アークランズ 決算/3~11月増収増益、外食事業が好調

2025年01月07日 16:27 / 決算

アークランズが1月7日に発表した2025年2月期第3四半期決算によると、売上高2378億1300万円(前年同期比0.9%増)、営業利益127億200万円(4.1%増)、経常利益157億1300万円(26.4%増)、親会社に帰属する当期利益97億4300万円(8.0%増)となった。

アークランズ

小売事業の売上高1930億300万円(0.1%減)、営業利益50億2500万円(2.8%増)。

ホームセンター部門は、家庭用品、カー・レジャー用品が堅調に推移した一方、園芸用品が苦戦した。また、フレッシュハウスの完全子会社化の影響により、リフォームサービスの売上高は前年同期比12.9%増と
なった。

ホームセンターの11月末の店舗数は、7月にスーパーセンタームサシ長岡店(新潟県長岡市)の移転増床、10月にスーパービバホーム湘南平塚店(神奈川県平塚市)の出店と3店舗の閉店をした結果、141店舗となっている。

また、前年下期に行った価格改定により売上総利益率が改善。販売費および一般管理費は新規出店コスト、人件費単価、エネルギー価格の上昇があったなか、人員配置の適正化、宣伝広告のデジタルシフト、物流の効率化により抑制できたという。

卸売事業は、売上高34億2900万円(11.3%減)、営業利益4億9600万円(136.9%増)。

前年下期に行った価格改定と取扱商品の見直しにより売上総利益率が改善した。

外食事業は、売上高407億5400万円(7.8%増)、営業利益43億3900万円(6.8%増)。

主力のとんかつ専門店「かつや」(国内)は、店舗のDX化の推進に加え、10回のフェアメニューと1回のキャンペーンを実施した。

その結果、1~9月における直営店の既存店売上高が、前年比4.7%増と伸びた。

店舗面では、直営店5店舗、FC店11店舗の出店、FC店2店舗の閉店により、9月末の店舗数は純増14店舗の486店舗となっている。

からやま・からあげ縁(国内)は、グランドメニューの改定に加え、8回のフェアメニューと2回のキャンペーンを行った。

店舗は、「からやま」直営店4店舗、FC店1店舗の出店、FC店6店舗の閉店、「からあげ縁」FC店2店舗の出店、FC店3店舗の閉店により、9月末の店舗数は159店舗となった。

不動産事業は、自社開発の店舗のテナント賃料を収入源としている。売上高103億100万円(3.2%増)、営業利益は25億7200万円(12.0%減)。

2023開業したアークスクエア御経塚、2024に開業したアークスクエア湘南平塚の影響により営業収益が増加したものの、新規出店による初期費用が影響し、増収減益となっている。

通期は、売上高3150億円(1.4%増)、営業利益185億円(14.8%増)、経常利益190億円(14.5%増)、親会社に帰属する当期利益120億円(31.5%増)を見込んでいる。

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