古い種ばかり蒔いてみた
秋蒔き野菜の種を蒔くために整備した畝
切らずに長く伸びたままの茎は八丈オクラ。3mに近い高さ
野口のタネから種を取り寄せるとまた時間がかかるので、この秋は種屋さんから種を買って蒔こうと考えました。その前に蒔ける種が無いかと家に残っていた種を確認したところ、1年以上経って「有効期限切れ」の秋蒔き野菜の古い種が結構ありました。これを蒔いてみようと思いました。
採種日はどれも1年以上前(最長5年前)の「古い」種の袋
種を採種したその年に蒔かずに翌年以降に蒔くと発芽率がどっと下がる事は、春蒔き野菜の一部で実験済みでした。
今年の夏に入る前に種を保存していた冷蔵庫が壊れたので、古い種は冷蔵庫から出して常温保存していました。だから種も今年の猛暑でかなり死んでしまったやも知れません。一袋の中全滅の種もあるやもしてません。
折角草藪状態だった畑を整備したのだから、しっかり発芽するように新たな種も蒔いたほうがいいのでしょうが、そんなに種を蒔く場所がありません。何種類かの古い種を蒔いて実験したいので、全て古い種を蒔くことに決めました。種が全然発芽せずに秋蒔き野菜を収穫できなかったら残念でしょうが、「実験したい、試してみたい」気持ちの方が遥かに勝ります。
全然発芽しなかったら、今年の野菜作りはこれでお仕舞いの獅子舞で・・楽ちん・・と、思う事にします(笑)。
食糧危機が来たらそんな悠長な事は言ってられませんが、「その時」の為にも冷蔵保存しなかった「古い種」がどこまで発芽するか試してみることには大きな意義があります。・・ってこじつけです。試してみたいだけなのです。有効期限切れの種でも発芽する事を確認したいのです。 発芽率が悪いのなら、面積あたり種を多めに蒔くのみです。(種が全滅してたらどうしようもないですが・・)
左:野口のタネから2019年購入の アオナガ大根 の種
右:野口のタネから購入した みの早生大根 から2022年自家採種した種
一般の種屋さんのタネの袋には、種の有効期限(約1年)しか記されていませんが、野口のタネの袋には親切に種子寿命なども細かく記載されているいのです。
例えば、
一般菜類に準じ常温で2〜3年
とか
よく乾燥したタネならやや長命の部類(~4、5年)
などと記されているのです。
野口のタネの袋には、
採種法、種子寿命、休眠期、種子保存法、、来歴、収穫期、播種期、播種法、覆土、発芽適温、栽培法
など多くの情報が記載されています。
野口のタネのHPでも見れますが、袋にこれだけの情報が記されているのは便利です。良心的です。
この記載の種子寿命を過ぎてしまった種もありますが(2019年採種の種など)兎も角全て、採種してから1年以上の「有効期限切れ」の古い種ばかりを蒔きました。・・ダイコン3種、茎たち菜3種、ホウレンソウ1種、小カブ1種。狭い畑に畝を変えて8種類も蒔きました。この中にはきっと発芽する種もあるんじゃ無いでしょうか? さて(10月中に)どのくらい発芽することやら・・?
野口のタネ自慢の みやま小かぶ
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