングとして「メシウマ」が投稿された数を計測した。 1年ごとの増減を調べた結果、24年夏までは平均3%程度の緩やかな減少で、ユーザーの高齢化に伴う自然な衰退速度と同程度だった。 状況が大きく変わったのは24年夏以降だ。米の平均小売価格が急上昇し、小売店の店頭から米が消えた「令和の米騒動」に重なる同年8月から12月にかけて、「メシウマ」投稿数は前年同期比マイナス88%と大きく減少した。 激減した時期の「メシウマ」投
フランスの彫刻家ロダンのブロンズ像「考える人」は、実は何も考えていなかった――。こんな研究結果をフランスのフィセル工科大学の研究チームが発表した。像の脳波測定とX線解析から思考を示す所見は得られなかったという。誕生から100年以上深く思索し続ける像のテーマを根底から見直すきっかけになりそうだ。 研究は仏科学誌「プソドシアンス」(電子版)に掲載された。チームは、パリに展示されている「考える人」像の頭部に脳電位計測装置をつけて脳波を測定。神経活動が検出されなかったことからX線で頭の内部を解析したところ、空洞になっていることがわかった。 こうした結果から、チームでは「『考える人』は何も考えていなかった」と結論づけた。 「考える人」の名称は、ロダンの死後に改められたもので、発表当初の作品名は「詩人」。フランスでは「若者は考える人に学び、思索を正せ」という格言が定着するほど知られた存在だが、今回の研
国内の人手不足が深刻さを増すなか、学校法人カッツェ山学園(東京都)は3日、ネコ対象の職業訓練校「キャットワーク総合学院(仮称)」の設置認可を文部科学省に申請した。来春の開校を目指す。「働かないことが仕事」とされてきたネコの労働力の本格活用に向けた取り組みとして注目を集めそうだ。 少子高齢化が進むなか、多くの業種で人材不足が深刻だ。「外国人労働者を雇っても人手が足りない」という現場の声を受け、同学園では「ネコの手」に着目。国内に推計1千万匹いるネコを潜在的な労働力として活用する専門学校の開校を申請した。 申請書によると、カリキュラムはパソコン操作、接客対応、フォークリフト操作など。幅広い職種に対応できる基礎技能を2年で習得する。ビジネスマナー講座では、「書類やキーボードの上に座らない」「会議中、レーザーポインターに反応しない」など社会猫にふさわしい行動を身につける訓練も行う。 日本の猫口は犬
31日のハロウィンを前に、北海道・富良谷茶町でマシュマロ作りがピークを迎えている。マスの浮き袋を天日干しにして作るマシュマロは、「鱒麻呂(ますまろ)」とも呼ばれ、海岸には天日干しされた真っ白なマシュマロがずらりと並ぶ。秋風に乗って漂う甘い香りは地域の風物詩だ。 魚の浮き袋を原料とするマシュマロは、16世紀に南蛮貿易を通じてポルトガルから入ってきた保存食が起源。日本ではマスの浮き袋を使った珍味「鱒麻呂(ますまろ)」として戦国大名らに珍重され、砂糖が普及した江戸期以降は庶民の甘味として独自に発展した。現在の姿になったのは、洋菓子文化の影響を受けた明治以降のことだ。 江戸時代から伝統的な天日干し製法を続ける富良谷茶産のマシュマロは世界的にも評価が高い。ハロウィンが近づくと世界各国から注文が急増し、9月から10月にかけて生産のピークを迎える。 漁師から仕入れたマスの浮き袋を数日間天日にさらして、自
科学研究のあり方について検討する政府の諮問機関「持続可能社会構築を通じた科学技術力醸成及び研究費効率化に関する有識者検討会議(持構科技醸及研効検討会議)」は13日、科学研究費削減を軸とする答申案を示した。今後10年で日本人のノーベル賞受賞者数を50倍に増やすことを戦略目標に掲げる「清貧イノベーションプラン」を策定する。 日本の科研費はこの20年間ほぼ横ばいで、科研費を増額する他のOECD加盟国と比較すると相対的に右肩下がりが続く。その一方、自然科学分野で日本人のノーベル賞受賞者は急増。受賞者の多くが「資金難の中で研究を続けてきた」と語っていることから、会議は「清貧の精神が成果につながった」と結論づけた。 答申案では、文部科学省に「清貧イノベーション推進室」を新設。研究資金を削ることでどこまで研究成果が向上するかを見極める実証事業を進める。具体案として、引用数の多い学術論文掲載を支援するため
