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GWの過ごし方
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391回 KYON2の武道館コンサート炎上のバカバカしさ 小泉今日子の武道館コンサートでの演出が話題になっている。 現在行われている小泉の還暦記念ツアー「KK60~コイズミ記念館~KYOKO KOIZUMI TOUR 2026」。5月2日、3日の日本武道館公演では開演前DJを務めた高木完によって俳優・佐藤慶が憲法第9条の朗読する音源(2006年に発売された佐藤が日本国憲法全文を朗読する『日本国憲法』より)とブレイクビーツをミックスして流したり、「戦争反対!! 平和な世界希望!! Don’t Stop Music!! Stop All Wars!!」と書かれた銀テープがまかれた。 また、反戦メッセージがこめられた曲、「東の島にブタがいたVol3」も披露され、ⅯⅭでも平和について言及したという。 これについて、「芸能人がコンサートで政治的な発言をするのは、客を不快にさせる行為」であるというタイ
390回 タモリは最高! 人気YouTuberヒカルとカジサックことキングコングの梶原雄太、ホストクラブ8店舗を経営する投資家で『マネーの虎』のYouTube版である『令和の虎』の虎の一人である桑田龍征の3人による配信番組でヒカルと梶原が「タモリは面白くない」と発言したとして炎上気味になっている。 実際の模様は「カジサックと酔った勢いで超大物芸人に喧嘩を売ってしまいました」というタイトルの動画で確認できる。 桑田氏がタモリ氏の発言を引用したところに、ヒカル氏が「タモリさんって全く僕面白くないと思ってたんですけど、未だに僕わかんなくて」と発言。 桑田氏は面白い派、ヒカル氏は面白くない派と意見がわかれたときに、この話には関わりたくないという感じの表情をあからさまにつくって演技していた梶原氏だが、ヒカル氏にあなたはどっちなのか振られてしまい、ヒカル氏側に同調するという経緯である。 正直、ヒカル氏
389回 京都小6死体遺棄事件とメディアやネットと志らく 京都小6死体遺棄事件をワイドショーなどが連日取り上げていること、その内容に関して、多くの人から批判が上がっている。 別に新しい事実が出てきたわけでもないのに連日のように現地からの中継がおこなわれ、住人にとっては迷惑でしかない。 これから新事実が出てきたとしても、それをわざわざ現地まで行って中継する必要はそもそもなく、スタジオから事実を告げるだけで差し障りないはずだ。 失踪事件として捜索されている段階では実名と顔写真を報道することは情報提供を呼び掛けるという意味のあることであったが、少年の遺体が発見され死体遺棄に義父が関与していたと逮捕されることがわかった段階で引っ込めるべきだったと思う。 それをテレビで目にするたびに家族、少年を知る同級生、近隣の人が締め付けられるような思いをすることだろうし、子供たちが既に負っているだろう心の傷をさ
388回 陸上自衛隊の歌姫、自民党の党大会で国歌斉唱 4月12日におこなわれた自民党の党大会で陸上自衛隊音楽隊に所属する現役自衛官の女性が登壇、君が代斉唱をした件。批判が高まる一方、与党である自民党や自衛隊の説明は納得いくものではない。 自衛隊法61条で自衛隊員の政党や「政治的目的」での「政治的行為」は禁じられており、自衛隊法施行令で定められた「政治的目的」「政治的行為」の定義から考えると「特定の政党や政治的団体を支持または反対すること」を目的に「官職、職権その他公私の影響力を利用すること」が禁じられていることになる。 自衛官の女性や付き添い役の上官はこの時制服を着用。しかも、陸上自衛隊の服装規定によると、着用に関して陸上幕僚長が指示する必要がある〝通常演奏服装〟と呼ばれるもので公務として参加したのではないかという指摘があがった。 政府のイベントではなく自民党の党大会で起こった出来事だから
