PPIH 決算/7~9月売上高8.1%増、訪日外国人増え免税品など好調

2024年11月12日 15:16 / 決算

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(以下:PPIH)が11月11日に発表した2025年6月期第1四半期決算によると、売上高5505億9100万円(前年同期比8.1%増)、営業利益410億6000万円(24.9%増)、経常利益321億1100万円(11.0%減)、親会社に帰属する当期利益204億6600万円(16.8%減)となった。

国内事業における売上高は4644億5000万円(7.6%増)、営業利益は400億6300万円(26.6%増)。訪日外国人観光客の増加に伴い、免税売上高が増え、PB・OEM商品売上高の伸長、夏の季節商品の需要増、価格戦略強化に伴う客数増加などで、既存店売上高成長率は5.6%増となり、売上高および営業利益は増加した。

北米事業における売上高は643億1700万円(10.5%増)、営業利益は9億9700万円(13.8%減)。円安進行・新規出店により、売上高は増加した。だが、同時に販売費・一般管理費も増加。新規出店の初期コストなども発生し、営業利益は減少している。

アジア事業における売上高は218億2300万円(11.4%増)、営業損失は100万円(前年同期は7200万円の営業利益)。出店施策による店舗数拡大や円安進行により、売上高は増加した。一方、販売費・一般管理費の増加と既存店売上高の減少により、営業損失となった。

第1四半期連結累計期間の国内事業の出店状況については、関東地方に1店舗(東京都:ドン・キホーテ調布駅前店)、中部地方に1店舗(長野県:佐久平店)を出店。法人別内訳は、ドン・キホーテ2店舗となる。

9月末時点におけるグループの総店舗数は、国内634店舗、海外112店舗の合計746店舗(6月末時点742店舗)となった。

7月には、majicaアプリ会員数が1500万人を突破。アプリと連動した、会員限定サービスなど、新規・既存顧客へのマーケティング戦略や、新たなCMの放映を開始するとともに、CM連動のSNSキャンペーンや限定コラボグッズの販売を行った。

通期は、売上高2兆2200億円(6.0%増)、営業利益1500億円(7.0%増)、経常利益1354億円(8.9%減)、親会社に帰属する当期利益865億円(2.5%減)を見込んでいる。

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