雑草の言葉

非電化

2011/04/23
Sustainability 13
人類が現在消費しているエネルギーの質も量も愚行と呼ぶべきレベルでしょう。持続可能にするには、質的には原子力を筆頭に、使用すべきでないエネルギーの種類がありますし、量的には桁違いに減らさなければならないと確信しております。人類が、その歴史と比べ、半永久的に利用可能なエネルギーは太陽エネルギー起源のエネルギー、若しくは地熱のエネルギーだけでしょう。太陽エネルギーの最も優れた畜エネルギーの方法は、光合成による炭水化物であると確信しています。そして、その炭水化物を最も有効に使う内燃機関は生命体です。その最たるものが人力であると考えています。【人力のススメ】等で論じています。炭水化物をエネルギー源とする人力は、環境問題も起こさないし、食料にもなるし運動にもなって一石二鳥どころか、一石三鳥、四鳥・・・最も有効なエネルギーの使い方であると確信しています。

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非電化工房は友人から紹介されてかなり以前から興味を持っていました。何故か私の住んでる町からは遠くにあると思っていました。今年の1月に<自然の摂理から環境を考える>の記事にちょっと触れられていて、栃木県の那須にあることを知りました。早速友人を誘って地震が起こる直前の3月6日に非電化工房の見学会行って参りました。見学会参加者は今回は我々を含めて17名でした。

非電化工房がどのくらい当方の理想に近いかこの目で確認したいと思っていました。・・人力の利用と非電化はかなり共通点があると言えましょう・・。脱原発に有効な代替かどうかはかなり懐疑的でしたが、(原発に代替は全く必要ないのですが、代替のアピールとして有効かどうか・・と言うことです。)それも確認したいと考えていました。期待があまりなかった・・と言えば嘘になりますが、冷めたニュートラルな目で確認したいと考えておりました。

先ず、電気でなければ無理だ・・・と考えられる冷蔵庫さえ非電化にしたという事に大きな関心がありました。・・・私の考えが及んだのは、断熱膨張の利用かな・・・と言う事でしたが、実際は想像の及ばなかった放射冷却の利用でした。年間を通して晴れの日が多いモンゴル辺りでは非電化冷蔵庫で、4℃くらいまで冷えるというから驚きです。放射冷却でそこまで冷やせる事とは思いもしませんでした。

「非電化テーマパーク」は、まだ半分も完成していませんでしたが、副代表の藤村研介さんの案内で非電化工房の敷地内を一通り見学しました。その後、非電化工房代表の、藤村靖之氏(日本を代表する発明家の一人で非電化工房のアイディアから実現まで全てを仕切ってきたと考えられる人物)のお話があり、その後交流会で、自己紹介等がありました。見学に来られた方々はそれぞれ色々な目的があって、みんなそれぞれ多岐にわたって話していました。私と一緒に行った2人の友の1人(以前非電化工房の存在を私に教えてくれた人物)は大いに感化されたようです。もう一人のエンジニアの友は感化された部分もありましたが、ちょっと宗教じみたものも感じたとの事です(笑)。・・・電気漬けの生活に慣れてしまった現代人からは、非電化工房はこのように見られる部分もあるのかも知れません。
家に帰ってから、非電化工房で買ってきた藤村靖之氏の著書(辻信一氏と共著の「テクテクノロジー革命」)を読みました。槌田敦さんの本のように非常に興味深く面白く読めました。藤村氏も脱成長、反グローバル化など、私と同じ主義思想の持ち主であることを確認しました。一気に読み終えた3月10日に、また近々訪問して非電化製品も購入して来よう!記事にもしよう!(3月17日付けの記事にしようと考えていました。)・・・と考えているうちに、原発震災が起こってしまいました。

藤村氏は反原発派ですし(・・後日お伺いしたお話では、反原発運動40年とのことです。・・だから『非電化』と言うことにも納得出来ます。) 原子力や放射能にも非常に詳しい方です。海外にも頻繁に行き、海外に在住していた期間も長い方なので、海外に避難されてしまっただろうか・・・もう非電化工房見学会やセミナーなどは当分お休みだろうか・・と想像していました。・・・震災から何日も経って、少し落ち着いてから非電化工房のHPを開いてみたら、予想に反して、非電化工房は相変わらずやっていました。(流石に3月2回目の見学会[3月21日]は中止したようですが、)原発震災後初の見学会が4月3日にあったので、早速また行って原発事故のお話や非電化のお話を聞き、書物や非電化製品を購入してきました。