2月の総選挙を前に、立憲民主党と公明党が新党「中道改革連合」を結成しました。新党結成の発表からまもない1月下旬に米山隆一前衆議院議員が、この急な新党結成と衆議院からは消滅した立憲民主党について思うことを綴りました。 第18回:立憲民主党への鎮魂歌〈レクイエム〉 立憲民主党は過去所属したどの党よりも「理屈・論理」が尊重される政党だった さて、2月2日発売のBUNKAタブーの原稿を、私は1月19日現在、明日20日までに立憲民主党への離党届と、中道改革連合への入党届を出さなければならない狭間で書いています。 2月2日には明らかになっているところですが、結論として私は立憲民主党を離党し、中道改革連合に参加します。思うところは色々あるのですが、現実的に政治を変えていく選択は他にはないと思うからです。1月19日に発表された中道改革連合の公約・綱領には賛成できることも納得いかないこともありますが、組織と
387回 選挙ウォッチャーちだいのサンダル発言 Xを開いたときにたまたま流れてきた投稿を見て「さすがにどうかと思う」と思った。 選挙ウォッチャーちだい氏のある投稿を見てのことである。 人間は完璧ではなく、過ちを犯す生き物である。 ある分野で偉大な功績をあげた人でもやらかす時はやらかすものである。 ちだい氏が各地の選挙現場に足を運んで書いたルポ。10年代後半以降の日本各地のおかしな主張をしている候補者の記録、特にN国関連や参政党、陰謀論を唱える候補者のものは現在の社会状況を考える上で非常に重要な資料である。 話題性重視のくだらない主張を掲げて選挙制度の隙間をついてハックしてマネタイズしようとするN国のような集団であったり、あからさまにトンデモナイ主張を掲げる陰謀論に傾倒した政党や候補者に対し、彼らの「まともでなさ」「とるにたらなさ」ゆえに多くの報道メディアは無視しようとしてきたし、彼らが
386回 『フリースタイル 67 特集:江口寿史がしたこと 』とSNSでの無風状態 『フリースタイル 67 特集:江口寿史がしたこと』に掲載されている江口寿史氏と作家の友利昴氏の対談を読んで非常にモヤモヤした気分になっていたところに、今回のこの連載のテーマについて編集氏から「『フリースタイル』の江口寿史の反論が話題になってますが、それとか」というようなメールが。 そういうわけで、今回のテーマはその『フリースタイル』の特集とそれに対する世間の反応ということになる。編集氏は話題になっているというが、SNSでは昨年の炎上時が嘘のように反応が見られない。 どこかのSNSでは話題になっているのだろうか。 この現状もこの特集を考える上で重要なポイントになってくると思う。 PR 季刊『フリースタイル』は上品なほうの00年代的サブカルの空気が色濃く残されたサブカル誌というとわかりやすいかもしれない。江口氏
385回 現役自衛官中国大使館侵入事件と竹田恒泰氏のXでの反応 3月24日朝におきた在日中国大使館に現役自衛官が刃物を持って不法侵入するという前代未聞の事件。 外交問題に発展する可能性もあり、日本の国益を大きく損ねることにもなりかねない大事件だ。 容疑者がこれを決行するに至った背景は調査中であり、詳しいことはわかってないが、SNS(裏垢も探す必要あり)を含めた日常の言動、誰か焚きつけることを言った人物はいないか、何らかの疾患がないか、これまでの成育歴、犯行に及ぶに至った直接的なきっかけ、陸上自衛隊幹部候補生学校の教育、自衛隊内での生活、隊内で彼は彼のことをどのように把握していたかなどについては非常に詳しく調査する必要がある。 一般の大学卒業後に陸上自衛隊幹部候補生学校に入学したという経歴から考えると、なんらかの強い信念に基づいて自衛官を目指していて、幹部候補生学校での教育の影響で思想的に方
