雑草の言葉

今年が最後の豊作になるかも。。

2024/11/17
作物、畑 4
 我が家に1本生えている渋柿の木は私が生まれた頃には既に庭に生えていました。子供だったから大きな木に感じましたが、今ほど大きくは無かったと思います。
私がこの家に住んでいなかった頃に強風などで何度か倒れ、その度に起こされて生き続け、今に至ります。
収穫前の柿の木24年10月28
  収穫前の柿の木  24年10月28
 21世紀になってこの家に帰ってきてから私が柿をもぐようになったのですが、豊作の目安は1000個でした。そう、以前(10年くらい前まで)は1000個以上収穫できた時もあったのです。それが最近は不作で、500個以下の収穫が続きました。酷い時は数十個しか収穫出来なかったような記憶です。まあ、普通の柿の木でしたら500個も収穫出来たら「豊作」と言えるかも知れませんが、我が家の柿の木は樹齢70年以上(?)で大きいので1000個以上収穫出来た年も多いのです。
 不作の原因は花が咲く時期に雪や霜が降りたりした気象的要因も大きかったと思いますが、過伐採も原因だったと思います。何度か高枝鋏も届かないところの大きな枝というか太い幹を切り倒してきたからです。脚立に登って高枝鋏でも届かない柿を枝ごと切り倒してもぐ事が目的でしたが、今流行りの低木にして、収穫しやすい木に改造しようとも考えていました。
柿の木 下の枝の柿は脚立無しでもげる24年10月28月曜
下の枝の柿は脚立無しでもげる 24年10月28月曜

脚立に乗って高枝鋏でも届かぬ高枝の柿 24年10月30水曜
 脚立に乗って高枝鋏でも届かぬ高い枝になる柿 24年10月30水曜

 高い幹枝を切り倒すことにより、柿の実はやや収穫し易くなりましたが、なる実の数が、極端に減った年もありました。

 ここ数年は太い幹の伐採は控えたので、また木が大きく高くなり、なる実の数も増えてきました。
そして昨年は、収穫した柿の実は400個ほどでしたが、高い枝に同じくらい柿の実を残し、鳥の餌としました。
 そして今年も、観た感じでは昨年ほど実りました。1000個までは行かなくても結構沢山なったと期待しておりました。
柿の木収穫前24年10月28月曜
  柿の木収穫開始前 24年10月28月曜

 そして10月末に3日がかりで収穫したのですが、枝が高くなり過ぎて、脚立に登って更に高枝鋏でも届かない所に沢山実がなっていましたし、お隣さんにも迷惑だったので、今年は太い枝(幹)を何本か伐採する事にしました。
 人力がモットーなので、木に登ってノコギリで数カ所の太い幹枝を切り倒しました。太い幹枝を切るには時間がかかり、腕が痛くなりました。幹が私の方に落ちてきて危険な場面もありました。枝ごと切り倒すと柿の実も割れたり潰れたりするものも結構あるのです。

 それでも傷んでなくて(干し柿、さわし柿として)使える収穫した柿の実の数を数えると、900個近くありました。久しぶりの豊作です。
収穫された柿仕分け前約850個24年10月31木曜
  収穫された仕分け前の柿 約850個 24年10月31木曜
  干し柿用と渋抜きさわし用の2種類に仕分けします。


しかし柿の木は、これまでで最も過剰伐採してしまい、広い切り跡で傷だらけになってしまいました。
 この慣れ親しんだ渋柿の木が枯れてしまうかも知れません。でも高いままにはして置けなかったので仕方ない事です。来年の収穫はあまり見込めなくとも、傷だらけでも生き続け、その後少しずつ収穫が増えていくかもです。
幹枝が切り落とされた柿の木 24年10月31木曜
幹枝が数本切り落とされて無惨になった柿の木 24年10月31木曜
柿の木の手前や横に切り落とした幹枝が横たわっている


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Comments 4

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たっきー

こんばんは

たくさん収穫されましたね、お疲れ様でした。

収穫して干してと、初冬のルーチンワークも、数年前までは両親がやってくれていましたが、今では母ひとりでやってくれています。
息子はいつも同じ食べる係りです・・・あはは

柿に限らず、果樹は適度な剪定をする事で、成り年と裏年という事を避けられ、収量の安定と果実の品質安定が見込めるんだと聞いたことがあります


追伸
いつもコメントありがとうございます、キチンと返信が出来ずに失礼しております、母はあちこちから渋柿をもらって来ているようで、我が家には大きな柿の木は植えてありません

もう一つ、リニア工事に関しては雑草さんが懸念されている事が実際に起きているようです。

しかし、あまり報道はされていないように感じています

2024/11/17 (Sun) 22:51
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

Re: こんばんは

>収穫して干してと、初冬のルーチンワークも、数年前までは両親がやってくれていましたが、今では母ひとりでやってくれています。

お母様は凄い働き者ですね。私の母は施設に入る前は皮剥きはやってくれてましたが、木が高い事もあって収穫はずっと私がやってました。柿の作業の半分以上はここのところずっと私です。

>果樹は適度な剪定をする事で、成り年と裏年という事を避けられ、収量の安定と果実の品質安定が見込める

なるほど、私は剪定はど素人なのでなかなか難しいと思いますが、考えてやっていこうと思います。

>母はあちこちから渋柿をもらって来ているようで、我が家には大きな柿の木は植えてありません

なるほど、だから今年の柿の種類(形)は昨年と全く違っていたのですね!昨年は細長い尖った柿で、今年は我が家のように平たい柿でしたね!?

>リニア工事に関しては雑草さんが懸念されている事が実際に起きているようです。

伊那谷でも森林とか地下水に影響が出ましたか?原発まで動かしてエネルギーを浪費して豊かな自然を破壊するリニアは理に合いませんね!

2024/11/18 (Mon) 07:29

愛着のある柿の木 

>この慣れ親しんだ渋柿の木が枯れてしまうかも知れません。でも高いままにはして置けなかったので仕方ない事です。来年の収穫はあまり見込めなくとも、傷だらけでも生き続け、その後少しずつ収穫が増えていくかもです。

写真に見える残っている柿を見たら、絵本「二ほんのかきのき」熊谷元一さく 福音館書店1968年発行 を思い出しました。
ーらいねんもよくなりますように」と、1つだけのこしてある「きまもり」のかきが、まだおちずにのこっています。ー

2024/11/23 (Sat) 15:46
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

Re: 愛着のある柿の木 

>写真に見える残っている柿を見たら、

よく気が付かれましたね!?幹枝を切り倒した時に割れたりした柿は柿の木の後ろの塀寄りに寄せて置いたのですが、
この1個は、見えている反対側がカラスなんかに大きくかじられていたけれど、切り倒した幹の枝にしっかり付いていたのでそのままにしておきました。10月末に切り倒したのに、昨日見てみたら柿はまだしっかりと枝にぶら下がっており不思議な感じがしました。半分かじられていた上にもう切り倒してから三週間以上経っているのです。
>絵本「二ほんのかきのき」熊谷元一さく
に描かれているようにまさしく
>1つだけのこしてある「木守りの柿」ですね。
意図せぬ出来事でした。
「木守り」の木っていい響きです。

2024/11/24 (Sun) 02:24
☘雑草Z☘
Admin: ☘雑草Z☘
無理に経済成長させようとするから無理に沢山働かなければなりません。あくせく働いて不要なものを生産して破局に向かっているのです。不要な経済や生産を縮小して、少ない労働時間で質素にゆったり暮らしましょうよ!「経済成長」はその定義からも明らかなように実態は「経済膨張」。20世紀に巨大化したカルト。
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