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藤村氏は、グローバリズムと電脳化に対するアンチテーゼとして、ローカル化と非電化を掲げています。だからといって悲壮感を持たずに楽しみながら非電化する事によって、脱成長も目指しているようです。

藤村氏は
お金を持っている人しか実現可能とは言えない、お金とエネルギーの大量消費による豊かさの実現
に対し
誰でも実現可能なお金もエネルギーの消費量も小さい非電化による豊かさの実現
を提示して、どちらがいいかみんなに選択して貰おう・・・と言う方法論を示しています。つまり強制ではない方法です。前者はお金を持っていないと得られない豊かさ、後者は、お金を持っていなくても得られる豊かさと言う事です。方法論としては上手い方法だと思いますが、実際には、成長の限界を超えてしまった現在、前者の選択、即ちお金とエネルギーの大量消費による豊かさの実現 は不可能でしょう。
つまり好むと好まざるとに限らず、お金もエネルギーもほとんど消費しない方法による豊かさの実現しか選択肢はない筈です。・・・実際、藤村氏も、そこは明らかにわかった上で、人々に強制ではなく理性、意志で選択して貰う・・・と言う方法論を取るためにこのような選択肢を用意したのだと考えます。
非電化の理念は、非電化製品の発明、供給だけに留まらない事・・・もっと大きな脱成長も視野に入れた壮大な理念があることがわかり嬉しく思います。脱原発にも大いに貢献する理念です。
非電化の発想は社会構造のパラダイムシフトに、早期の実現可能性を示し、大きな役割を担っていると考えます。

オール電化住宅やら深夜電力利用の温水器など(・・発熱に電気を使う事は非常に非能率なエネルギーの使い方です。)非効率な電気の使い方は、全て原発を利用する為、原発に大きく依存させ、原発漬けにして脱原発出来なくする電力会社などの原発推進派の策略です。冷やされたり暖められたりしている飲料水の自動販売機、テレビや電気の点け放し・・・など、電力の浪費の為に電気の需要が大きく見積もられ、原発を止めない口実にされているのです。なんと愚かな事でしょう。原発をしてまで電気を使う価値があるものなんてありません。脱原発の為にも非電化製品は有効な代替の提示になると確信致しました。・・・私は使用を減らすことで対応できると考えていますが、非電化の代替のほうがもっと早く沢山の賛同を得られるのではないかと思いました。

発電量確保の為には原発が必要か?・・・などと言う愚か過ぎる議論は止めて、直ちに原発を全廃し、電力を利用するものはAO機器など必要最小限とし、他は非電化製品の利用を考えるべきでしょう。それこそが賢い科学技術の利用法と言うものです。


今回の原発震災は多くの人々の生活を大きく変えてしまいました。当方の生活も大転換の時期を迎えているように感じています。永続可能な社会への大転換のための具体的な大きな示唆が非電化工房にありました。
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Comments 13

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guyver1092

非電化工房

 ホームページ見ました。私の所からは遠いので、直接行く気にはなりませんが、欲しいと思えるものもあります。すでに類似製品を購入済みのものもあります。手回しラジオは、ラジオ、ライト、サイレン一台三役をすでに準備してあります。浄水器もアウトドア製品を購入済みです。自作のほうが良かったかと少し後悔していますが。
http://tokyo.cool.ne.jp/meguro15/CS/Program/filtration.htm

 この工房のコンセプトである安い、というのはエネルギー産出比的に理にかなっていると考えます。自然エネルギーを集めるのに、あまり金をかけ過ぎては、産出比がマイナスになりかねませんからね。
 冷蔵庫について、槌田氏の本で、吸収式冷凍機利用の冷蔵庫が紹介されていましたが、凹面鏡利用のソーラー式吸収式冷凍機なら燃料なしで、非電化工房式より冷やせるかもしれませんね。
 スターリングエンジンも興味があります。熱源を選ばないという点が良いですね。ある一定以上の廃熱を出す工場はこれを利用した発電機を必ず備え付けることを義務付ければ、量産効果でかなり安くできそうな気がしますし、ひょっとしたら追加の燃料なしで原発が不要なほどの電力が出てくるかもしれません。エネルギー産出比的には、太陽エネルギーのみ利用の社会になった場合は却って無駄に資源を利用することになるかもしれませんが、今、原発を追放する力の一つになればそれで意味があると考えます。