384回 東京ロッカーズ私観 最近、Xの自分のタイムラインで「東京ロッカーズ」という言葉を目にすることが増えた。 これは映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』(監督・田口トモロヲ 脚本・宮藤官九郎 主演・峯田和伸)が公開されることが原因だろう。 当時、東京ロッカーズ周辺でマネージャーやカメラマンを務め、日本のインディーズレーベルの先駆けの一つになるテレグラフ・レコードを設立し、東京ロッカーズの後続シーンに貢献した地引雄一氏の自伝的エッセイ『ストリート・キングダム』が原作。筆者も20代前半の時のこの本を読んだが、当時のシーンの資料として非常に重要なものだ。 東京ロッカーズを含む70年代後半から80年代にかけての日本のPUNK/NEW WAVEムーブメントを扱った『別冊ele-king J-PUNK/NEW WAVE-革命の記憶』が刊行されることになったり、雑誌『レコードコレクター
382回 いま「マンガワン」で起こっていること 小学館のマンガ雑誌アプリ「マンガワン」で起こった性加害で被害者と係争中の漫画家を別名義で原作者として登用していた問題。 事態を重く見た漫画家が「マンガワン」からの配信を中止することが相次ぎ、ニュースでも取り上げられ、一編集部の問題にとどまらず・小学館自体を揺るがすような前代未聞の大問題になっている。 そんな中、島本和彦、森川ジョージ、弓月光の3人の大御所といってもよいであろう男性漫画家の事件に対するSNS上での発言が批判を集めるということがあり、それについて色々と考えてしまった。 その前にこの事件の流れについて、何がおこっていたのかを簡単に整理してみる必要がある。3人の漫画家の発言を考える上で、彼らがその時点で知ることができなかった発言後に出た情報をのぞき、発言をした時期(島本氏、弓月氏が3月1日、森川氏が2月27日)に一般的に入手することが
381回 『IDOL FES 天下一武道館2026』とは何だったのか 2月24日に日本武道館でおこなわれた地下アイドルを集めたアイドルイベント『IDOL FES 天下一武道館2026』。平日の昼間なので行ってません。 一部で叩かれているわけだが、様々な文脈がこのイベントにはあり、色々と切り分けて考える必要がある。 このイベントはYouTubeの人気番組『令和の虎』で自身も「虎」として出演している神田みつきが2024年12月に武道館でアイドルフェスを開催したいというプレゼンをおこなったことからスタートしたものだ。 全国に38店舗展開する日本最大のアニソンバー「アニソンバーギルド」や「もふる」などを運営する株式会社ルミナスの代表取締役である神田。その一方で自身も地下アイドル経験があり、アイドル運営も務めている。 『天下一武道館』開催にあたって、自分が関わっているアイドルグループの出演だけでなく
380回 エプスタインの事件と「エプスタイン陰謀論」にモヤモヤ 児童に対する性的暴行や人身売買などの容疑で逮捕され有罪になった後、拘置所内で死亡したアメリカの大富豪ジェフリー・エプスタインに関する捜査資料「エプスタイン文書」。アメリカ司法省が今年の1月に大量の資料を新たに公開して以降、世界各地で要人が刑事捜査を受けたり、辞任したりする事態が発生している。この中にはフランスのジャック・ラング元文化相、イギリスのアンドリュー元王子、ゴールドマン・サックスの最高法務責任者キャスリン・ルムラー氏などが含まれている。 また、元アメリカ大統領・ビル・クリントン氏も妻のヒラリー氏と共に米連邦議会で証言を行うことが予定されている。 アメリカのニューメキシコ州議会下院はエプスタインが同州に所有していた牧場を調査するための特別委員会を設立することを承認。 ここから新たなエプスタインの犯罪の証拠が発見されるかど
