ドン・キホーテ/黒髪以外の従業員55.4%「髪色自由化」が若年層採用に寄与
2025年01月16日 15:44 / 経営
ドン・キホーテは1月16日、2022年3月に実施した店舗従業員の「髪色自由化」以降の「髪色」について調査結果を発表した。
調査結果では、カラー(黒髪以外)の従業員は全体の55.4%に達し、前年から3.1ポイント増加。特に、カラフルな髪色(派手髪)の従業員は23.8%で、前年から4.5ポイント増えており、髪色を楽しむ従業員が増える傾向が見られた。
年代別では、10代の「派手髪」率が39.0%と最も高く、前年より4.0ポイント増。10代~30代までの若い世代で、「派手髪」率が3割を超えた。20代では前年比9.1ポイント増と、最も大きな伸びを示した。
色別の内訳では、「派手髪」の従業員の23.0%が「金・ゴールド」を選択。続いて「アッシュ」(12.2%)、「桃・ピンク」(11.7%)、「赤・レッド」(10.4%)が上位を占めた。前年と比較すると、上位の髪色比率が減少し、より多様な髪色が選ばれる傾向にある。
髪色自由化によるお客や同僚からの反応は、「ポジティブ」「ニュートラル」が97.9%を占め、「ネガティブ」はわずか2.1%だった。「派手髪」であることで、接客から購買へとつながるなどの効果や、従業員間のコミュニケーション活性化に寄与している。
また、髪色自由化後に入社した従業員の67.9%が「入社を決める要因の1つとして髪色自由化を意識していた」と回答。特に女性とパート・アルバイトで約7割と高い傾向が見られた。年代別では10代が88.7%と最も高く、若年層の採用において髪色自由化が重要な要素となっていることが明らかになった。
同社が髪色自由化後に店舗従業員の「髪色」についてアンケート調査をするのは、今回が2回目となる。
■アンケート概要
対象者:ドン・キホーテ店舗従業員(社員/パート・アルバイト)
調査期間:2024年11月21日~12月5日
回答者数:2931人
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