この21世紀を乗り切れるか?
今年最後の記事として、既に25%ほど過ぎて、あと75%ほど残っている21世紀を人類が乗り切れるかどうかをごく簡単に論じたいと思います。
21世紀の残り三四半世紀には文明崩壊の危機的状況が波状攻撃的に襲ってくると予測します。巨大自然災害を除いて全て人為的なものに限るとしてもです。何故なら「持続可能な限界」はとっくに超えて(「成長の限界シリーズ」では、1980年頃超えたと推定しています。)膨張し過ぎた現代は、人々の普段の活動そのものが、持続不可能な致命的なエネルギーの大量消費(浪費)と環境破壊を生み出しているからです。産業革命あたりから始まった工業化と経済膨張の『発展』と言う名の破局への行進が限界地点に達し崩壊するからです。
科学技術を結集してテクノロジーを駆使しても、破局を遅れさせる事は出来ても乗り切る事はできないでしょう。逆に問題を先送りして遅れさせただけ、問題を肥大化させる事になるでしょう。先送り出来なくなった時点で、人類はその付けを清算させられる事になるのです。それが21世紀ではないでしょうか?もう既に精算が始まっている分野も多々あります。環境破壊の要因だけでも沢山あって複合的大崩壊に繋がるでしょう。
それだけでも手に負えない状況なのに、21世紀には新たな戦争も複数始まってしまいました。戦禍は拡大の勢いを増している感もあります。文明崩壊の大きな要因がまた増えた感じです。
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なんか暗い予測しかできませんでした。経済成長に洗脳された現代文明はさっさと破局を迎えたほうがいいでしょう。そして、経済成長を封印して21世紀を乗り切ることが出来れば、22世紀以降に続く「持続可能性」も開け、希望を見出せるやも知れません。
<関連記事> 全て10年以上前に書いた記事ですが、今と同じ見通しです。
1。【21世紀に文明が崩壊する根拠】2010/03/09
2。【複合大崩壊】2012/02/17
3。【本当の恐怖を体験するまでは降りられないか?】2013/12/29
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