2011/04/24 (Sun) 22:10

雑草Z

Re:非電化工房

guyver1092 さんも非電化製品に興味を持っていらしたのですね。そして、既に非電化製品を持っていらっしゃっているとの事、素晴らしいですね。さらに自作されようとしていらっしゃったようですね。私は自分で自作は出来そうにありません。非電化工房では、ときどきワークショップを行って自作で非電化冷蔵庫や太陽熱調理機兼生ゴミ乾燥機などを作って持ち帰るようです。藤村氏の素晴らしいところは、それら非電化製品は誰でも作れて普及させることが目的であり、特許を取らないところです。

>槌田氏の本で、吸収式冷凍機利用の冷蔵庫が紹介されていましたが、凹面鏡利用のソーラー式吸収式冷凍機なら燃料なしで、非電化工房式より冷やせるかもしれませんね。

これ、非常に興味あります。またまた記憶が無いのですが、どの書物に書かれていたか教えて頂けますか?

>スターリングエンジンも興味があります。熱源を選ばないという点が良いですね。ある一定以上の廃熱を出す工場はこれを利用した発電機を必ず備え付けることを義務付ければ、量産効果でかなり安くできそうな気がしますし、ひょっとしたら追加の燃料なしで原発が不要なほどの電力が出てくるかもしれません。

なるほど、鋭い洞察です。そこまでは思いつきませんでしたが、可能性はありますね。かなり検討の余地がありそうです!・・guyver1092 さんは藤村さんと同じような発明家タイプなのかも知れませんね。

>太陽エネルギーのみ利用の社会になった場合は却って無駄に資源を利用することになるかもしれませんが、今、原発を追放する力の一つになればそれで意味があると考えます。

その点に関しましては、私も全く同じように感じ、考えております。

2011/04/25 (Mon) 07:02

Anthony

TVで藤村さんが紹介されている番組をタマに見ることがありますが、「ヘンなエコおじさん」「変人」として扱われることが多いので、残念です。

2011/04/25 (Mon) 22:13

guyver1092

吸収式冷凍機

 資源物理学入門の220ページに載っています。これは一切動力を使いませんので、故障と言えば、錆びて穴が開くぐらいでしょうか。太陽熱でこれを利用した冷蔵庫を作ろうとすると、太陽の追尾装置が必要になりますので、ここが稼働部分となり、故障しやすい部分となるでしょうし、コストもそれなりにかかる気がします。(ゼンマイ式のキッチンタイマーほどの仕掛けででわりと安く作れそうな気がしますが)

 今回の統一地方選挙で、災害に強いまちづくりが争点の一部になったようですが、彼らの言う災害に強いまちとは、どのようなイメージなのでしょうか。私は、いろんなものを分散して持つことが災害に強い街だと感じますが。たとえば電力なら、巨大発電所ではなく、小規模の物を(小水力発電所とか、スターリングエンジンの廃熱利用発電とか) 大量に用意して利用するのをイメージします。水洗トイレは災害時には役立たずですが、バイオトイレの類の人力駆動の物は役立ちそうに感じますし、ソーラークッカーが生活の中に溶け込んでいる社会なら、ガス、電気が無くても晴れていれば調理できます。災害に強い街と言うからには、便利を捨てて、いざという時に強い、タフな生活基盤を用意しておくことこそ最強の対策と感じます。

2011/04/25 (Mon) 22:32

雑草Z

そうでしたか!

    Anthonyさん

 オール電化住宅だとかIHクッキングヒーターだとか、エネルギーの浪費としか思えない電気の使い方を平気で行う現代人は、非電化をまがいもの扱いしか出来ないのでしょうね。現代の洗脳でしょう。原発してまで電気を作って使おうと言う考えの方が完全に病んでると思います。

2011/04/25 (Mon) 22:35

雑草Z

Re:吸収式冷凍機

    guyver1092さん

 ご回答有難う御座います。早速、
>資源物理学入門の220

見てみましたが、「加熱型冷凍器」=「ガス冷蔵庫」でした。これが、「吸収式冷凍機」と同じものなのでしょうか?
附章 に書いてあったのでこの本を読んだ時、残しておいて読まなかったのかも知れません。