379回 チームみらい不正選挙(疑惑)騒動 自民党の歴史的圧勝という結果に終わった衆議院選挙。 その直後からX上でゲンナリするような言説が飛び込んできて、倒れそうになった人も多いかもしれない。 それは「チームみらいが11議席もとれたのはおかしい!不正選挙では!」というものだ。 体調が悪くてフラフラしているのだが、こんなことについて考えていたら自分も本当に倒れそうである。 チームみらいがこのように議席を増やすのは不自然なことであり、なんらかの不正が行われていないとおかしいという主張であるが、その根拠が根拠と言えるほどのものもない有様でさすがに無理があると思う。 チームみらい好きじゃないのにこんなこと書いて擁護しているとか言われたら本当に倒れそうである。 PR チームみらいに関して、その背後に竹中平蔵氏がいるのではないかということが以前から言われている。 ちなみに、竹中氏が代表の安野貴博を情報
378回 2026年の第51回衆議院選挙 2026年の第51回衆議院選挙。記憶に残る選挙になるのは間違いないが、それが良い記憶になるとは到底思えないのがキツイところである。 台湾有事に関する発言以来、事務方が事前に用意した原稿にはない独自の発信をたびたびしているとおぼしき高市総理。選挙期間中もそれは続いている。 「円安ホクホク」発言もその一つで、みずほ銀行が高市批判のレポートを発表するような事態に。銀行が政権の経済認識を実名で批判するというのは異例の事態であり、それだけのことを言ってしまっているというわけで、周囲は頭を抱えていることだろう。 解散自体も一部の側近と共に独断で決めたものだといい、年度内に予算案を成立させることが難しくなることを無視した解散に自民党内でも疑問視する声はあったという。 PR 統一教会問題の再燃、中国との関係悪化による今後の経済の落ち込みなどで人気が落ちる前に選挙を
376回 ほっかほっか亭と『狂四郎2030』と『坊っちゃん』 編集氏からの「ほっかほっか亭が『狂四郎2030』のあれ引用RPして謝罪したのとかどうでしょう。『内容を読んでから』と批判するなら、昔から『坊っちゃん』持ち上げてる松山とか変なのありますよね」というメールが。 確かに愛媛県松山市が夏目漱石の『坊っちゃん』を観光の売りにしているのは自分も昔から疑問を感じていたわけだが、ほっかほっか亭の件とはちょっと違うような気がする。 その違いを考える前にほっかほっか亭の件をまず考えてみよう。 1月21日、ほっかほっか亭の公式Xアカウントがある投稿を引用RP。 少年が美味しそうにカレーを食べる漫画の絵を貼り、〝父親がほっかほっか亭の焼肉弁当買ってきてくれた〟と文章を加えたものだ。 それを公式が引用し、〝ほっかほっか亭の牛焼肉弁当 お父様に感謝ですね〟と投稿。 これだけ見れば普通なのだが、一部のXユー
2025年10月に首相に就任した高市早苗。彼女の過去の言動を見れば、表現規制に積極的な政治家であることは明らかだ。ところが、2次元の萌え女性キャラなどがフェミニストによって批判されると、すぐさま声を荒らげてきたような、これまで散々「表現の自由」を訴えてきたオタクたちの高市首相誕生への警戒は薄い。なぜなのだろうか。昼間たかし氏が解説する。 PROFILE: 昼間たかし(ひるま・たかし) ルポライター。1975年岡山県生まれ。岡山県立金川高等学校・立正大学文学部史学科卒業。東京大学大学院情報学環教育部修了。知られざる文化や市井の人々の姿を描くため各地を旅しながら取材を続けている。著書に『コミックばかり読まないで』(イースト・プレス)『おもしろ県民論 岡山はすごいんじゃ!』(マイクロマガジン社)などがある。 ■X:@quadrumviro オタクから歓迎される高市政権 2025年10月21日、高
木下 自分としてできるのは、リベラルや左派の立場から、左派やリベラルを批判するということですね。左派を叩かないと、右派も叩けないですから。共産党に関して言えば、以前は大衆政党としての側面が強かったんですよね。政治だけではなく、様々な文化運動にも関わったし、特に映画文化への影響はすごかった。山田洋次監督も共産党のシンパだった。でも、山田さんは『男はつらいよ』のような映画としては非常に伝統的で保守的な、ローカルな感覚を大事にする作品を作っていた。そういうものを共産党は抱えていたし、非教養層と言われてきた人たちが、文化に触れる機会を作って、思想を広げていったんですよね。それこそ、いわさきちひろのカレンダーを配ったり(注:画家のいわさきちひろは共産党員)。でも、そういう多層的な機能が、どんどん弱くなって、いまはSNSばかりに走ってしまった。しかもWoke左翼のような「差別の再生産」みたいなことに加
