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- 【東京】ステーキ・鉄板焼
- ☆渋谷ランチ
イチボステーキが限定で始まったと聞き、OPEN以来2度目のいきなりステーキに行ってきました。
ボクは頻繁に見かけるのでみなさんも一度は出会ったことがあると思います。
お客のおじいちゃんが店員さんに親し気に話しかける姿を。
個人店ではよくある平和な光景ですが、チェーン店となるとそうでない場面もあります。
チェーン店の従業員さんは、いそがしくってメンドクサそうにしていることもあります。
個人店のオーナーであれば自分の裁量で親しく時間を割くことは可能です。
しかしチェーン店の従業員となると店の方針に従うのが最優先。
申し訳なく思っていても次に待っているお客さんの対応に追われれば長い時間を割くことはできません。
イチボステーキ(150g) 1490円 + 平日限定ランチセット 170円
ライスおかわり無料
たぶん想像するに、以前に時間があるとき優しくしていただいたんでしょうね。
一人で来て食事の時に誰かと会話する楽しみを求めてやってきても、
ソコを理解してあげれないおじいちゃんというのは、
なんだか寂し気でかわいそうで申し訳ない気がしてしまいます。
すると、おじいちゃんが店員さんを呼び出すと、なにやら両者が深刻そうな顔になりました。
ボクは瞳を閉じて、二人の会話を盗み聞きすることに全神経を集中させました。
「申し訳ございません、お客様のマイレージは2024年の7月7日の有効期限で失効してしまいました」
「こちらのクーポンをお使いになれば普段よりはお安く提供することもできます」
そっと瞳を開き振り向いてみると、顔面蒼白なおじいちゃんが「あ・・あ・・・」と言葉にもなっていない。
こんな時代に誰がしたんだ。
誰が、こんな姿を見て誰も手を差し伸べることができない時代を夢見てきたのか。
テクノロジーの進化は誰を幸せにしたのか。
もう耐えられない。耐える必要もない。
気が付けばボクは大きな声で店員さんを呼んで、こんな言葉を口に出していた。
ライスおかわりください。