ドッグフーディング
自社製品・サービスを自社で使うよ
品質テストになるよ
簡単に書くよ
ドッグフーディング(英:dogfooding)とは
自社の製品やサービスを自社で実際に使うことで、不具合や改善点を見つけたりするのに役立てること
です。
詳しく書くよ
サクッと一言で説明すると
自社製品・サービスを自社で使うこと
が「ドッグフーディング」です。
例えば、そうですね。
ピヨ太君が社長を務めるピヨピヨカンパニーで新しく顧客管理システム(ピヨピヨ顧客管理システム)を開発しました。
これをたくさん売って、ガッポガッポと儲けるつもりです。
ある日のことです。
ピヨピヨカンパニーで営業部長を務めるピヨ子さんが新しく顧客管理システムを導入しようとしていました。
それを見たピヨ太君は「どうせならテストを兼ねてピヨピヨ顧客管理システムを使ってもらいたいな」と思いました。
そうすれば顧客管理システムを導入する費用が抑えられます。
ピヨピヨ顧客管理システムのテストにもなります。
一石二鳥です。
ピヨ太君はピヨ子さんにお願いし、ピヨピヨカンパニーの営業部にピヨピヨ顧客管理システムを導入しました。
早速、ピヨ子さんはピヨピヨ顧客管理システムを使ってみました。
ところがどっこい、ピヨピヨ顧客管理システムは、とっても使いにくいです。
ピヨ子さんはピヨ太君に「あれがダメ」「ここもダメ」「こっちをこーして」などなど言いたい放題言いました。
ピヨ太君は涙目になりながらピヨピヨ顧客管理システムを改良します。
その結果、ピヨピヨ顧客管理システムは、なんか良い感じになりました。
めでたし、めでたし。
この話においてピヨピヨカンパニーがやったこと(ピヨピヨカンパニーで開発したピヨピヨ顧客管理システムをピヨピヨカンパニーに導入する)がドッグフーディングです。
自社の製品・サービスを自社で使うということは、会社をあげてその製品・サービスのテストをやるようなものです。
その製品・サービスの利用者の気持ちを味わえます。
実際に使うことで「あれ?ここは変じゃない?」な不具合を見つけたり「ここがこうなっていたら、もっと便利なんだけどな~」な改善点を見つけたりしやすいでしょう。
ドッグフーディングは同じ会社の中に開発者と利用者がいる状態になります。
そのため
1.利用者目線の知見を得られる
2.利用者側の意見を開発側に伝えやすい
3.利用者とはいっても身内なので、多少のミスがあっても「どんまい!」で済ませられる
などのメリットがあります。
一言でまとめるよ
まぁ「ドッグフーディング」って単語が出てきたら「自社製品・サービスを自社で使うことなんだな~」と、お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「dog(ドッグ)」の意味は「犬」とかです。
「fooding(フーディング)」は「food(フード)」+「ing」です。
「food(フード)」の意味は「食べ物」とか「餌」とかです。
何となくくっつけると
犬の餌ing
となります。