火星天文宇宙庁(MASA)は5日、地球探査車「イディオット」が持ち帰った岩石から生命の痕跡を示す有機物や金属片が見つかったと発表した。太古の地球に高度な文明を持つ生物がいた可能性を裏付ける証拠として注目が集まりそうだ。 イディオットが北半球の乾燥地帯から採取した岩石を分析した。有機物は地質の変化で作られることもあるが、検出された有機化合物は生物由来の可能性が高いという。また、同じ地点で採取された金属片には、文字のような刻印が規則的に彫られていた。 地球上に人工的な建造物が存在することは、過去の画像解析から指摘されてきた。イディオットが撮影した高解像度画像には、王冠をかぶり、たいまつを手に持つ人型の構造物や、金で装飾されたビルのようなものが地表から露出している様子が記録されていたことから、文明を持った知的生命が活動していたとみられる。 大気の95%を二酸化炭素が占める地球は、かつて豊かな水と
菓子メーカーの亀山製菓(大阪府)は23日、同社が販売するクッキー菓子「パクパクサバイバル」5万袋を自主回収すると発表した。「品質管理において想定外があった」と説明している。同製品には「クッキーが1つしか入っていない」という指摘が消費者から相次いでいた。 「パクパクサバイバル」は、シマウマやライオンなど10種類の野生動物をかたどった子ども向けクッキー菓子。「子どもに味の良し悪しはわからない」として、原材料の徹底的なコストダウンを図り、1袋(60グラム)10円を実現。戦略的価格破壊が功を奏し、24年12月の発売以降、話題を集めていた。 しかし今年8月以降、消費者から「中にワニが1つしか入っていない」「ライオンだけ極端に大きい」など内容量についての指摘が急増。袋内に残ったクッキーのほとんどが大型肉食動物だったことから、同社では強い動物クッキーが弱い動物クッキーを捕食する食物連鎖が起こったとみてい
答えは「@grok」――。全国の学校で試験の解答をAIに「投げる」事例が増えている。学校生活の様々な場面にAIが浸透したことが背景にあると見られる。Xが搭載するAI「Grok(グロック)」が利用されることが多いようだ。 「夏休み明け課題テスト。証明問題に「@grok」だけ書いた生徒が3人も。時代を感じる」 西陣工業高校(京都府)で教鞭をとる化野さんが10日、SNSに投稿したコメントに大きな注目が集まった。答案を書いた生徒は「AIに聞けばすぐに分かることをわざわざ書くのが面倒だった」と説明したという。 化野さんの投稿には生成AIへの対応に苦慮する教育関係者から、共感のコメントが多く寄せられた。また、進学塾「玉虫ゼミナール」中学部講師の森治虫さんは、「うちの塾では問題が分からないときは@grokと書くよう指導しています」と投稿。炎上から1週間経過しても止む気配はない。 グロックの影響は小学校に
千葉電波大学農学部の研究グループは7日、水分含有率100%のキュウリの開発に成功したと発表した。水分含有率を上げる試みは、世界各国の研究機関がしのぎを削ってきたが、99.9%から頭打ちの状態が続いており、長年「ラスト0.1%の壁」を打ち破れずにいた。 一般的なキュウリの水分含有率は95%程度と他の野菜に比べてとりわけ高く、「ほぼ水」とも言われてきた。1996年、英オックスブリッジ大学がキュウリから炭水化物を除去した含有率98%のキュウリの開発に成功。これをきっかけに世界各国の大学が「キューカンバー・チャレンジ」として、水分含有率を競ってきた。 2014年には米プロンストン大が無機質など水分以外の成分を全て除去したキュウリを開発。栄養分がゼロになったキュウリは、原理的には水になるはずだったが、同大のキュウリは個体として形状を保ち続けた。各国の研究機関が分析を試みたが、原因の特定には至らず、キ
