レーダチャート
中心から放射状に軸が広がっているグラフだよ
それぞれの軸の上に点を置いて、隣り合う点同士を線でつなぐよ
全体像を把握したいときに使うよ
簡単に書くよ
レーダチャート(英:radar chart)とは
キャラクターのステータス値とかを表現するときに使うクモの巣っぽい見た目のグラフ。
もう少し具体的に書くと
中心から放射状に広がっている軸の上に点を打って、隣り合う点同士を線でつないだグラフ
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「グラフ」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
グラフは「パッと見でイメージしやすいように、数値を絵で表現したもの」です。
数字同士を比較したり、比率や推移、分布などを表現するときに使います。
以上を踏まえて
1.軸が中心から放射状に広がっている
2.軸の上に点を置く
3.隣り合う点同士を線でつなぐ
ことで複数の要素を表現するグラフ
が「レーダチャート」です。
レーダチャートは、対象の全体像を表現するときに使います。
キャラクターのステータス値を表現したい場合などです。
例えば、そうですね。
ピヨ太君がいます。
ピヨ太君のステータス値を数字で表すと以下のようになりました。
知力:3
体力:1
気力:2
度胸:4
幸運:5
これをレーダチャートで表現すると、以下のようになります。
このレーダチャートからは
1.体力はない
2.気合は足りない(気力は低い)けど度胸はある
3.運は、ばつぐんに良い
といったことが分かります。
そこからピヨ太君の全体像を読み取れますね。
例えば「能力のバランスは良くないけど運と度胸で世の中を渡っている」などです。
ついでなので、ピヨ子さんも分析してみましょう。
ピヨ子さんのステータス値を数字で表すと以下のようになりました。
知力:5
体力:5
気力:5
度胸:2
幸運:4
これをレーダチャートで表現すると、以下のようになります。
このレーダチャートからは
1.文武両道
2.少しだけ臆病
3.普通よりは運が良い
といったことが分かります。
そこからピヨ子さんの全体像を読み取れますね。
例えば「全体的に能力は高いけど度胸が少し足りない」などです。
このように、複数の要素を同時に表現することで全体像をつかみやすくするグラフがレーダチャートです。
ゲームが好きだったり、設定資料集などを読むのが好きな人であれば、一度は目にしたことがあるはずです。
注意点として、レーダチャートは軸の取り方によって印象が変わります。
もう一度、先ほどのピヨ太君のレーダチャートを見てください。
このレーダチャートからは「能力が偏ってるな~」という印象を受けるはずです。
軸の配置を変えてピヨ太君のレーダチャートを書き直してみました。
以下のレーダチャートを見てください。
並べると以下のようになります。
いかがでしょう。
軸変更後の方が何となく中央に寄っているように見えませんか?
このように、レーダチャートは軸の配置によって印象が変わります。
その性質を利用して、意図的に軸の配置を変えている場合もあります。
ご注意ください。
一言でまとめるよ
まぁ「レーダチャート」って単語が出てきたら「クモの巣っぽい見た目のグラフなんだな~」と、お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「radar(レーダ)」はカタカナで「レーダ」で分かりますかね。
「chart(チャート)」の意味は「図」とか「表」とか「グラフ」とかです。
何となくくっつけると
レーダっぽいグラフ
となります。