木下 社会全体では、おそらくリベラルに近い考えの人のほうが多いと思うんですね。でも、大声でそれを説教しようとしたり、リベラルをこうだと規定しようとする人は嫌だという感覚も広がってると思う。上野千鶴子さんが「右翼だから女性でもダメだ」と高市さんを批判してましたけど、そんなことを大声で言い出したらオシマイですよね。だから、あの発言には女性からも反感が大きかった。上野さんはおそらく、リベラルな女性以外が首相になるという想定をしてなかったと思うんですね。 ――土井たか子氏のような人が初の女性首相になると思っていた。 木下 だから、タカ派の女性が首相になるという想定外の事態に戸惑ったんだろうし、それをさらにフェミニズムの問題にしてしまった。それは悪手だと思うんですよね。左翼が嫌われてるのは、勝手に設計図を書いて、それに従わせようとするからですよね。「一緒に進む」「共に歩む」と言いながら、勝手に理想像
木下 参院選で、自民党が持っていた右の票を奪う政党が二つ(参政党、日本保守党)も台頭し、存在感を増した。自民党はこれまで、中心から右側を自分のパイにして、左側は社会党やリベラル政党に渡していた。特に安倍さんは右を上手に掴んでたから、「北方領土は二島返還でもいい」と言っても、みんななぜか納得してたじゃないですか。あの発言を左翼やリベラルがしていたら大変ですよ(笑)。 ――完全に国賊呼ばわりされますね(笑)。 木下 でも、その右側が自民以外の政党を支持する現実が生まれてきた。そもそも、自民党の総裁選で高市さんが勝ったのも、その右側を取り戻すためでした。ところが、右翼の言う通りにしたら、国際情勢的には孤立するしかない。 ――実際、11月7日の「存立危機事態」に関する発言は、国際問題になっています。 木下 その意味でも、本当に難しい舵取りを迫られていると思います。 先鋭化していくリベラル ――一方
タカ派で知られる高市早苗氏が首相となり、リベラルや左派を自認する人々からは批判や不安視する声が絶えない。一方で高市政権は高い支持率を保っている。現在の高市政権の状況と、対抗軸の不在はなぜなのか、Xでは「こたつぬこ」の名で発信を行う政治社会学者の木下ちがや氏が語った。 PROFILE: 木下ちがや(きのした・ちがや) 徳島県生まれ。明治学院大学国際平和研究所研究員。労働組合勤務、学生自治会活動などを経て一橋大学社会学研究科後期課程満期退学(社会学博士)。脱原発運動など社会運動に参加。単著に『ポピュリズムと「民意」の政治学 ― 3・11以後の民主主義』『「社会を変えよう」といわれたら』『“みんな”の政治学』がある。Xアカウントは「こたつぬこ」(@sangituyama)。 自民党の遺産を食いつぶす政権 ――10月27日に行われた産経・FNN合同世論調査では75.4%、11月2日のJNN世論調査
375回 子供の頃のテレビの風景の中の久米宏 久米宏という人は私にとっては子供時代のテレビの風景に密接に結びついている人であり、それはもう神話時代の風景に似て、彼が生きるとか死ぬとかそういうことすら考えられないぐらいの存在であった。 ただそれはアントニオ猪木のような存在が子供時代の「神々」の一人として私のその後の人生に何らかの影響を与えてきたのと比べると、あくまで「風景」のように子供時代の記憶と結びついてきた人物である。 久米宏の思い出を語る時に『ザ・ベストテン』の名前をあげる人も多いと思うのだが、自分はあの番組での彼の印象はさほど大きなものではない。 黒柳徹子の印象が強すぎて、久米宏に関する印象があまりないのだ。 今考えると、徹子の発言を上手に遮り、場を巧妙にコントロールしていた久米の手腕を称賛すべきなのだが、当時小学校低学年の自分にそこまでわかるはずもない。 幼稚園から小学校低学年時代
