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- 【自宅めし】東京
太宰治が好きだったものを集めて晩めしにしてみました。
こういう飯作るの初めてです。
私は、筋子に味の素の雪きらきら降らせ、納豆、青のり、と、からし、添えて在れば、他には何も不足なかった。
『HUMAN LOST』
鮭缶が丼の中にあけられた。太宰はその上に無闇と味の素を振りかけている。 「僕がね、絶対、確信を持てるのは味の素だけなんだ」
檀一雄『小説 太宰治』
湯豆腐で晩酌とくれば太宰治だ。酒のさかなはもっぱら湯豆腐だった。結婚して甲府市御崎町に借家住まいをしたとき「津島さんではふたりきりなのに、何丁も豆腐を買ってどうするんだろう」と近所のうわさになったほど。
名古屋のお母さんに小さい頃から、味の素は石油でできてるから絶対に食べちゃ駄目だと育てられたのに・・・
今日、実の母親との約束を破って生まれて初めて味の素を購入してしまったボクは人間失格ですね。
石油なわけねえけど。