>凹面鏡利用のソーラー式吸収式冷凍機なら燃料なしで、非電化工房式より冷やせるかもしれませんね。

と、guyver1092さん御自身のアイディアを付け足したあたりが素晴らしいですね。さらに、

>ゼンマイ式のキッチンタイマーほどの仕掛けででわりと安く作れそうな気がします

と、追加されていますが、素晴らしそうなアイディアに感じますが、どのようなシステムか想像が湧きません。

>私は、いろんなものを分散して持つことが災害に強い街だと感じます

>災害に強い街と言うからには、便利を捨てて、いざという時に強い、タフな生活基盤を用意しておくことこそ最強の対策

おっしゃる通りだと思います。全面的に賛同いたします。この発想は、反グローバル化=ローカル化 に通じる思想ですね。エコタウンと言うものも、このような発想で、自分達のコミュニティーの中で何でも自給自足出来るタフさが必要ですね。これからのまち作りに必要な発想でしょう。 

 

 

2011/04/25 (Mon) 23:02

guyver1092

吸収式冷凍機

 資源物理学入門には、加熱型冷凍器と書いてありますね。このシステムを初めて知ったのは槌田氏の本だったのは間違いなく、別の本には吸収式冷凍機と書いてあったのだと思います。これは同じものだそうです。
 ゼンマイ利用の追尾システムですが、私はあまり機械には詳しくないのですが、朝ゼンマイを巻いて、そのほどけていくスピードが太陽の移動速度に対応して方向が回転するようにすればよいとイメージしていました。

2011/04/25 (Mon) 23:27

雑草Z

Re:Re:吸収式冷凍機

    guyver1092さん 素早い御回答有難う御座います。

「加熱型」 と 「吸収式」では何となく原理が違うように感じましたが、吸収力の高い液体に冷媒を吸収させて発生する低圧を利用する事と、その為に冷媒を加熱蒸発させると言うところで同じものなのですね!

>朝ゼンマイを巻いて、そのほどけていくスピードが太陽の移動速度に対応して方向が回転するようにすればよいとイメージしていました。

了解です。加熱部分を太陽光で凹面鏡なり凸レンズなりで加熱するときに太陽の動きに合わせて焦点を合わせると言う事ですね。イメージ出来ました!有難う御座います。

 今回の原発震災は代償が大き過ぎましたが、だからこそ、これをきっかけに、
  非電化、ローカル化→脱原発→脱石油→脱成長 
 の流れを作りたいものです。guyver1092さんのコメントで、この記事でそう言った議論を出来てとても有意義です。

2011/04/26 (Tue) 06:53

BEM

こんにちは。

雑草さん、いつもありがとうございます。
ご指摘の原発地図の訂正をしましたので、よろしかったらお使いくださいm(^^)m

いつもながら文章の内容、構成は素晴らしいですね。
原発事故という不幸な事が起きないと生活様式を考えられないというのは非常に残念なことですが、震災前を比べると企業の真剣さ、本気さがやっと出て来たかもしれないと一縷の希望も出てきました。
これだけの事故で希望という言葉も虚しいものがありますが。

温暖化対策で及び腰で二酸化炭素25%削減なんてとてもできないと言っていたのがウソのようです。
やれば出来るんですよ。
というかエネルギーを消費しない生活にならなければいけませんね。

2011/04/27 (Wed) 10:46

雑草Z

Re:こんにちは。

>原発事故という不幸な事が起きないと生活様式を考えられないというのは非常に残念なことですが、震災前を比べると企業の真剣さ、本気さがやっと出て来たかもしれないと一縷の希望も出てきました。

事故以来重苦しい憂鬱な感覚が続いていますが、この事故によって反原発運動は確実に盛り上がりました。ドイツでは原発撤廃が決まりましたし、日本でも10基くらいは凍結や白紙撤回になりましたから、大きな犠牲でありましたが意味はありました。
 以前【大事故までやめない積もりでせうか?】
http://zassou322006.blog74.fc2.com/blog-entry-194.html

と言う記事を書きましたが、その大事故が私の在住の県で起こってしまいました。これだけ大きな犠牲を払ってしまったのですから、是非とも原発は全廃に持って行きたいですね。