374回 高市総理の伊勢神宮参拝 最初に画像を見たとき、本気でコラだと思った。 満面の笑みを浮かべた高市早苗総理大臣がクリアファイルに入れた故・安倍晋三元総理大臣の写真を胸元に掲げている様子があまりにも不可思議で意味が解らなかったからである。 満面の笑みを浮かべながら、故人の写真を雑にクリアファイルに入れてこちらに見せてくるというシチュエーションがまったく想像できず、意味不明なコラだなと本気で思ったのだ。 もちろん、今では1月5日に高市首相が三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝した際の様子をとらえたものだということは理解できているが、やっぱりあの光景は自分の心に何かモヤモヤするものが残ってしまう。 PR 1月の仕事始めの日(通常は4日だが、今年は4日が日曜日にあたるため5日)に行われる現職の内閣総理大臣による伊勢神宮参拝は、第二次世界大戦後は一時廃れていたのだが、1967年以降は恒例行事になってお
372回 国光あやの外務副大臣の事実無根な発言に「厳重注意」 国光あやの外務副大臣がネットで事実無根の情報を発信し、「厳重注意」を受けたという。国光副大臣は医師でもあり、元厚労省官僚。茨城6区から選出された自民党所属の衆議院議員だ。 2025年12月6日、ネット番組「ReHacQ」内で国光副大臣が立憲民主党の小西洋之参議院議員に関する事実無根の話を語り、小西議員から外務省に抗議があったことで、木原稔官房長官から「厳重注意」をうけたのだが、この人は11月もX上の発言で木原官房長官から「注意」を受けている。 この時は、高市早苗首相が国会答弁の準備のために午前3時に公邸入りしなければならないのは、前々日の正午までに質問通告をしなければならないというルールを野党が守らないからだとして野党批判をしたのだが、『2日前ルール』は2014年に廃止されているわけで全くのデタラメであった。国光副大臣の初当選は
371回 『陰謀論と排外主義』という今読むべき本 今まで選挙に興味を示したことすらなかった知人と久しぶりに会ったら、参政党に投票していたという体験をして頭を抱えたくなった人も多いかもしれない。 Xで相互フォロワーだった人がそれまで政治的な投稿をしていなかったのにいつのころからか、河合ゆうすけやへずまりゅうをRPしていることに気付いて驚いたことのある人もいるだろう。 直接の知り合いではないがSNS上でよく見かける同じ趣味を持っているアカウントが平野雨龍のことを「日本を救う逸材」であると褒めたたえていたり、さとうさおりを応援しているのに気付いてしまった人もいるかもしれない。 好きなアーティストのライブの後にアーティストの名前で検索してみたら、奈良公園の鹿や中国人留学生について何やら義憤にかられた発言をしている人が同じ会場にいたことを知るという経験をした人もいるだろう。 いや、これを読んで「それ
370回 日本兵のほうの小野田さん 急にSNS上で「小野田寛郎」という名前を見ることになり、正直驚いた。2021年に彼をモデルにした映画『ONODA 一万夜を越えて』が公開されたときに多少話題になったくらいで、頻繁に話題になるような人物ではない。30代以降の年代の人には彼の名前すら知らない人も多いだろう。 小野田寛郎とはどういう人物なのか。 旧日本陸軍の情報将校で、第二次世界大戦中の1944年に陸軍少尉として派遣されたフィリピンのルバング島で終戦後も約29年間山中のジャングルに潜伏。1974年に帰国し一躍時の人となったが、常に注目を浴び続けるような日本での生活になじめず、次兄が移住していたブラジルに移り住み牧場を経営。日本を守る国民会議代表委員、日本会議代表委員などを務めた。 1976年、東京で保険の代理店を経営していた小貫町枝がブラジルに押し掛けてきたことで結婚、以後町枝が小野田のマネー
