マツキヨココカラ 決算/4~9月売上高3.5%増、人流拡大し化粧品など好調
2024年11月14日 16:37 / 決算
マツキヨココカラ&カンパニーが11月14日に発表した2025年3月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高5257億2900万円(前年同期比3.5%増)、営業利益376億6200万円(0.3%増)、経常利益396億1800万円(1.1%減)、親会社に帰属する当期利益249億5800万円(3.4%減)となった。
マツモトキヨシグループの国内店舗数は1925店舗(うち調剤薬局数456店舗、健康サポート薬局数36店舗)となり、薬局経営支援サービスである調剤サポートプログラムの加盟店舗数は235店舗まで拡大した。
一方、海外では、グアムに新規出店。海外店舗数は、タイ王国で28店舗、台湾で23店舗、ベトナム社会主義共和国で10店舗、香港で11店舗、グアムで1店舗の合計73店舗となっている。
マスクや検査キットなど、新型コロナウイルス関連商品の反動減はあったものの、都市部や繁華街、商業施設内などの人流拡大や訪日外国人観光客の増加により、化粧品を中心として売上が好調に推移した。
ココカラファイングループの国内店舗数は1563店舗(うち調剤薬局数544店舗、健康サポート薬局数98店舗)。
マスクや検査キットなど、新型コロナウイルス関連商品の反動減や、売上構成比の高い調剤事業における薬価改定の影響などがあったものの、ロイヤルカスタマーの醸成に向けた効率的かつ効果的な販促策の実施により化粧品の売上が伸長し、全体の売上を押し上げたという。
PB(プライベートブランド)商品については、グループ初のメンズスキンケア・ヘアケアプライベートブランドとなる「KNOWLEDGE(ナレッジ)」の販売を開始。既存のPB商品では、「nake(ネイク)」や「RECiPEO(レシピオ)」から新商品の追加展開を順次進めている。
「matsukiyo」から人気保湿ケア商品「ヒルメナイドシリーズ」の新たなラインナップとして「ヒルメナイドスプレー」をスタートしたほか、「matsukiyoLAB」からアスリートラインおよびサステナブルロカボライン、「ザ・レチノタイム」などから新商品を発売した。
また、グループの顧客接点を活用し、店舗とアプリ・オンラインストアを融合する施策の推進を通して、顧客の利便性向上を図った。なお、経営統合によるシナジー実現に向けた取組についても、引き続き計画通り順調に進捗している。
2024年9月末現在におけるグループの顧客接点数は、1億5293万となり、国内店舗数は3488店舗(うち調剤薬局数1000店舗、健康サポート薬局数134店舗)となった。
通期は、売上高1兆500億円(2.7%増)、営業利益775億円(2.4%増)、経常利益815億円(1.2%増)、親会社に帰属する当期利益525億円(0.3%増)を見込んでいる。
■マツキヨココカラの関連記事
マツキヨココカラ/公式アプリをリニューアル、調剤のデジタル化拡大
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。