>エネルギーを消費しない生活にならなければいけませんね。

そうですね。エネルギー消費は必要最小限でしょう。その為の方策の一つが非電化でしょう。

2011/04/27 (Wed) 20:22

雑草Z

スターリングエンジン

guyver1092さんに言われて私も丁度スターリングエンジンに関心を持っていたところですが、丁度タイミング良く、ここにリンクの<自然の摂理から環境を考える>でスターリングエンジンについて取り上げていますので、是非覗いて見て下さい。私はとても参考になりました。コメントなどもどうぞ・・

2011/04/30 (Sat) 20:43

guyver1092

Re:スターリングエンジン

 情報ありがとうございます。ほんとにタイムリーでしたね。工場の排熱をスターリングエンジンで回収というアイデアがすでに実証実験中とは、うれしい驚きです。量産効果で、どこまでコストが削減できるかが問題ですね。発電単価がどこまで安くなるかが原発追放の力になれるかどうかの分かれ目ですね。
 株式会社eスターのホームページで見ると、500W~1000Wの出力のようですので、kwhあたりの家庭での買電価格が24円ほどとの事なので、1日8時間月24日運転できると仮定して、出力1000Wで年5万円半ば分の電気を発電できる計算です。この額から考えて、60~70万円ほどのセット価格なら、十分意味のあるエンジンではないでしょうか。工業製品は投入したコストで価格が決まるとのことですので、この額で商売になる製品なら、エネルギー産出比的にも意味のあることだと考えます。また吸収式冷凍機を併用して、温度差を大きくすれば効率がアップするかもしれませんね。温泉利用も問題点は同じですね。

 やはりというべきか、太陽熱利用は、太陽電池と同じコストの問題が発生するようです。エントロピーの高い太陽光を工業的に利用するのは、意味がなさそうです。

 木質バイオマス燃焼発電について、木質ペレットに加工して燃やすというのが致命的でしょう。この加工でエントロピーが相当発生しているのでしょう。燃料の運搬費も考えると、各家庭で発電はやってはいけないことに感じます。ただ家庭から出るごみを燃やして発電することにすれば、自治体がごみを集めて処分する費用が不要になることになるので、社会全体としてはあるいはモノになるかもしれないと考えます。

 都市ガスの利用ですが、スターリングエンジンの値段と熱効率の問題でしょう。ガスを使うというなら、すでにガスエンジンがあるのですから、普通のガスエンジン以上の低コストで、熱と電力を供給できるかが問題と考えます。

2011/05/01 (Sun) 21:08

雑草Z

Re:Re:スターリングエンジン

 4月30日の記事、
『・・・~地域分散型エネルギーシステムの実現に向けて~スターリングエンジンの最近の動向~』は、流して読んだきりでしたが、guyver1092さんのコメントを見ながらもう一度読ませて戴きましたら、内容の理解が進みました。有難う御座います。
guyver1092さんはエンジニアリングにお詳しいですね。技術屋さんなのでしょうか?
 やはりスターリング・エンジンの実用化はまだまだ困難な部分も多いみたいですね。特に太陽熱発電はEPRが悪そうです。そんな中で、guyver1092さんもおっしゃるように、排熱利用やコージェネには活路が見い出せそうです。そして、何といってもguyver1092さんの独自の発想であろう
>吸収式冷凍機を併用して、温度差を大きくすれば効率がアップするかもしれません
はかなりいいアイディアかも知れません。研究して特許を取られたらいかがですか?

 ところで、<自然の摂理から環境を考える>は非常に素晴らしい質のいいサイトなのですが、記事が長くて敷居が高く感じる為か、質の割にはコメントが少ないように感じています。
 上のguyver1092さんのコメント内容は、ここのコメントだけにしておくには勿体ない内容ですので、是非ともあちらにもコメント差し上げて下さい。コメントを参考にまた丁寧に調べて記事にしてくれるかも知れません。

2011/05/01 (Sun) 22:02
☘雑草Z☘
Admin: ☘雑草Z☘
無理に経済成長させようとするから無理に沢山働かなければなりません。あくせく働いて不要なものを生産して破局に向かっているのです。不要な経済や生産を縮小して、少ない労働時間で質素にゆったり暮らしましょうよ!「経済成長」はその定義からも明らかなように実態は「経済膨張」。20世紀に巨大化したカルト。
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