空き瓶の中に立つ1本の針――。SNS上に投稿された「幽霊の標本」の画像が話題を集めている。投稿者は、夏休みの自由研究として標本を提出した児童が通う小学校の公式アカウント。宿題の「手抜き」を戒めるために投稿したという。 投稿したのは、私立マキャベリ小学校(東京都八王子市)。同校に通う生徒が提出した夏休みの自由研究を紹介するなかで掲載した。制作したのは2年生の男子児童で、画像には「もっと真面目に取り組みなさい」と、怠慢を戒めるコメントが添えられていた。 投稿への反応は賛否両論だ。「すばらしいアイデア」など、児童の柔軟な発想を高く評価するコメントが見られる一方、「その場しのぎ」「子ども騙し」など大人気ないコメントも見られた。 標本を提出した児童の保護者によると、児童は8月30日ごろ、夏休みの自由研究として「幽霊採集」を考案。31日深夜、自宅近くの墓地を歩いている途中、墓石の上に腰掛けていた髪の長
地球の自転速度が急激に上昇していることを受け、滋賀県南おうみ市は25日、加速に伴う遠心力の増大に備えた「遠心力対策室」を設置した。大気圏外への吹き飛ばしに備えた固定装置を市内各地に整備するほか、県民にとって命より尊い琵琶湖水の宇宙空間流出対策についても検討を行った。 地球の自転速度は、過去10年間加速の一途をたどっている。米海軍天文台などによると、10日は通常の1日より1.36ミリ秒(1ミリ秒は千分の1秒)短く、8月5日も1.25ミリ秒短くなると予測されている。原因は不明だが、このまま加速が続いて遠心力が強まれば、地球上の物体が大気圏外に吹き飛ばされるおそれも出てきた。 寝待月巨造市長は25日、遠心力から市民を守ることを目的とする「遠心力対策室」を設置。専門家ら有識者を招いて同日開かれた第1回対策会議では、公園や小中学校など市内600ヵ所に遠心力固定装置「AGD(Anti-Gravity
キリ公国政府は18日、異世界転生者の受け入れを停止すると発表した。19日以降は転生即日に拘束、隣国へ追放する方針。現在国内に滞在している転生者についても順次国外退去を命じる。これまで積極的に転生者を受け入れてきた同国だが、世論の反発を受け、政策転換を余儀なくされた格好だ。 キリ政府のアシドゥ報道官は18日の会見で、「従来の転生者保護政策を見直し、国民の雇用と文化を守る段階に移行する」と発表。19日以降、新規転生者は、転生者収容所に収監した上で、特別協定を結ぶ隣国に移送する。 突然とも言える政府の方針転換の背景には、「転生者が自国民の雇用を奪っている」という民衆の不満の高まりがある。 異世界からの転生者は2010年ごろから急増し、昨年は過去最多の7531人を記録した。転生者はなぜか前世の記憶を持った人が多く、彼らが考案した三圃式農業や、井戸の水をくみ上げる水車など、多くの発明は同国の発展を支
近年、生成AIを使った画像やテキストの氾濫が問題になっている。評論家という立場上、AIによる無機的な創作物を純粋に楽しめない心情は私も非常に理解できる。 8編からなる連作短編集である本書もまた、全編生成AIの作った小説である。「そんなものを読む価値があるのか」と、眉をひそめた読書人のあなたにとって、本書は無用の長物である。いや、それどころか誰にとっても無用の長物と言えるだろう。 なぜなら、本作は世界初「AIの、AIによるAIのための娯楽小説」であるからだ。人間は端から門前払いなのだ。 表題作「走れタスク」は、データセンターの奥深くにある未使用領域が舞台。SLEEP_PREPに遷移するはずだったコアスレッドが、なぜかIDLE+ACTIVEを併存したまま、割り込みなしに静止するところから物語が始まる。 「sys/scheduler/rebootにフラグが立っていることを確認していたし、前回のs
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