中居正広の性加害疑惑の影響は、フジテレビにも及んでいる。なんと会社ぐるみで中居に加担していたのではないかと噂されているのだ。中居が引退しても収束しないフジテレビの疑惑。フジテレビの内情を知る長谷川豊氏に直撃した。 PROFILE: 長谷川豊(はせがわ・ゆたか) 元アナウンサー、経営者、事業家。フジテレビ時代には『情報プレゼンターとくダネ!』『めざましテレビ』のアナウンサー、競馬実況を担当。2017年に衆院選に立候補するも落選。その後、政界を引退し、現在は広告代理店を経営。 女子アナの接待が普通の時代 2024年末の発覚から世間を騒がせ続けている元SMAPの中居正広の女性問題。中居本人は9000万という超高額の示談金を払ったからか「今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」と余裕綽々なメッセージを発表したが、軒並みテレビやCMからの降板が発表され続け、引退するに至った。 相
368回 『みいちゃんと山田さん』について思うこと 「『みいちゃんと山田さん』についてお願いします」という編集氏からの依頼が来た。 『みいちゃんと山田さん』を知らない人のために書いておくと、2012年の新宿・歌舞伎町のキャバクラで知り合った主人公の「山田さん」と同僚の「みいちゃん」が共に過ごした12ヵ月間を描いていく漫画で作者は亜月ねね。漫画アプリ「マガポケ」(講談社)で連載中である。 自分も「マガポケ」を使っており、読むたびにモヤモヤしながらも何となく読んではいた。 作者がXで発表し、Kindleインディーズマンガで『みいちゃんと山田さん: みいちゃんが死ぬまでの12ヶ月の話(Kindle版)』として公開していた作品がもとになっている。現在コミックスは公開停止中である。 同作の人気に目をつけた講談社の担当編集者がスカウトし、商業媒体での連載が始まった。 Kindle版の作者名義はダイアナ
367回 「初恋サイダー」カヴァーの系譜 今回のテーマは「初恋サイダー」である。 「なんで?」と戸惑われた人も多いかもしれないが、言うまでもなく編集氏の要望である。ちなみに編集氏は気付いたらハロオタになっていて、隙あらばハロプロ関連の話題をコラムのテーマにさせようとこちらに振ってくる。 「初恋サイダー」といっても何のことやらわからない人もいるかも知れない。 「初恋サイダー」はハロー!プロジェクトのアイドル・Buono!(2017年5月活動終了)の2012年1月にリリースされた13枚目のシングルに収録されていた曲で彼女たちの代表曲の一つ。事務所やレコード会社の壁を越え多くのメジャーアイドルが出演した『指原莉乃プロデュース 第一回ゆび祭り~アイドル臨時総会~』(2012年6月25日)での名演は当時多くのアイドルオタクに言及され、ハロオタ以外のアイドルオタクのBuono!の評価を決定的にあげる役
366回 NY新市長関連のデマがなぜか日本で ニューヨーク市長選で民主党候補のゾーラン・マムダニ氏が当選した。 民主社会主義者を名乗るマムダニ氏はインド系移民でイスラム教徒。家賃の値上げ凍結、保育無償化、バスの無償化、大企業や富裕層への増税といった公約をかかげ当選した。 マムダニ氏が公約に挙げた政策の賛否、それが実現可能なものなのかということについて色々な意見があるだろうが、ここで触れるのはそういうことについてではない。マムダニ氏の当選にともない、いい加減な情報が日本で広がっているということについてである。 ニューヨーク市長の話でなぜ日本のSNSが盛り上がっているのか。それはマムダニ氏が移民でありイスラム教徒であるから。外国人の増加、起こるかもしれない移民の増加に不安をおぼえている層を対象に、彼らの不安を煽るようなことを言うためにマムダニ氏に絡めてSNS上でいい加減なことを言い出す人がいる
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